合格報告⑳~STEP1:和歌山県医大6年(現研修医1年目)石田薫平君~

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合格報告~STEP1:和歌山県医大6年(現研修医1年目)石田薫平君~

ハイ!ナイストゥミーチュ!セザキングです。この騒ぎの中、休校になる大学やオンライン講義に切り替わる大学がたくさんあるようです。ふと、2011年3月11日のことを思い出します。この記事では詳しく書きませんが、当時は大学5年生でした。震災後の落ち着かない世界で、ひたすら淡々とSTEP1の勉強をしていたことを思い出します。結局、今自分ができることに集中するしかありません。変えることができるのは自分のみ。何をすべきか、それは自分で考えないといけません。誰も正解は教えてくれません。

さて、そんな世の中ではありますが、嬉しいニュースもあります。和歌山県立医大の方からSTEP1の合格報告を頂きました。ポジティブなニュースを見て少し癒されてください。

合格体験記~STEP1⑦:完結編。死闘の果てに~*長文
ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。今日はドラフト会議を食い入るように見ていました。あんまり普段から大きな感動をすることってないんですけど、今回のドラフト...
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USMLE STEP1 合格体験記

みなさんこんにちわ!研修医1年目の石田薫平です。 先日、USMLE STEP1に合格しました!拍手👏 👏 👏ありがとうございます😊

簡単ではありますが合格までの道のりを紹介したいと思います。
2018年夏:和医大のGodことゆうじさんにUSMLEを勧められる。(当ブログでも紹介した松林君のこと。パワフルな生き物。)
2018年12月15日:セザキング講演会@和医大で瀬嵜先生に背中を押していただき、ついにQ&Aペーパーを開始。医学英語の前に、英語を読むのが大変なレベルでした。1問解いて解説読んでFirst aid(以下FA)書き込みに1時間くらいはかかっていました。

➡当時のことは僕も覚えていますが、皆背中を押してほしいんですよね。僕も「皆の背中を押すこと」、そして「時に猪木ばりにビンタすること」が自分の仕事だと思っています。正直、継続できれば多くの人は合格できるのですが、皆一歩踏み出す勇気が足りないのです。悩める彼の背中を全力で押した気がします。

合格報告②~STEP1:松林優児君~
ファイ!ナイス!ツゥ!ミーチュ!Dr.瀬嵜です。我ながらもうむちゃくちゃだな。。。 前回の合格報告はここから! 今回は合格報告シリーズ第2弾です。非常に...

 

1問に1時間というと僕がロビンスを開始した時と同じスピードですね。英語が苦手な方はこれくらいのスタートになるかもしれません。

2019年3~5月:Rx1周。このときはまだ時間無制限で解きました。10問ずつを30分で解いて、2時間かけて解説 読んでFA書き込みをしました。1日40問が最大でした。最終的には予想スコア213、正答率60.8%でした。

➡3か月でRx1周なら優秀です。1日40問というのもリアルな数字です。そうか、60.8%だと213になるのね。少し甘めな印象ですが、Rxの予想スコア―15くらいが現実的なスコアかなぁ。

2019年6月:UWorld開始。6月は体調を壊し100問しか進めず。またRxとの難易度の差に驚きました。この時から時間制限ありで解きました。1分半で解くなどとても無理で苦労しました。

➡これはとても参考になる感想。やっぱりRxを終えた後でもUWはさらに難しく感じるようです。なので、最初からUWを始める人たちが面を食らってしまうのも当然のことでしょう。

2019年7月7日(七夕):UWorldの正答率は50%ほど。とりあえず初めての模試を受けてみた。UWorld self assessment 1のスコアが190でした。まあ初めてにしては良いかなという感じでした。正答率は6割ほど。

➡Rxの正答率が6割の人がUWに移行したら5割まで落ち込んでいます。UWで5割程度の正答率ならギリギリ合格射程圏なので、Rx6割が合格のカットラインかもしれないです。

セザキング独断相関関係:Rx6割=UW5割=ギリギリ合格=200くらい こんな感じ
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2019年7~8月:Post CC OSCE、西医大、マッチング
2019年9月:卒業試験1回目。マッチングが終わってからは1日20問に減らして残りは卒業試験の勉強に回しました。卒業試験が近づくにつれ1日の問題数を漸減し、直前3日前まで英語に触れ続けました。卒業試験の成績8割弱くらい。

➡和歌山の後輩向けに書いた体験記のようなのでより詳細な内容になっていますね。在校生にとっては参考になるのではないかと思います。しかし、卒業試験直前まで少しでも英語に触れようという攻めた姿勢は素晴らしいです。あ、部活もやっていたようです。

2019年10月:卒業試験2回目。1日40問+medu4公衆衛生+国試3年+過去問1年を繰り返しました。卒業試験1 回目と同じく1日の問題数を漸減し、直前3日前まで英語に触れました。成績は8割くらい。

