ハイ!ナイストゥミ―チュー!Dr.瀬嵜です。すっかり秋らしくなってきましたね。今年の夏の暑さは異常でした。やっと気持ちよくポケモンができます(笑)。
今回はUSMLE概要の続きとして「USMLE(医学英語)を勉強する意義」シリーズをお届けします。
「医学英語勉強して何の意味があんねん」
「USMLEなんて留学したい奴が勉強すればええんちゃうの」
なんて声がよく聞かれますが、その疑問に対して僕なりの回答を投じたいと思います。そりゃ!
USMLEを勉強する意義とは
◎USMLEを勉強する意義
当然ですが、多くの人にとってUSMLEを受ける目的は臨床留学するためです。
臨床留学の最低条件の1つは、USMLE STEP1,2CK,CSに合格しECFMGを取得することです。しかしECFMG取得だけでは留学は達成されません。人気なプログラムにマッチするためにはUSMLEのハイスコアが必要であり、中でもSTEP1のスコアが非常に重要になります。そして希望科によっても要求されるスコアが変わってきます。ハイスコア以外にも推薦書や卒後年数、米国での臨床経験などが必要となります。最近では足切りスコアを230に設定しているプログラムが多いようであり、日本人医師へ臨床留学のチャンスを提供しているNプログラムでもSTEP1で230を取得していることが選考されるための1つのkeyになっているようです。
◎医学英語を勉強する意義
医学英語を勉強する方が必ずしもUSMLEの合格を目指しているわけではありません。USMLE合格以外に医学英語(特にUSMLEを勉強すること)を勉強する意義は何処にあるのでしょうか。ここでは英語が大の苦手だった僕が、大学3年時に医学英語の勉強を開始し、USMLEの全てのSTEPに合格するに至った経験から、医学英語を勉強することの意義を再考してみました。
メリットだと思われるものを箇条書きにして、それに対してコメントしていきます。
1)医師にとって不可欠な医学英語を学生のうちから効率よく学べること
国際化が進むこの社会では、今後「国際的に認められる」医師になるためには、英語の論文を読む・書く、文献を探す等の能力が重要な要素となります。医学英語を苦手とした状態で医師となれば、「英語ができないこと」が診療の妨げになる可能性があります。多忙な医師になってから改めて英語を学び直すよりも、自由時間のたっぷりある学生の間に学んでおくほうが当然効率的です。
僕も英語を大の苦手としており、高校3年時のセンター英語は120点にも満たないものでした。そのため、大学3年生の5月に病理学のRobbinsの問題集を始めた当初は問題を解き進めるのにかなり苦労しました。1問を解いて理解するのに1~2時間もの時間を費やしていました。
しかし、努力と継続の甲斐もあり、問題を処理するスピードは徐々に上がっていきました。そしてSTEP1本番が近付いてきたある日、自分でも驚くようなことが起きたのです。いつものように問題を解いていると未知の英単語に出会いました。次の瞬間、その単語を無意識的に「英語」でネット検索している自分に気がついたのです。
思い返してみるとそれ以前は、問題集で知らない単語や疾患が出てきても日本語に変換して検索していました。しかし勉強を繰り返す中で、インターネットという膨大な情報の中でも、英語で書かれた情報の占める割合は日本語のそれと比べて遥かに多いことに自然に気付くことができました。そのためか、いつの間にか未知の情報に遭遇した時に英語で検索する癖が付いていたのです。
驚くことに一緒に勉強会をしていたメンバーも同様に英語で検索する癖を身につけていました。この癖は診療する上でも非常に役立っています。医学論文の殆どは英語で書かれていますし、何よりネット上の情報の80%以上が英語と言われています。日常診療でも悩んだ際にも抵抗なく英語検索ができるのは、学生時代から医学英語に触れていたおかげでしょう。
以上、1つ目の意義でした!
引き続き意義についてのお話をしていきますね!
ではまた次の記事でお会いしましょう!シーヤ!
おまけ
山形にいたころ、カフェ勉が好きでモスバーガーやミスドによく通っていたんです。特にミスドはコーヒーやカフェオレがおかわり無料なのが魅力的でした。
当時ってミスドカードなるものがありポイントがたまると景品と交換できたんです。
1年毎にポイントはリセットされるのですが、僕がため込んだポイントは間違いなく県内1位だったと思います。
2300ポイント
くそワロタ。
コメント
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