STEP2CS対策⑮~CISサイレント難化か?前編~

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国家試験で英語長文問題が出題

ハイ!ナイストゥミーチュ!セザキングです。

6年生の皆さん、国家試験お疲れ様でした!特にUSMLE勢の出来はどうだったのでしょうか。今回は初めて臨床問題に英語長文問題が出題されて話題になりました。しかも、2日目にも出題されております。10年前に比べると難易度や配点が徐々に上がってきているようです。いずれ国家試験の英語問題に関しても記事にしたいと思います!

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STEP2CS対策:サイレント評価基準があった?

CS難化してる可能性ありか

では、本題へ。

都市伝説レベルかもしれませんが、もしかしたらサイレントでCSの評価基準が変更されたのではないかと思っています。また、最近twitterの質問箱でも「2019年9月にSEPの評価基準の変更がありましたか?」というタイムリーな質問を頂きました。

そこで、僕個人の意見を述べてみようかと思います。とはいえ、公式なアナウンスは一切ないので、真実である可能性は高くないですし、当然確証もありません。まぁ、参考に留めておきながら聞いてくださいな。

まず、僕が現時点で考えていることは「恐らくCISの評価基準が変更になっただろう」ということです。それに伴ってSEPの評価基準も変更になっている可能性はあります。そう考える根拠を以下に列挙します。

 

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根拠

・これまで殆どいなかったCIS落ちの人がいる
+CSには合格したがCISがギリギリだった人もいる
・米国医学生のOSCEの評価項目に「Genderへの配慮」が追加された

・CIS落ちがいる

これまでのCSで不合格と言えば、8割がSEPで2割がICEという割合かなという印象であり、CIS落ちする人は殆どいませんでした。僕が知る限りでも日本人でCIS落ちは1~2人程しかいません。また、その不合格になった人も直接指導していないので、何が理由で落ちたか不明です。恐らく、孤高に対策されたために最低限のマナーを覚えずに突撃したのでしょう。

CIS落ちしたアメリカ人に一度あったことがありますが、彼は自己紹介もせずに問診を開始し、その後もawesomeやらperfectやら診療にそぐわないような単語を並べて立てていたようなのでCISで落ちるのは必然的な結果だったのでしょう。

以前CIS落ちは殆どいなかった

 

CISは一言で表すと「コミュニケーション能力」なのですが、これまでの殆どの日本人受験生は全く問題なくCISを合格していました。SEPとICEで落ちている人ですらCISだけは余裕で合格というパターンが殆どでした。

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SEPで落ちることがあり得ないアメリカの医学生にとって、CSはUSMLEの中で最も簡単な試験ですが、対策をする際にはSEP以外のCISとICEを重視します。よって、予備校でもそれにならってCISとICEのコツのようなものを教えるのですが、SEPが致命的な日本人にとってそれはむしろ逆効果であり、余計な会話が増えることでSEPがさらに下がるからくりになっております。

これだけ僕が警鐘してきても、まだ受験生の半分弱くらいは予備校の言うことを妄信して忠実に再現しようとし、めでたく不合格になるというわけです。

さて、そのような事情を踏まえて構築されたのがセザキング理論であり、その理論の根幹をなす考え方は「CISを貯金として使い、SEPとICEの失点を最小限にすること」です。

言い換えると「多少無礼になってもいいから、とにかく発する英語の量を減らすこと」になります。例えば、現在の主流とされる戦略ではカウンセリングは一切行いません。カウンセリングは恐らくCISに関係しますが、これをしないことでCISを犠牲にして、SEPの減点を防ぐのです。これ以外にも様々な細かいテクニックを駆使してSEPを「守り」ます。CISは貯金なのです。

そのCIS貯金はいくら使えど、枯渇する(=CIS落ち)ことはありませんでしたが、何と2019年度にはCIS単独落ちする日本人が現れたのです。この方とは面識が無いので実際にどのような戦略だったのか不明ですが、純ジャパでSEPとICEは合格でCIS落ちいうのは非常に奇妙です。さらに、以前に当ブログに合格体験記を寄稿して頂いたDH先生もCISが最もギリギリでした。これはやはり妙なのです。同じような対策をしてきたはずなのにCISの点数が下がっているのです。

この時点では「なんだか妙だな」程度に思っているだけでした。しかし、最近ツイッターからある情報を得たのです。

次回に続きます。しーや。

 

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