合格報告㉓~:キノ・デ・トテン先生~
ハイ!ナイストゥミーチュ-!セザキングです。今回の体験記は合格報告の完結編です。ご覧の通り、大学2年から始まり6年まで戦い続けてきました。いよいよ本番です。どうなるでしょうか。
・そして本番へ
噂では、Step 1の成績はその場で採点されていて、前のブロックの出来に応じて次のブロックの難易度が変わり、高得点を取った人は次々にブロックが難しくなると聞いていました。自分はといいますと、本番では1ブロック目が一番難しく感じました。(やはり本番は緊張していて、最初の1ブロック目は20問目くらいまではあまり問題文が入ってこなかったような気がします。その影響もないとは言えないでしょう)正直、その前情報があったので、手ごたえとしては最悪でした。落ちたんじゃないかとすら思いました。
そしておよそ3週間後、結果が返ってきました。スコアは223でした。NBMEでの最高成績に近く、手ごたえとしては最悪でしたが、ある意味、NBMEのスコアを信じて待っていて良いのだなと思いました。
➡噂というか、それは僕が立てた仮説ですね。(笑)結果として本番で実力が発揮できたということでしょう。本当にお疲れ様でした。誰でも緊張するので、最初の数問が頭に入らないのはあるあるです。
・まとめ
当初、3年生で勉強を始めた当初は、インターネット上にあふれていたUSMLEの情報は、Step 1のものばかりで、しかも260などの高得点を取った方の情報が目につきました。その中で、3年生で何も知らない自分は、「まぁ260くらいいくものなんじゃないの?」くらいの軽いテンションで勉強を始めてしまいました。
しかし、なんどもNBMEを受けたり、先輩方の話を聞いていく中で、260などの超ハイスコアを取るということは非常に「大変な」ことなんだなということがわかりました。確かに、USMLE Step1は時間・労力を書ければ誰でもハイスコアを取ることができる、というのは、比較的よく言われていることだと思います。しかしその一方、僕のように(だらだら勉強していた期間が長く、戦略の立て方もあまりうまくはなかったとはいえ)勉強自体をしていてもハイスコアにならない人間がいることも知っていてほしいなと思います。
➡とても示唆に富んだ文章だと思いますが、僕も何度もお伝えしている通り、SNS上で散見される超高得点の方々がUSMLE受験生のマジョリティだとは思わないでください。バイアスかかりまくりで、実際には合格者でも220くらいの人が最も多いと思われますし、合格できるかどうかの勝負をしている人達もたくさんいます。正直言うと230以上は明らかに壁があり、250越えは完全に人を選びます。よって、「これをやれば250取れるよ」という誰にも通用する方法は無いということです。だからといって臨床留学を諦めるのでなく、コネ作りに注力する等、スコア以外の
アピールポイントを作っていくのがリーズナブルな考えです。
そして、ここからはポジショントークみたいな感じになってしまいますが、それでもUSMLE Step1にPassしているということは非常に尊いことなんじゃないかと思っています。確かに、スコアは大したことなくても、そこまでに行く過程はとても大変なものだと思います。たとえ不合格になってしまったとしても、受験をしただけでもすごいことなんじゃないか、そのようにすら思います。これは僕が言ってもあまり説得力がないですが、共感してくれる人も少なくないのではないかと思います。
➡仰る通りで合格するだけでもとてもすごいことです。上記の体験記を見れば分かりますが、大変な苦労をされて少しずつスコアを伸ばしています。国家試験の比ではないということは明らかです。これは受験生なら理解できることではないでしょうか。合格することが尊いというよりも、そんな困難に立ち向かうこと自体が尊いのだと、僕は思います。
Step 1のスコアが廃止されてPass/Failになることもありますし、個人的には、皆さんにはハイスコアに捉われず、どんどん受験してほしいと思います。もちろん、どうしてもハイスコアを取りたいんだ!という方は本当に応援しています。ぜひ頑張ってください!
(個人的には受験手続をはじめるのは目標スコア迄あと20点くらいになったときが良いのではないかと思っています。大体手続きに3か月くらいはかかるので、3ヶ月あれば20くらいはあがるのではないでしょうか)
➡Pass/Failになればスコアのことを気にせず受けることができるので、「ハイスコアじゃないと・・・」と受験に踏み切れない人も受験しやすくなると思います。
また、大学にUSMLEの受験をした人がいたらぜひその人の意見を参考にしてください。瀬嵜先生とは言え、すべての大学のカリキュラム変化にアップデートできるわけではないと思います。そして、その大学の受験戦略に一番詳しい可能性が高いのは、その大学のちょっと先を行っている人だと思います。ぜひその人を参考にしてみてください。(慈恵でしたら僕に連絡をくれれば全力でサポートしますし、もっとハイスコアの人も紹介できます)
➡仰る通りで、僕も全ての大学のカリキュラムは把握することはできません。(といっても、日本一把握してる気もしますが笑)確かに先輩の意見も非常に貴重なのですが、少し注意すべき点があります。それは、多くの大学は慈恵ほどはUSMLE受験生がいないということです。最近はサロン経営をしていますが、そのメンバーの多くが「周りにUSMLEを勉強している人がいない」と嘆いています。所謂偏差値が高い大学には毎年1人くらいは合格者がいるものですが、これまでに合格した先輩を一人も聞いたことがないという人もいるくらいです。なので、まずは可能な範囲で先輩に相談し、いなければネット上で探すということになるでしょう。
最後になりますが、多くの方のサポートがあって、ここまで来ることができたと思います。ほんとうにありがとうございました。僕で役に立てることがあったらいくらでも役に立ちたいと思っているので、ぜひ連絡してください。
➡本当にお疲れ様でした。きっと、読者の皆様の参考になったと思います。USMLE受験は始まったばかり、引き続き頑張ってください!
これからも皆様の体験談をお待ちしております。それでは、今回はここまで。しーや。
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