ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。
クリスマスですね。そろそろ。昔はどう過ごそうかそわそわしたもんですが、今となってはケーキ食べたら何でもええわって思えるようになっちゃいました。
いや若者の諸君はもっとそわそわしたほうがいいですぞ。FIRST AIDにクリスマスデコレーションでもして勉強するくらいはしたほうがいい。
話は本題へ。
医大生ブロガーに会う
今日はなんと医大生ブロガー(ブログ:ひよこのたまご「医」ブログ)に会ってきました。先日の東大セミナーに参加してくれていたようで、是非会いたいってことだったので急遽会うことになりました。
今回の対談の目的は2つ
・一つ目は単純で他のブロガーさんはどのようにブログを作っているか知ること
・そしてもう1つはこの医大生の背中を押すことでした。
実は会う以前から、会ったら「やりたいこと死ぬ気でやりな」って言うことを決めてました。
というのも彼のブログを拝見するとなんというか「自分がしていることへの不全感」が滲みでている感じがしたんです。
そして実際に会ってみて、すぐにピンときました。。
「こりゃ悩んでいるな」と。
僕自身が医学生の頃よく悩んでいた(今だって悩むことはあるが。)ためその気持ちよくわかるんですよね。
「あーでもない」「こーでもない」と。
今は幸いなことに「USMLEや成功の法則を医学生に伝える」という仕事を頂いております。
しかし、当然ですがこの仕事って自然に発生したものではない。
一つのことを突き詰め継続した先に訪れたご褒美のようなものです。
過去を振り返り、何が僕をここまで導いてきたのかと再考してみると、あることが浮かびあがりました。
それは「何であっても興味あることにはとりあえず本気でぶつかる」ということです。
それは勉強であっても、ゲームであっても、バイトでも恋愛でも何でもいい。
とにかく「本気」ってのが大事。あと「継続」も付け加えたい。
僕は興味あるものは何でも本気でやってきました。
例をあげましょうか。
ゲームを馬鹿にする人いますよね?「時間の無駄」だと。
いつも思います。「お前にとってはな!」と。
ゲームも何も中途半端にやるから全部無駄になるんだと思う。
僕は昔「音ゲー」にはまってたんですよ。ドラムマニアってやつ。
まぁ超本気でやりました。大学4年の時は1年の内360日はゲーセンに行ってたと思う。
うまくなるためにめちゃ研究したんです。でもどれだけやっても中級者を抜け出すことはできませんでした。まじで限界だった。
そして気づいたんです。「あ、リズム感がない」と。笑
恐らく脳細胞レベルの問題で能力がないと気付いた。
一方で「脳トレ」というゲームにもはまりました。昔流行りましたよね。
これも本気でやったんです。そしたらすぐに県内TOPクラスになり、一度全国1位も倒したんです。
分かったんです。「やはり僕が戦うフィールドはアカデミックな世界」だと。
「当たり前やろ!」って思われるかもしれない。僕は当たり前じゃないと思う。
「自分の適性はこれです」って確信を持って言える人って殆どいないと思うんですよ。だから「自分に向いてる仕事がわからない」って言葉が世間に飛び交うんです。
では口を開けて「向いている」仕事が自然にやってくるのを待つのか。そうではない。
興味あることに本気で取り組むこと
とにかく興味あることに本気で取り組むことです。それが一番の近道。
本気で取り組むと必ずどこかで限界にぶちあたる。その時初めて自分の適性というものが模(かたど)られていくと思います。
USMLEを教える仕事に関して言えば、
大学生の頃USMLEを勉強しており、かつ成績も良かったため後輩から勉強を教えてくれと頼まれることが多かったんです。多いと1日3人とか。
これまでに一度も断ることなく教えてきました。
その過程で気づいたんです。
「あれ?自分、人に物を教えるの好きじゃね?」と。
本気で教えて初めて自分が教育に興味があることに気づきました。だからこそ、教育に関係する仕事を求めるようになったんです。
こうやって適性というものが少しずつ見えてくると思うんですよね。
話をまとめると、「色々やることは悪くない。しかし興味があることは本気でやることだ。やらないくらいなら玉砕したほうが1億倍ましじゃと。そのあとで初めて見える景色がある」のだと。
本気でやったことは絶対無駄にならない。もしそれがうまくいかなくても次の何かに絶対役立つと思う。ゲームだって他のことに役立ちます。
僕がUSMLEを解くスピード、つまり処理速度はゲームから来てると思うんですよね。一瞬で物事を判断する力というか。
今日出会った彼はとても積極的で色々なことをやってきていた。しかし未だ何をしたらいいのか分からずに悩んでいる。
だから「なんでもいいから本気でやって来い。玉砕してもいい。」とだけ伝えました。
彼はこれからUSMLEをやるようです。合格することに疑いの余地はないのですが、是非その後に見えた世界を僕に将来教えてほしいものです。
ちょっと熱く語ってみました。たまにはいいかなと。
まぁ対談の内容には殆ど触れませんでしたが、今回は「なんでもやりきる力」の重要性をテーマにしてみました。
さぁ、サンタのおじさんやってくるころかな。
靴下に願い事を書いておきます。
「住民税代わりに払ってください。お願いします。」とだけ。控えめに。
しーや。今上天皇誕生日おめでとうございます。
コメント
[…] ー瀬嵜先生ブログ特別対談:医大生ブロガーと「玉砕のススメ」より […]
[…] 今まで自分はこういう留学に参加したり、研究をしたりインターンをしたりということが積極性なのかと思っていました。しかし周囲の本気で勉強をしていたり、研究に取り組んでいたり、起業をしていたりという同期を見て、何となく自分のやってきたことが間違っているんじゃないかという「自分がしていることへの不全感」(瀬嵜先生との対談記事をご参照ください)を感じていました。瀬嵜先生のアドバイスも受け、私はこの留学とそれに続くUSMLE Step 1に本気でかけてみようと思っているわけです。 […]