➡USMLE受験生の国家試験対策もとても参考になりますね。ご覧の通り、国試の勉強をかなり削っています。「国試と一緒に・・・」という考えでは現実的に太刀打ちできないのです。USMLEに真剣に取り組んだ、その報酬として国試にも合格できる実力が身に付くというわけです。

2019年11月:UWorldに集中。1日60~80問解きました。卒試勉強のおかげで学力が向上したのか正答率が右肩上がりに。11月末にようやく1周目が終了した。正答率は56.4%。

➡UWの正答率が56%であれば僕の予想スコアは210~215です。もちろん、今後の頑張り次第ですが。

2019年12月:冬メックの成績が悪く国試勉強再開。UWorldの間違えたところだけを1日60~80問解き、残りの時間は国試勉強をした。

➡国試の勉強をしたと言っていますが、USMLEの問題も60~80問解いていますからね。かなりの勉強量です。

2019年12月12日:NBME18。スコアは209。合格圏内に到達。
2019年12月25日(クリスマス):NBME20。スコアは203。合格圏内にはいたが成績が下降したので気合い入れ直しました。
2020年1月:4テコで国試もほぼ大丈夫に。しかしさすがに1か月前なので国試メインで勉強しました。UWorld は1日20問に抑えました。
2020年2月:UWorldは1日10問。国試はQB過去問5年、必修全部、公衆衛生全部で挑みました。
2020年2月8,9日:第114回医師国家試験

やはりUSMLE勢の国試対策は必修、公衆衛生です。これに加えて、産婦人科もオススメ。予備校の講義動画見れば自然と過去問を解くことになるので、過去問をやるかどうかはあなた次第。僕は2年分くらいはやったような。

2020年2月14日(バレンタイン):NBME23。スコアは215。国試勉強でUWorldあまりやってなかったのになぜか 成績⤴。国試も捨てたもんじゃない。
2020年2月22日:UWorld self assessment 2。スコアは222。
2020年2月28日:NBME22。スコアは209。
2020年3月6日:NBME24。スコアは218。
2020年3月13日:本番。スコアは223。

➡本番前に「直前の対策方法を教えてほしい」という連絡があったので、FAをひたすら暗記しなさいと伝えました。その甲斐もあったのか、本番は見事に少しスコアを伸ばしています。しかし、国試後もめちゃくちゃ勉強してますね。。。

国試終了後から本番までは基本的には1日80~100問解きました。サンプル問題は絵や図が本番そのまま出るので直前にすることをオススメします。本番はめちゃくちゃ難しく感じます。「もしかしたら落ちるんじゃないか」と3~6ブロックあたりで思うかもしれません。しかし、諦めず、集中を切らさず、立ち向かって下さい。最後まで点数は伸びることを僕も証明しました。これを読んでいるあなたも絶対に諦めないでください。

➡力強いメッセージですね。やはり本番直前には100問くらいは解けるようになりますよね。

反省としては時間を作れなかったことです。通読、BRS、UWorld2周目はやるべきでした。まだ時間がある人は是非やってください。 最後に、資金面で助けてくれた家族、一緒に頑張ってきた勉強会メンバー、ゆうじさん、瀬嵜先生、また応援してくれた皆さんに感謝の気持ちを述べて終わりたいと思います。ありがとうございました。質問したい方やアドバイス欲しい方はいつでも連絡して下さい! 和医大の人はだれかにLINE聞いて下さい! kunpeiishida@gmail.com

➡UWの2周目で終わってしまったということでしょうか。とにかくUWは完璧にこなすべきです。UWを完璧にするとスコアが30上がると言われております。

本当にお疲れ様でした。勉強開始から1年3か月くらいで本番ということですかね。その間にQA、Rx、UWをこなしたということになります。とても王道と言うべき勉強方法だったと思いますが、本人が言う通りBRS行動科学はやるべきでしたし、UWはもっと完璧を目指してもよかったでしょう。そして、やはり本番直前の暗記は非常に大事だなと改めて痛感しました。

やりゃできる。本当にそれだけ。皆さんもきっと合格できます。

あと、これは手前味噌ですが、講演会をした大学から合格者が出てきている印象です。講演会というたった一つのイベントが大学や個人に大きな影響を与えているかもしれないと思うとUSMLEコンサルタント冥利に尽きるというものです。

コロナが落ち着いた頃には日本全国の医学部にお邪魔しにいきますよ!しーや。

講演会開催までの簡易マニュアル
講演会開催マニュアル 今日3つ目の記事!です! 講演会開催をすることで各大学や個人に大きな影響を与えることは論を待たないのですが、恐らく開催までの流れが不明瞭...

 

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