STEP3対策③~試験日程・内容~ 2024年3月4日追記

STEP3対策STEP3対策

STEP3:試験日程・内容

今回はSTEP3の試験日程とその内容について紹介していきます。

〇試験構成

The Step 3 examination ensures that attention is devoted to the importance of assessing the knowledge and skills of physicians who are assuming independent responsibility for providing general medical care to patients. The first day of the Step 3 examination is referred to as Foundations of Independent Practice (FIP), and the second day is referred to as Advanced Clinical Medicine (ACM).

試験は2日間に渡って開催され、1日目はFIP、2日目はACMと日によって出題内容が異なります。

→殆ど知られていませんが、実はSTEP3ではその日毎にテーマがあります。内容は以下の通りです。

Day1

Day 1
Step 3 Foundations of Independent Practice (FIP)
This test day focuses on assessment of knowledge of basic medical and scientific principles essential for effective health care. Content areas covered include application of foundational sciences; understanding of biostatistics and epidemiology/population health, and interpretation of the medical literature; and application of social sciences, including communication and interpersonal skills, medical ethics, systems-based practice, and patient safety.
The test day also includes content assessing knowledge of diagnosis and management, particularly focused on knowledge of history and physical examination, diagnosis, and use of diagnostic studies. This test day consists solely of multiple-choice questions and includes some of the newer item formats, such as those based on scientific abstracts and pharmaceutical advertisements.

FIPでは基礎的な医学・科学知識が問われます。診断など医学的な知識が問われるのはもちろんですが、なんとSTEP1で勉強したような薬の作用機序というような基礎医学的な知識も問われます。加えて行動科学のような医師としてのコミュニケーションスキルをみるような問題や、統計学、そしてみんなが大好きな(?)論文や薬の広告を読み解く問題も含まれます。印象としてはSTEP1とSTEP2CKの詰め合わせといったところでしょうか。

→これがSTEP3は難しいと言われたり、簡単と言われたりする所以だと思います。これまでの総復習と捉えれば簡単とも言えますが、STEP1やCKの内容を含む膨大な範囲のテストだと考えると難しくも感じられます。実際、CKよりもさらに突っ込んだ問題が散見されるため学習すべき範囲はめちゃくちゃ広大なものとなっています。

しかし何故かUWのSTEP3ではそれらの基礎医学に関する問題はカバーされていないため、無対策で挑むと痛い目にあうことになります。特に薬の作用機序、疾患の病態生理、微生物のGram分類、発生学についてはFA STEP1のさらっと通読しておくことを強く推奨します、

The first day of testing includes 233 multiple-choice items divided into 6 blocks of 38-40 items; 60 minutes are allotted for completion of each block of test items. Items with an associated pharmaceutical advertisement or scientific abstract are included in each of these multiple-choice blocks. There are approximately 7 hours in the test session on the first day, including 45 minutes of break time and a 5-minute optional tutorial. Note that the amount of time available for breaks may be increased by finishing a block of test items or the optional tutorial before the allotted time expires.

1日目は6ブロックで構成され、各ブロック38-40問で合計233問です。それにチュートリアルが5分(STEP1や2CKと違って15分ではない)と、休憩時間45分が与えられます。早めに試験を切り上げると余った時間を休憩時間に組み込むことができます。論文形式の問題や薬の説明書形式の問題が含まれるブロックは38問又は39問構成になっています。

→これまでの時間とは異なり休憩時間は50分になるので注意です。基本的に問題文は最長なので時間との戦いになります。初日は6ブロックしかないものの、受験生は口を揃えてめちゃくちゃ疲れたと言います。

STEP3対策としてSTEP1の復習をすべし!

 

Day2

Day 2
Step 3 Advanced Clinical Medicine (ACM)
This test day focuses on assessment of the ability to apply comprehensive knowledge of health and disease in the context of patient management and the evolving manifestation of disease over time. Content areas covered include assessment of knowledge of diagnosis and management, particularly focused on prognosis and outcome, health maintenance and screening, therapeutics, and medical decision making. Knowledge of history and physical examination, diagnosis, and use of diagnostic studies also is assessed. This test day includes multiple-choice questions and computer-based case simulations.

