STEP1対策⑤~模試のススメ~
ハイ!ナイストゥミーチュ!セザキングです。さぁどんどんいきます!
では今回は模試についてお伝えします!
模試ってめっちゃくちゃ大切ですからね。チェケラ!
落ちる人の特徴
あのー突然ですけど、落ちる人の特徴言ってもいいですか?
ドキッとしました?笑
それは「模試を受けない人」です。
いやまじで。
模試を受けない人の気持ちの根底には「自分の実力が分かるのが怖い」という気持ちがあります。10年以上にも渡る指導経験から間違いないです。模試を受ける主な意義は自分の実力を客観的に知ることであり、あと苦手科目を把握することもできます。また後述するように本番と同じような時間・難易度の設定を体験することにより、本番で求められる能力を実感することができます。
いかに怖くても実力を正確にはかることなくしては対策をうつことができません。一方で成功する人は確実に模試を何度も受けます。
国家試験とUSMLEで求められるもの
日本の国家試験で求められるものは当然ながら「知識」です。医学全般の知識が幅広く求められます。
では、一方でUSMLEで求められるものはなにか?それは「知識」「スピード」「体力(集中力)」です。ここに気づいている人は少ないです。求められる知識の違いだけではなく、全く違った能力が必要になります。
USMLEでは1問90秒という短い時間で英語の問題を素早く解く必要があります。しかも、試験時間は8-9時間と長丁場であり、休み時間も殆どありません。
そう、知識だけの問題ではないんですね。だから知識以外の要素に対しても特別な対策が必要になるんです。
スピード対策の初めの一歩は模試を受けることです。最初に模試を受けて「とにかく時間が足りない」ことを知るのが重要です。
体力対策は後述しますが、模試を2連続で受けることです。
だから問題集を終える毎に模試を絶対に受けてください。最初の模試は(何かしらの)問題集を一周終えたあとに受けることをお勧めします。最初の模試は爆死覚悟になりますが、いかに自分の実力が足らないかを実感してください。至らなさを痛感することが成長への大きな一歩になります。
USMLE模試の紹介
2021/10/02現在、USMLEの模試は4種類ありますが、基本的にオススメするのはNBMEとUWorld self assessmentの二つです。
1) NBME
NBMEは本番に出題される問題を提供している機関です。このNBMEが自ら模試を提供してくれています。これらは本番の問題傾向に対応して新たに作られていきます。例えば2011年の5月中旬には免疫学の出題量が増える等の変更点があり、それに対応して新たに模試が作られました。最近の傾向と大きくかけ離れた過去の模試は削除されていきます。最近では2021年3月に大幅な変更があり、旧来のものを最新のものに全て入れ替えるということがありました。2021年10月現在ではNBME30までリリースされています。
これまでNBMEの模試は解説がついてないことが欠点でしたが、2021年3月の大改訂によりついに解説が付くようになりました。これにより復習が可能となっています。
NBMEの模試は、1block:50問/75min ×4block(Standard-Paced)で構成されています。購入する際にSelf-Pacedを選択すると制限時間が四倍になりますが、これでは時間に追われる感覚が体験できないため本番のような緊張感も薄れ、自分の本当の実力が反映されません。模試を受けるときはStandard-Pacedにしましょう。
2) Uworld self assessment(UWSA)
もう一つの模試です。UWSA1,2の2種類あります。これらは、1block:40問/h ×4blockで構成されています。問題集を購入するとセットで付いてきますが、単品での購入も可能でこちらの模試は一回40$です。2つ同時購入すると少し割り引かれて70$になります。全体的な難易度はNBMEよりも高いですが、UWの問題集と同様に非常に質が高い模試ですので是非1,2とも受けてください。もちろん解説付きなので全ての問題をしっかり復習しましょう。
この模試には難点が一つだけあります。それは点数が少しに出てしまう傾向があることです。本番で230くらい取れる実力のある人が受ければ240前後の予想スコアが出てしまう可能性があります。よって、230を狙っている人がUWSAを受けて230取れたからといって230取れる実力があるとは限りません。非常に質が高い模試ですが、模試のスコアはNBMEのほうを参考にするのがいいと思います。
3)USMLE-Rx Self-assessment exam
文字通りRxの模試です。これを使用する方は殆どいないので僕もあまり詳しくはありませんが、Rxの問題集の問題と類似した問題が数多く出題されやすく予想スコアを上振れしやすいようです。他の模試を解き終えた方や、Rxの問題集と一緒に購入された方が試してみてもいいでしょう。
4)Amboss
ハイスコア向けの問題集として有名なAmbossも模試を提供するようになりました。これもRxと同様に利用される方が少ないのであまり情報はありませんが、今後STEP1がP/F化になることも踏まえると無理に利用する必然性は乏しいのではないかと思います。
以上になります。僕は利用可能な模試は全て受けました。
次回はFIRST AIDの使い方をお伝えします。
こちらにSTEP1対策に関してまとめたのでこちらもご覧ください!
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