USMLE受験方法①~まずはID作成から~ 2020年2月22日加筆・修正

USMLE受験方法受験方法

USMLE受験方法①

ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です!

折角の土日も雨降りですねー。そんな時はカフェでブログ書いたり、本読んだり、勉強したりして過ごしています。こういう時間が実は至高の時間であることに気がついたりするときもあります。

では今回からは受験方法についてお話をしていこうと思います。

「アメリカの試験を受験するってめっちゃ大変そう!」

って思いますよね。当然だと思います。しかし実はそこまで複雑ではないんです。そしてその手順を一つずつ紹介していきますので、問題なく受験できると思います。ただし皆さんにお願いがあります。

*試験内容・受験方法は刻一刻と変化し続けております。僕は受験生ではないため、リアルタイムでその変化を追うことができません。そこで、このブログを究極のUSMLE系発信ブログにするためにも、最新情報を共有して頂けませんか?そうです。みんなで一緒に最高のマニュアルを作っていきたいと思っています。コメントして頂けると幸いです。宜しくお願いします。

STEP1の受験方法

ここではUSMLE STEP1の受験方法を記します。受験の申し込みから、受験完了までの流れを順序立てて説明していきます。試験を臨むに当たり、この受験の申し込みがやや複雑であるため、多くの受験生の大きなハードルとなっているようです。しかし、申し込みに手間取り勉強時間が削られているのでは非常にもったいないので、スムーズに受験できるよう誘導していきます。

尚、ここでの説明は個人的な体験を基にしているため、申し込みの際に要求される提出書類が人によって異なる場合があるなど、情報の僅かな差異が見られることもあります。

今後、申し込み方法等の手段も変更する可能性がありますので、受験される方は各自でホームページから変更点等を調べることをお勧めします。また医学生と、卒業生で申し込み方法が異なる部分があるので必要な部分は2つに分けて説明します。 

最初に受験方法に関する概要を説明します。

USMLE は3ヶ月単位で受験期間を設定できます。

例えば、1-2-3月、2-3-4月のように受験期間を希望でき、その期間内で希望日を決定します。

全体の流れは、

ECFMGでのID作成➡ECFMG certificate 申し込み➡オンライン公証(以前はSTEP3のみ求められたが今は全てのSTEPで必要となっている)➡各STEPの申し込み・受験料支払い➡受験日決定

となっていますが、順調にいっても受験日決定までに1カ月程度かかります。

A:ECFMG IDの作成 

受験申込の第1歩目はECFMGでのIDの作成です。ECFMG(http://www.ecfmg.org/)にアクセスし、IWA/Apply for examinationから情報を入力してIDを作成していきます。(IWAのページの一番下からアカウント作成にアクセスできます。)

ID作成を申請してから完了するまで5 business daysかかります。

B:ECFMG Certificateの申し込み

ID作成後はECFMG Certificateを申し込みます。これをゲットするのがまさにUSMLE受験する本来の目的であり、ここで申し込んでおくと、STEP1・STEP2CK・STEP2CSの3つに合格すると自動でCertificateが発行され、国際郵便で自宅まで郵送されてきます。

画面上に指示に従いチェックを付けながら申し込みを進めていきます。ここでCertificate feeを145ドル(2020年2月現在)をクレジットカードかPaypalで支払います。このfeeも年々上がっております。

C:オンライン公証

支払いが完了すると、次に公証を行う必要はあります。支払い後に公証に必要なFormがダウンロード可能になります。

*法務省HPより
公証制度:国民の私的な法律紛争を未然に防ぎ,私的法律関係の明確化,安定化を図ることを目的として,証書の作成等の方法により一定の事項を公証人に証明させる制度です。

つまり「これまじで自分の(サイン)っす。まじっす。」っていうのを証明するために公証人という方の前でサインすることですね。

以前はこの公証は大使館や領事館で行う必要がありましたが、現在はNotaryCamという専用サイトで公証人とビデオチャットを行うことで、オンライン上で公証を行うことができます。アメリカのサイトなので当然全て英語ですし、公証人とのやり取りも英語になりますが、単純な英語のやりとりのみなのでそこまで心配する必要はないです。

①Form186をダウンロードしNotaryCamにアクセスする。
②NotaryCamのアカウントを作成する。
③Form186とパスポートをアップロードする。
④NotaryCamより公証のスケジュールが送られてくるので返信するとLinkが教えられる。
⑤公証人にパスポートを見せて書類上の顔写真と相違無いか確認される。
⑥ビデオチャット上で写真撮影し、Form186にWeb上でサインする。
⑦完了後にNotaryCamがそのデータを直接ECFMGに送信してくれる。

以上となります。このように以前のように学務課や大使館に行く必要がなくなりました。この後はECFMGと学務課が直接やり取りをしてくれるので、こちらからは何もする必要はなく結果を待つこととなります。

 

*卒業生の場合 :以下は過去のものです。最新版は現在調査中です。
既に医学部を卒業している場合は提出すべき資料がやや異なります。

Form186に加えて、以下の資料を提出する必要があります。

・卒業証明書:原本のコピー2枚、英訳2枚
・成績証明書:原本のコピー2枚、英訳2枚
・カラー顔写真:Form186に貼るもの
・A List of Officials:医学部の役員リスト
以上です。これらを学務課に準備しもらう必要があります
今回の記事では提出書類に関する最新情報をお伝えしました。以前とは大きく異なっているので注意してください。スムーズに受験申し込みを行って、ストレスなく勉強に集中したいところですね。
ではシーヤ!

