SMC(オンラインサロン)活動報告⑨~2023年度実績報告:大量の合格/マッチの理由~

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2023年度SMC(オンラインサロン)実績報告

挨拶

ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。今回はセザキングが運営しているオンラインサロンSMCの2023年度(2023年4月~2024年3月)の実績報告をさせて頂きます!(現在結果待ちの方は含めていません)

設立より4年経過し実績が顕著に変化していることに注目してください。尚、外部への活動報告の一環としてこの実績報告を行っていますが、大変有難いことに既にグループの規模が大きくなり管理が難しくなってきている現状であるため、この実績を利用して勧誘を行っているわけではありません。(設立当初は積極的に広告していましたが、少なくともこの半年間は入会を受け付けていない状況です)

2024年4月より受付を再開しますが、申し訳ないことに現実的に全ての方を受け入れることが厳しいため、これらの実績や以下のサロン紹介ページを熟読し理解して頂ける方に申し込んで頂けると幸いです。

Sezaking Medical College(オンラインサロン)への入学案内~2024年4月受付再開予定~

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過去の実績

まずは2021年度2022年度の結果をご覧ください。

2021年度実績
STEP1 32人 STEP2CK 11人 OET 5人 STEP3 2人
合計(延べ):52人
2022年度実績
STEP1 15人 STEP2CK 12人 OET 5人 STEP3 2人
合計(延べ):34人

設立当初は初学者が大半を占めていたため合格報告の殆どがSTEP1でした。2022年度は合格報告自体が減っていますが、STEP1を終えた方が多くCKやOET受験までの移行期という感じでした。それがさらに時を経て、徐々にCK合格やECFMG取得の報告が増えていきました。そして、2023年度の実績には極めて大きな変化が見られました。

振り返ると設立当初は8割が学生であったこともSTEP1の合格が大半を占めていたことの原因とも考えられます。現在は社会人が5-6割(30~50歳も多数在籍)となっており、構成比に大きな変化が見られます。

2023年度実績報告

2023年度実績
STEP1 15人 STEP2CK 14人 OET 12人 STEP3 13人
合計(延べ):54人 

ECFMG取得者 12人
マッチ レジデンシー 7人 クリニカルフェロー 5人(+カナダ 1人
その他 MPH1人 リサーチフェロー4人など

特に注目すべき変化はECFMG取得者、STEP3合格者、マッチ者の数でしょう。(これまでは数が少なかったため記載していませんでした)そして、マッチ以外にも積極的に渡米する方が増えてきています。

レジデンシーマッチ者の中にはECFMG取得後にSMCに参加された方も含まれますが、ECFMG取得者は全員が入会後に取得された人数です。クリニカルフェロー6人に関しては5人が入会後にECFMGを取得し、そしてポジションをゲットされています。

レジデンシーの内訳は内科5人、麻酔科2人で、フェローは移植外科が多く、中にはカナダの内視鏡フェローという方もいます。レジデンシーの場合は従来通りのマッチングシステムでマッチしていますが、フェローは千差万別で必ずしもマッチングシステムに乗ったものではなく、プログラムに直接問い合わせてポジションを得るなど自ら道を切り開いたケースが目立ちました。尚、レジデンシーは米軍病院を経るパターンも多いですが、フェローでは多くの方が日本の病院で通常の勤務を続けながらポジションを見つけられていました。

クリニカルに至る前に他の手段(MPHやリサーチなど)で渡米する方も増えており、コネを得るための最良の方法は「渡米」ということを実証するかのような動きが見えます。

考察

実績は華やかに見えるかもしれませんが、言うまでもなく僕の力のみで達成できるものではありません。もちろん僕が人事に関係しているわけでもありません。そうでありながら何故このような実績に至っているのか考察してみます。

USMLEに合格する理由

①勉強方法の確立

まずUSMLEに関してですが、既にSMC内は合格者(多分100人以上)で溢れており方法論が確立しています。それは決して特別なものではなく殆どが一般的な対策方法ですが、勉強には向き不向きがあるため、勉強がうまくいかない場合には僕やグループメンバーと相談しながら各人で勉強方法をアレンジしていきます。これによって全員が「UWのみで合格を狙う」というような過激的な方法に走ることはなく、「地に足のついた」方法で合格を目指すことになります。人によっては半年足らずで受験させる場合もあれば、1年以上かけてじっくり勉強することを指示する場合もあります。ベストな勉強法は常にオーダーメイドなのです。

合格に特別な方法は必要ありません。スタンダードな方法がいくつか存在し、それを選択していくだけです。基本的に希望者全員に勉強グループに配置するため、平均から外れた勉強方法にならず合格まで向かっていけます。

基本的なUSMLEの対策方法はこのブログで十分です。ブログ内で全て紹介していますので、是非参考にしてください。最近はCKのCMSが注目されており、STEP3のCCSはUWではなくCCS Casesで対策しましょう。

