対策教材①
ハイ!ナイストゥニーチェ!超人瀬嵜です。すいません。台風でどこもいけないからおかしくなりました。
さて、いよいよ教材の紹介をしていきます。「はよしろ」という声が聞こえてきそうですが、着実に進めていくので焦らないでお付き合いください。
文章が長くなることが予想されるので何回かに分けて紹介していくつもりです。
ではお楽しみください。
*最初は動画で学びたい方はこちらの記事もオススメ
「USMLEはじめの100問~完全版~」初学者必見!唯一のUSMLE日本語講義動画の紹介
STEP1対策
ここでは、USMLE STEP1の受験に必要な教材や模試等を紹介していきます。これら教材の紹介は僕の主観に基づいてますので、人によっては評価が分かれるかもしれません。そのため、ここでの紹介はあくまで参考程度に留めて頂き、各自でよく吟味してから教材を選択してください。
◎実際に使用した教材
参考までに最初に僕が実際に使用した教材を以下に列挙します。必ずしも洋書ではありません。右に使用した期間(本番は2011.4.30。)を記します。途中で使用中止したものもあります。順番は開始した時期が早いものほど上にしました。
・解剖トレーニングノート:2008.3~2011.4
・Robbins:2008.5~2010.3
・Year note:2009.9~2011.4
・FIRST AID 2009:2010.1~12
・FIRST AID Q&A:2010.1~7
・Kaplan Qbook:2010.1~10
・NBME self assessment(以下NBME SA)6:2010.7
・LANGE Q&A:2010.8~12
・BRS Behavioral science:2010.8~2011.4
・USMLE WORLD:2010.9~2011.1
・Lippincott Biochemistry(日本語版):2010.9~10
・NBME SA 1:2010.9
・Clinical Microbiology Made Ridiculously Simple:2010.10
・NBME SA 2:2010.12
・FIRST AID 2011:2011.1~4
・USMLE WORLD self assessment 1(以下UWSA):2011.2
・Kaplan Qbank :2011.2~2011.4
・BRS Biochemistry:2011.3
・NBME SA 7:2011.3
・UWSA 2:2011.4
・NBME SA 11:2011.4
・NBME SA 12:2011.4
・USMLE sample test 2011:2011.4
以上です。これは参考程度にしておいてください。
◎教材の紹介~☆の数で重要度を示す~
①FIRST AID(FA)
FAに関してはもはや語るに及ばず。STEP1受験者のバイブルです。試験ではFAに掲載されていることからしつこく出題されるため、このFAの内容を全て覚えるのがハイスコアへの近道です。しかし、FAには掲載されていない知識も問われるので、その都度余白に書き込んでください。FAは本番で出題された問題を基に毎年改訂されるので、その都度購入することをお勧めします。僕は2009年版と2011年版を使用しましたが、たった2年で内容は大きく変更されていました。ボロボロになるまで使い込みましょう。
重要度:★×3億
②FIRST AID Q&A(Q&A)
これからSTEP1を始める人はこの問題集から始めましょう。問題が約1000問掲載されており、科目別のパートと臓器別のパートに分かれています。難易度は高すぎず、ベーシックなものは殆どです。また、FAに対応しているため調べやすいのも長所です。この問題集が終わったらオンライン問題集に移行していきます。
難易度 :★★☆☆☆
マニアック度:★☆☆☆☆
重要度 :★★★★★
この記事を書き上げてから数年の時を経ましたがQAは改訂されず情報がかなり古いものとなっています。QAの購入を検討されている場合はUSMLE講義動画「USMLEはじめの100問」と比較されてください。1か月で100本見ることでQAを少しずつ勉強するよりも圧倒的に効率よくUSMLE受験に必要な知識や勉強方法を身につけることができます。
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③Robbins
山形大の新3年生の多くが初めて手に取る「英語」の医学書です。Robbinsと言えば病理学の中でも最も定評のある教科書であり、それに対応するのがこの問題集です。内容は病理学の問題が約1500問収録されており、この本一冊でSTEP1の十分な病理対策になるでしょう。実際に僕は改訂される前のversionを一冊解き終え、病理学が得点源になりました。では、Robbinsの参考書も買うべきかとなると、あまりお勧めできません。何故ならあまりに膨大な量であり全て読み切ることは難しく、病理学だけにそこまで時間は割けません。コストパフォーマンスが悪いです。なので、参考書はFIRST AIDにとどめておきましょう。敢えてこのRobbinsを選択する理由はそのとっつきやすさにあります。難易度がそれほど高くなく、病理学は内科学に近いので日本人にとって抵抗が少ないようです。 またSTEP1では病理学が一番出題されやすいので、低学年のうちにしっかり病理を対策しておくのはリーズナブルな戦略でしょう。
難易度 :★★★☆☆
マニアック度 :★★★☆☆
重要度 :★★★☆☆
その②:引き続きお勧め教材はここから
こちらにSTEP1対策に関してまとめたのでこちらもご覧ください!
コメント
[…] お勧め教材①はここから! […]
[…] ★STEP1のこと教えろください:STEP1の記事はここから。 お勧め教材など載っています。 […]
はじめまして。現在医学部を卒業し、usmleを受験してみようと考えているものです。楽しく本サイト見せていただいてます。
書類審査について質問があります。私は過去にスピード違反で罰金になってしまっているのですが、米国の試験は受けられるのでしょうか?また米国の医師免許は取れるのでしょうか?
よろしければ回答お願いします。
コメントありがとうございます。
正直詳細な回答は難しいところですが、書類審査ではECFMGと医学部間でのやりとりに終始しますのでそこで懲罰の有無は問われないかと思います。
しかしこれまでにそのような事例は知らないので「恐らく大丈夫」としか言いようがないです。
また罰金と反則金は違うと思いますし、仮に反則金であれば刑事処分とはならないので全く問題無いかと思います。
中途半端な回答で申し訳ありません。
返信ありがとうございました。自分も英語が苦手なので、このサイトを参考にしながら試験を受けていこうと思います。
応援してます。頑張ってください!
はじめまして。これからUSMLEの勉強を開始する予定なのですが、おすすめの教材のFAのQ&Aですが2012年度出版の第3版が最新のものになりますでしょうか。扱う問題集としてやや古い印象を受けたのですが、初心者は今でもやはりここから始めた方がよろしいでしょうか。よろしくお願い致します。
小野様
コメントありがとうございます。
確かにQ&Aは2012年が最新でありやや古い印象があります。
Q&Aを推奨している理由は
・問題レベルが平易
・オンライン問題集は期間を決めて購入するため初学者には時間がかかってしまい余計に費用がかかる
・UWORLDなどは難易度も高く最初からやると心が折れることがある
です。
また特に低学年には既に学校で学んだ科目から開始することをお勧めしており、
その場合一度購入したらランニングコストがかからず、科目で章分けされているQ&Aが良いかと考えています。
一方で既に全般的な知識があるか、またはやる気があってオンライン問題集をやり切る気合があるのであれば、
最初からオンライン問題集を選択するほうがいいかもしれません。
以上になります。