 

コメント

  1. […] オンラインパートはここから […]

  2. […] ★受験方法が分からぬ。。。:これを見たまへ! […]

  3. 松浦 有佑 より:

    コメント失礼いたします。岐阜県にて研修医をしております、松浦有佑と申します。大変わかりやすいページに出会えて感謝しております。質問させてください。学生中に既にSTEP1をパスしておりまして、STEP2CKに申し込もうとしているのですが、既にECFMGのIDを持っているような場合はログインして入金→186の提出という手順ではなく、先にFormを提出すれば良いのでしょうか、、、。申し込み方をIWAページ内で探してはいるもののこれといったものに出会うことができません。もしよろしければアドバイスいただければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。

    • Dr.瀬嵜yodo80 より:

      コメントありがとうございます。
      僕の記憶では確か卒業後にもIWAを通じて申し込みだと思います。
      提出すべきFORMは事前に必ず知らされるはずです。また卒業後には追加提出書類が必要となると思います。
      現在はオンライン上の公証が必要となっており、恐らく入金後にオンライン上公証の案内が来るのではないかと思われます。
      その際にFORMを提出するという形式になっているはずです。
      しかしアプライ方法は日々刻刻と変わるのでECFMGから送られてくるメールに従ってするのが確実です。

  4. 松浦 より:

    連絡ありがとうございます。
    My ECFMGにて、waiting for certification of identification form という文が出てきましたので、まずはその指示に従って186をオンライン公証を行いながら、何かその後の指示が出てくるかを待ってみようかと思います!

  5. じゅん より:

    はじめまして。とても分かりやすいHPで大変感謝しております。私は2年目研修医ですが、USMLE step1の受験方法に関して質問があります。今回初めての受験です。Notary camでのForm 186の申請が終わった状態です。
    ① OASISのUSMLE application Information欄ではStep 1はIn process状態です。まだ英文の卒業証明書などは提出していませんが、提出先の住所などはどこでしょうか。
    ② このサイトを見る前にオンラインパートを終了し1400$支払ってしまいましたが、dates of attendanceのtitle of medical degreeをMDと登録してしまったような気がします。いかがしたらいいでしょうか。
    細かい内容で申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。

    • Dr.瀬嵜yodo80 より:

      コメントありがとうございます。
      ①提出するように求められましたか?恐らく現状ではECFMGが大学側に直接書類を要求しているため本人が提出する必要はないのではないかと思います。
      ②もし仮にMDと書いてrejectになったとしたらその旨の連絡があるはずです。今はまだ文字通りin processの状態のわけですから、しばらく待つほかないと思います。

  6. tujibook より:

    初めまして。
    現在医学部5年でstep1の申し込みを行おうとしています。
    ECFMG certificationのオンライン公証の部分で詰まっているのですが、Form 186のby official となっている所は大学の教務課に記入してもらうという認識でよろしいでしょうか?

    • Dr.瀬嵜yodo80 より:

      コメントありがとうございます!
      基本的にはオンラインで公証する際に記入すべき欄を指摘されるはずです。その後ECFMGが各大学の学務課と直接やりとりするはずなので、こちらから学務課に依頼するようなことはないはずです。以前はほ依頼していましたが近年上記のように変わったと聞いてます。常に変化していますごので、また不明な点があれば質問してください。

  7. YK より:

    コメント失礼いたします。当方、国試勉強と並行してstep1の準備をしている地方の医学部6年生です。
    先生のブログに出会ったことでUSMLEを知り、勉強を始めました。申し込み段階でも大変活用させていただきました。ありがとうございます。

    さて、本日受けた模試の結果が合格が見込めないほどに壊滅的だったため、決定していた12月末の受験日をEligibility periodを越えて3月末に変更したいと考えています。
    しかしECFMGのサイトで見てみた変更方法を自信を持って理解できず、現在途方に暮れております。

    もし先生がEligibility periodを変更する手続きなどについて情報をお持ちでしたら、教えていただけますと幸いです。
    お忙しいとは存じますがよろしくお願い申し上げます。

    • Dr.瀬嵜Dr.瀬嵜 より:

      コメントありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。
      現在、ある企画で再度申し込み方法を確認していますので、もし分かりましたらまた連絡します。
      これまでに延長できなかった方がいるとは聞いたことがないので、とりあえずトライしてみたほうがいいかと思います。

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