自己紹介⑬~大学時代②:僕は結局バカだった~

講演会告知自己紹介

はい!ナイストゥミーチュウ!Dr.瀬嵜です。

今日はがんがん書いていきますよ。いよいよ自己紹介も終盤で、USMLE合格体験記に移行していきます。ええ、そうです。本質的にはあまり変わりありません。

2年秋ウィルス学テストでの事件

さて2年の秋のウイルス学のテストで何が起きたのでしょうか。正直この時期は調子に乗っていた部分があります。前回の記事でも書きましたが、部活中心の生活でテスト前だけに集中してテストを乗り切るというもの。多くの方がこのパターンで乗り切ってきていると思いますが、実はこれ最悪です。テスト前に努力したにも関わらず、記憶の定着は皆無に等しい。

医学生は国家試験を経て医師になっていくわけですから、医学に関する知識で無駄なものは何一つないはず。折角時間を割いて勉強しているわけですから、無駄にはせず今後に繋げていきたいものです。でも僕も含めて多くの医学生はその日暮らしの生活をしているため知識が定着せずに忘却していくのです。

そんな時期に受けたウイルス学のテストで48/120点(下位10番)という最低な結果を取ってしまいました。このテストの準備だけをさぼったわけではなく、他のテストと同様な準備をしたにも関わらずこの結果。次に控える細菌学のテストとの合計で6割をきってしまうと再試になってしまいます。一度再試になると再試の準備のために本試で不合格になるという山形大学名物「再試スパイラル」に陥る可能性があるため、この時に初めて危機感というものを感じました。

 

そして何よりショックだったことはみんなと同じように勉強をしていたにも関わらず下位10番であったことです。確かに授業は全く聞いていませんでしたが、僕と同じような同級生はたくさんおり、その人達と比べても明らかに低い点数だったのです。

たった一つのテストの失敗なんてささいなことのように思われるかもしれませんが、これは僕にとってはとてもショッキングな出来事でした。国立大学医学部に2位で合格したことから「自分には才能はある」という慢心が生まれていました。そのタイミングでの下位10位だったので、その瞬間「なんだ。僕は結局バカなんだ」ということを再認識せざるをえませんでした。

テストで失敗するなんてことは誰にでもあることだと思います。落ち込む人もいるでしょう。しかしここで取った行動が人生を大きく変えることになります。

テストで落ち込んだ僕は部活を休んで勉強量を増やすなんてことはしませんでした。そう、ここで浪人の経験が活きてきます。困ったら「本を読む」のです。

僕はこの時に根本的な勉強方法を見直そうと思い、脳科学者である茂木健一郎氏が著者である脳科学に関する本を読むことにしました。脳科学的に効率の良い勉強方法を模索するためです。

そしてその本に書いてある勉強法は自ら全て試してみました。また当時流行っていたドラゴン桜も参考にしました。特に参考にしたのは「メモリーツリー」です。知識と知識と枝葉のように関係づけて一本の木のようにしていくものです。これはのちのSTEP1勉強で非常に役に立ちました。

一歩間違えれば「再試スパイラル」に入ってしまう背水の陣。勉強へのやる気スイッチが入りいよいよ細菌学のテストを迎えます。同時期には免疫学や腫瘍分子医科学のテストも待ち構えていました。

そんな勉強に対してやる気の出てきた瀬嵜くんの人生を大きく大きく変えてしまうような出来事がもう目の前まで来ているとは誰も知る由もありませんでした。

果たしてどんな出会いが待ちかまえているのでしょうか。次に続く。

その⑭:運命の出会いが。。。

ねむくておまけ書けない笑

今度また漫画の話をしますね!

 

コメント

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