ACMでは医学知識を臨床に応用できる能力をみています。2日目は主に検査・診断・治療方法が問われます。2日目は従来のマルチプルチョイスに加えてComputer-based Case Simulations (以下CCS)にて評価されます。CCSは後で詳しく説明しますが、CKとCSが混ざったようなテストで、ケース毎に必要な検査をオーダーし、診断をつけて治療をしていくゲームみたいなものです。

CCSでは救外でよく遭遇するコモンな病気に加え、ALLなどの白血病や産婦人科系疾患、外科系疾患など非常に幅広い疾患に対する臨床能力が求められます。産婦人科医志望の方以外で、妊婦初診時の検査オーダーを間違いなく入れることができる人がどれだけいるでしょうか。内科医志望の方で手術前後に必要なオーダーをいれることができる人はどうでしょう。非常に少ないはずです。どう考えても難しいというか対策なしでは無理に近い、でもこれがSTEP3では求められるのです。僕の感想としては、STEP1からSTEP3までその全ての知識をフル動員するのがCCSだと思うのです。

→2日目はMCQ+CCSです。MCQでは初日よりもより臨床的な問題が増えます。しかし一ブロックあたりの問題数も少ないのでそこまで負担にはならない印象です。そしてSTEP3最大の特徴であるCCSがやってきます。後述しますが、このCCSが中々厄介です。

STEP3対策⑨~勉強方法②~2020年1月追記
さてさて粛々とSTEP3対策の記事を進めていきたいと思います。 前回の記事ではCCSの内容もさらっと紹介したところまででした。 今回は「CCSの内容とその具...
There are approximately 9 hours in the test session on the second day. This day of testing includes a 5-minute optional tutorial followed by 180 multiple-choice items, divided into 6 blocks of 30 items; 45 minutes are allotted for completion of each block of test items. The second day also includes a 7-minute CCS tutorial. This is followed by 13 case simulations, each of which is allotted a maximum of 10 or 20 minutes of real time. A minimum of 45 minutes is available for break time. There is an optional survey at the end of the second day, which can be completed if time allows.

2日目の試験時間は9時間です。2日間合わせて16時間。改めてほんと狂った試験だと思ったものでした。5分のチュートリアルのあとに、再びマルチプルチョイスが6ブロックあります。1ブロック30問で制限時間は45分と従来のものより短くなっています。その後7分間のCCSチュートリアルを挟み、CCSが13ケースあります。CCSの制限時間は10分または20分でケースによって異なります。休憩時間は45分で、1日目と同様にチュートリアルを飛ばすことや、試験を早く切り上げることで休憩時間は伸びていきます。また13ケースの内1つはパイロットケースと言って試作の問題が含まれているそうです。どれがその問題になるかは判断できませんが、それは採点対象外とのことです。

STEP3の試験内容はSTEP2CKと比べるとより実践的で、さらに踏み込んだ知識が求められます。巷ではSTEP3は簡単だと何の根拠もない噂を聞くことがありますが、みなさんは最終試験が簡単なんてことがあると思いますか。現実的にSTEP3受験者はECFMGを取得した選りすぐりの選抜者であり、その勝者のみが受験する試験です。受験者にも様々な方がいるとは思いますが、その中の一部があまり準備をせずに受験して合格している様子がネット上で散見されたりします。そこから「簡単」という二文字が独り歩きをしているような気がします。僕の知り合いの極めて優秀なスウェーデン医師も「the most difficult one」と言っていましたし、USMLEの中でSTEP3は合格者平均点が一番低いです。

➡実際かなりむずいです。受験者のほとんどが初日に撃沈しますので、出来が悪くてもそこまで心配しなくても大丈夫です。

MCQの出題範囲

2日目は1日目とは異なりUWORLD(模試を含む)に酷似した問題が多く出題されますMCQの出題範囲の内訳は公式HPに掲載されています。

 

 

注目すべきはBiostatとSocial Scienceが全体の2割を占めていることです。内科疾患については、疾患と治療法が分かっていても、第二選択薬を使用したときの副作用や、治療しなかった際の予後などを問われることがあり、表面的な知識では正答を選べない可能性があります。一方、BiostatとSocial ScienceではStraightforwardな問題が多い傾向にあるため、UWORLDでしっかりと対策すれば点数源になります。

長くなってしまったので次の記事では僕が衝撃を受けた問題を紹介します!!

STEP3対策⑤~試験結果や採点について~ 2020年1月追記

しーや。

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