STEP2CS対策⑭~CS合格に必要な英語力について④ レベル1(CS合格不可能レベル)の対策~

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STEP2CS合格不可能レベルの対策

 

ハイ!瀬嵜にしやがれ。Dr.瀬嵜です。

やらなきゃいけないことが山ほどあるのにすぐにゲームしたり、動画見てしまうダメダメ人間です。笑

英語レベル別CS対策

さて、英語レベル別CS対策を進めていきましょうか。

前回のレベル2に続き、今回は一番英語ができないレベル1の方へのアドバイスです。

③レベル3(listening + speaking: 35未満):CS合格に必要な英語力に明らかに足りていないレベル

このレベルの方は残念ながら基本的な英語力が足りていないと言わざるを得ません。

もちろんテストの点数で判断することは難しいのですが。この基準を下回る場合はKaplanを受けることすら意味をなさないかもしれません。

事実、多くの医学部で海外実習に必要なTOEFLの点数を80点(IELTSだと6.5くらいに相当)としているところが多く、この基準は「80点を切っていると実習に行っても意味ないかもしれません」という注意勧告のために設定されていると考えられます。日本人で80点を取った場合の内訳は、多くの場合でreadingとwritingで合計45、listeningとspeakingで合計35くらいになることが多いと考えられ、よって35点を切っていると海外の医療現場で活躍することはおろか実習する意義すら怪しいということです。実際に僕自身も83点の時にトーマスジェファーソン大学の精神科でエクスターンをした時には、精神科という要素も加わり、英語の面で非常に苦労しました。

➡僕が知る限りTOEFL80未満でCSに合格した人は一人もいません。(もちろんどこかにいるかもしれませんが。)印象としては80-90くらいであれば合格可能圏ではあるものの、非常に対策に苦労します。

このレベルの人達は長期的にプランを立てていき、まずは基本的な英語力を伸ばしていきましょう。学生であれば長期休みを使って語学留学にいくのもいいですし、社会人でも時間を見つけてこつこつ英語の勉強をしていきましょう。必ずしもTOEFLを受ける必要はありませんが、自分の英語力を客観的にみるために受けてみるのも悪くないと思います。TOEICはTOEFLに比べてかなり簡単であり、readingとlisteningしかない上に、ビジネス英語に特化している傾向が強いため受ける必要性はありません。

英語の勉強方法を教授出来るほどの力は僕にはないので、具体的な方法論を語ることはできませんが、付録として僕が実際に使った教材やその評価を載せています。(次の記事参照)上のレベルに達したなと感じられたらCSの具体的な対策に入られるのがいいかなと思います。

~まとめ~
推奨対策期間:半年~2年
推奨対策内容:まずは基本的な英語学習

➡これまでのCS指導経験から改めてCS合格に必要な英語力について考察してみます。

・リスニング力

当然ですが、SPの言ってることが理解できないと鑑別も何もできません。本番ではSEPを守るために聞き返しはゼロにしますが、1回で多くの情報量を聞き取るためには普段からリスニング力を鍛えておく必要があります。

・発音

CS受験では死活的に大事です。現在の最低基準では発音がかなり重要視されている印象です。そのため、CS受験を始める前に必ず発音関係の参考書を1冊仕上げて、舌の動きを把握すべきです。米国在住でSEP落ちする人の多くは発音の問題です。いわゆる日本語英語でも海外では通じてしまいますが、評価が厳密なCSではかなり致命傷になります。

発音はできる限り改善すべきですが、それでも苦手なものは存在します。その場合はフレーズから徹底的に除去したほうがいいです。余分な副詞は出来るだけ避けたほうがいいでしょう。

・文法力

CS受験ではフレーズ丸暗記が基本中の基本ですが、覚えるべきフレーズの選択にも十分注意する必要があります。予備校や他の業者からCSに必要な英語フレーズを与えられることがありますが、結構な確率で変なフレーズが混じっています。ネイティブが作るものですら変な英語が入っているのです。

考えてみたら不思議なことではなく、僕ら日本人でも文章の得意・不得意があり、不得意な人が書く日本語は非常に読みにくく文意も分かりにくいことがあることから分かるように、外人が書く英語が常に完璧とは限らないのです。

そこで我々が持つべきは文法力であり、そのフレーズが英語として正しいかどうかを判断する目が必要となります。

また文法とはやや話が異なりますが、違和感のある文章も徹底的に排除すべきです。例えば、同じ語の多用は稚拙で違和感のある英語になります。その場合はパラフレーズを使って言い返すべきです。また同じ文章にanyなどが2回以上入るのも非常に違和感のある英語となります。

これらの違和感をキャッチするのが文法力というわけです。

・瞬間英作文力=パラフレーズ力

これは上記の文法力と重なる部分がありますが、非常に大事な要素です。英語の会話では「言い直し」が非常に嫌われます。

「I will beあ、いや、あーI am going to」

のような英語は最悪です。

でもこうやって喋っている人めちゃくちゃ多いですよね。言い直すくらいなら間違っててもいいからそのまま言い切ったほうがいいとされます。

どんなに気を付けていても言い間違えてしまうことはあります。例えば、先ほどのように、本当はI am going toと言おうと思っていたのに、思わずI willと言ってしまった場合です。この時はそのままI will ask youとかI will be asking youとかに言い換えてそのまま言い切るべきなのです。

Have you noticed any change in your body weight?と言わないといけないところで間違えて、Has….と言ってしまった。そこで「あーsorryえーHave you…」とかもう最悪。目も当てられない。

この場合は、Has there been any change in your body weight?

ととっさに言い換えて言い切るのがベストです。このように瞬間的に間違いを修正できるかというところが、CSで求められる基礎的な英語力かなと思っています。

さて、では英語レベル1で路頭に迷っているみなさんはこれからどうすべきなのか。英語が未だに苦手な僕の英語勉強法をこれからちょっとだけ御裾分けしていきます。こちらから。

しかし、基礎英語力は医学とは無関係なので、英語勉強法は必ずしもこのブログで体得する必要はありません。巷には英語の勉強方法が溢れかえっています。その中から自分にあったものを取捨選択していってください。

では、一旦ここで!しーや。

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