USMLE STEP1対策・勉強法のまとめ~2023/4/27更新~

②勉強を維持できる環境

また勉強方法以上に大事なことがあります。それは「勉強の継続」であり、「モチベーションの維持」や「勉強できる環境の調整」にように細分化できます。頑張れば全員が合格できるとは言いません(勉強は苦手な場合はどうしても合格できない場合もありますが、カナダ等の留学はUSMLEの合格が必要ないので見極めが必要です)が、多くの場合は環境を整え、勉強に継続して集中できればなんとか合格まではたどり着けます。勉強が得意、かつある程度の時間があれば独学でも余裕で合格できます。しかし、実際にはそのような方は少数です。

SMCでは近年特にグループ活動を重視しています。僕とメンバーの個人間のやり取りではどうしても管理の限界があります。そこで学生であれば同級生同士、医師であれば診療科や進捗具合、キャラクターや卒後年数などを考慮してグルーピングし、そこで互助的に刺激し、監視し合ってもらいます。具体的には毎朝5時頃より「おはようございます!」とLINEし、お互いにZoomで勉強する様子を映し合うグループや、お互いに得意な分野を教え合ったり、問題を出し合うようなグループもあります。

自分だけでモチベーションを維持するのには限界があります。グループの規模が大きくなり、また合格者が沢山増えてきたことで、僕が介入せずともお互いに監視し合い、時には教え合うという働きが機能するようになり、これが合格に繋がっていると考えています。

(根拠はありませんが)USMLE受験生が増えてきた昨今では学校内やSNSを通じて勉強仲間を見つけることも難しくはないと思います。孤軍奮闘する自信がなければ、予め勉強仲間を見つけておき辞めることができない状態に自らを追い込み、お互いに励まし監視し合うことをオススメします。
③その他合格の要因

合格者に家庭教師をお願いすることもあります。これは渡米準備のバイトも兼ねています。これはバイトをしたい方と、個別で教えて欲しい方とのニーズがマッチしたものになります。

また定期的にSTEP1勉強会も開催しています。最近ではSTEP3に受験された方からの実践式CCS講座もあり、正直その勉強会のみでCCS対策はばっちりでした。参加できない方向けにアーカイブに残していつでも視聴できるようにしています。他にも悩みのある方には個別で対応(カウンセリング)しています。

↓STEP3の記事を大幅にリバイズしました。CCS対策はこのブログでばっちりです。

USMLE STEP3対策・勉強方法まとめ~2024.3.1修正・追記~

マッチ者が増えた要因

元々優秀で入会前よりECFMGを取得されていた方に参加して頂いたこともマッチ者が増えた要因として挙げられますが、USMLE未受験の状態からSMCに入会し、最終的にマッチされた方が出てきたことが何よりも大きな要因かと思います。そして、これは当初からの目標であったため何よりも喜ばしいです。

マッチングは情報戦であることは論を俟ちませんが、本当に大事な情報は信頼できる関係の間でしか得ることができません。僕自身はマッチングを経験していないため、直接的にマッチング関連のサポートをするのは限界があります。しかし、SMC内には既に渡米されている先人も多く、時には困っている方に経験者や知識を持っている方をお繋ぎすることがあります。メンバー間で助け合い、時には既にマッチしているからアドバイスをもらえる環境が相乗効果的に機能しているのだと思います。

例えばフェローはレジデンシーと比較するとその就職方法にも多様性があります。サロン内でポジションの募集をかけることもありますし、各人がポジションを見つけた方法をシェアすることもあります。また見学の受け入れをして頂けることもあります。限られた環境の中で情報をシャアすることがマッチに繋がっているのだと思います。

ECFMG取得後のアフターサービスとして色々やっていることも優秀な方々が集まる要因かもしれません。留学前の資金的準備としてバイトを希望される方も多かったという背景から、僕自身が人材紹介業の資格を取得し、勉強ができて割のいい自由診療のバイトをグループ間でご案内するようになりました。事情を知っている方であれば自由診療のバイトをすることの難しさが分かると思います。「この人もバイトしたいんだけど面倒みてやってくれない?」みたいな相談をよく受けます。信頼できる方からの紹介であれば受けていますし、そのように紹介を受ける方々は非常にサポーティブな方が多いので、(もちろん任意で)情報のシェアやメンバーからの相談にも乗っていただくこともあります。

サロン紹介ページでも強調していますが、グループの存続には「利他の精神」が必須です。それは言い換えると、まず自分から手を差し伸べることであり、「損して得取れ」とも表現できます。自ら手を差し伸べる方が増えていけばグループがより繁栄していくことと信じています。

留学グループへの参加、国際学会への参加、米軍病院フェロー等、志しをともにする方と繋がって信頼関係を築きお互いに支え合えるような関係を築くことが留学に繋がる

 

終わりに

簡単ではありますが2023年度の実績を紹介させて頂きました。今後もただ合格者数を増やそうと思ってはいません。「グループ内で合格後にも続くような信頼関係が生まれ、時にはそれが将来の雇用につながる」というような数は少なくても濃密なご縁を繋いでいきたいです。

ご縁のある方と繋がれることを楽しみにしています。

↓今回の受付は4月22日までなのでご注意ください。

Sezaking Medical College(オンラインサロン)への入学案内~2024年4月受付再開予定~

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