挨拶
ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。
今日はいよいよ新潟大学講演会です。
また新たな出会いを楽しみにしています。交流会にも是非参加してくださいね!
では今回はSTEP3の話を続きをお届けします!
申し込み方法
① FSMBホームページでの申し込み
STEP3は今までのSTEPとは申し込み方法が大きく異なります。今まではECFMGのホームページで受験申し込みができましたが、ECFMG certificateが発行された時点でECFMGは卒業しています。
STEP3はFederation of STATE MEDICAL BOARDS(以下FSMB)のホームページより申し込みが可能となります。FSMBで新たにアカウントを作成し、サインインするとSTEP3の申し込みができます。そこでは今までの試験と同様に試験期間を3か月間単位で決めることができます。例えば2016年10月―12月といった感じです。2016年6月23日時点の受験日は830ドルでした。
受験を申し込む際には米国の住所を記入するように要求されますが、日本人の受験者の多くはアメリカ国内の住居を所持していないと思います。僕の友人はアメリカ人の知り合いの住所を登録したようですが、僕には心当たりがなかったので以前に1か月間住んでいた寮の住所を登録しました。その住所に何か書類が届くことはまずないので正直なんでもいいと思います。電話番号ももちろん持っていないので適当に入力しました。こんなに適当でも何とかなりました(笑)。
➡振り返ると少し適当すぎたかなと不安になりますが、まぁいいでしょう。笑
事前に友人を作って住所を使わせてもらえるようにお願いしておくのが無難でしょうね。
② 公証
オンライン上での申し込みが終了するとFSMBより「Certificate of Identity (CID)を送るように」という旨のメールが届きます。CIDの正確な日本語訳はわかりませんが、「この書類上のサインは間違いなく私のものです」ということを示すための書類のようです。公証は米国大使館および領事館で行うことができます。日本では米国大使館(東京)とその他4か所の領事館(札幌、大阪―神戸、福岡、那覇)で公証サービスを受けることが可能です。(2020年1月以下に追記しました)手順を以下に示します。
A:FSMBのメールに添付されたURLよりCIDをダウンロードしプリントアウトします。
B:サイン以外の部分は予め記入しておきます。
C:2×2インチの顔写真が必要であるため準備します。
D:米国大使館または領事館のホームページに行き公証サービスの予約を行います。公証サービスは平日の昼間のみで完全予約制なので事前に確実に予約してください。
E:パスポートと予約表を持参して実際に大使館また領事館に出向きます。セキュリティを通り、公証に必要な手数料(おそらく50ドルだった)を支払い、公証人の目の前でサインします。公証人はもちろんアメリカ人ですが、人によって英語を話したり、日本語を話したりするようです。僕の公証人は一つ手前に並んでいた家族には日本語で話しかけていましたが、僕には完全に英語でした。「医者だから当然英語喋れるだろう」とでも思ったのでしょうか。甘い。あまりよく理解できませんでした。(笑)「ここに書いてあるサインはあなたのもので間違いありませんか。」のようなことを聞かれ、右手を挙げて誓います。ある方はパスポート上のサインが日本語であることを理由に公証を断られたそうです。僕も同様にパスポート上のサインは日本語だったのですが問題ありませんでした。どうやら最近は上記の理由で断れることはそうそうないようです。理由は不明です。
F:公証した頂いた書類を国際郵便で以下の住所に送れば交渉関連の手続きは完了です。
Attn: Assessment Services
400 Fuller Wiser Road, Suite 300
Euless, TX 76039-3856
➡2019年2月に受験した人(6月に受験予定の人も。)の話によればSTEP3では公証はまだ大使館で行なう必要があるようです。最近ではSTEP1などECFMGに関わる交渉はNotary Cam(オンライン公証)で済むようですが、STEP3は管轄がFSMBになるので、未だに直接公証をする必要があるようです。
*2020年1月追記 公証役場でも公証が可能になりました!
朗報ですが、公証役場でも公証を受けることが可能になりました。法務局のWebサイトで近場の公証役場を検索することが可能です。しかし、以下のような注意点があります。
・費用は11,000円程かかる
注:Notary Camは使えません
予約も必要ないようなので、わざわざ大使館に予約して出向かなくてもいいのはとても助かりますよね。また、随時情報を更新していきます!
③プロメトリックで会場と日程の予約
プロメトリック社のホームページで会場と日程を決定します。写真を見てもらうとわかりますが(写真は削除しました。)アメリカ本土以外にグアムでの受験が可能です。他にもプエルトリコやサモアでの受験が可能です。僕を含めて僕の知り合いの全員がグアムで受験をしています。理由は簡単で試験会場の中で日本から最も近く、何よりも時差が1時間しかないことが理由として挙げられます。成田か飛行機で3~4時間で行ける最も近いアメリカです。皆さんにもグアムでの受験をお勧めします。
*グアムで受験する場合
実際に予約サイトを見ていただけるとわかりますが連日で受験できる日が殆どありません。僕は2016年10月に受験しましたが、連日で受験できる日は19,20日しかありませんでした。やむなくその日を選択し、無理やり予定を空けて受験しましたが、実はグアムの試験会場は事前に連絡を入れると枠を作ってくれるそうです。どこに連絡をするのかよくわかりませんが、予め連絡をすると予約できるようになるそうです。どうしても予定が合わない方は是非トライしてください。グアムの試験会場のスタッフはびっくりするくらい優しい方ばかりです。
➡グアムに試験会場は変更になったことは既に記事にしましたので参照してください。
まぁ本当にUSMLEは最後までアプライが面倒くさいです。大使館が平日しか開いていないせいで、有休とる必要がありますからね。もうめちゃくちゃですよ。
STEP3のアプライもわけわかんなかったのでこのブログでまとめてみました。もし変更点があればまた教えてもらえると嬉しいです。
今回はこのあたりで!しーや。
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