USMLE概要⑨:2023年問題について

USMLE概要

2023年問題

ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。

今年の冬全然寒くないですね。過ごしやすいのはいいけど明らかな温暖化で今後の夏が心配でならないです。

最近近くに良いマッサージ屋を発見。日々の疲れの蓄積をマッサージで解消しております。昔安いもみほぐしの店にいったら、やたら指のDIP関節あたりをひたすたら揉まれたけど方向性が全く理解不能だったな。(笑)

今回は臨時でまた「2023年問題のお話をします。今また色々と話題になっておりますよね。不正入試問題とかでね。

多分僕より2023年問題詳しい一般人ってあんまりいないと思うので、

今回の東京医大認定取り消し問題」とはいかなるものなのか言及しておきますね。

では。

先月の末にあるニュースが報道されました。

同大医大認定取り消し

東京医大認定取り消しというものでした。

しかし、この文章だけでは全体像が全く見えてきません。そこで僕が知る限りの情報を基に現状を分かりやすく説明してみようと思います。

話を進めていく上で2023年問題とは何か知って頂く必要があるので以前の記事を最初にご覧ください。最初の記事追記

まずは上記の文章をより詳細なものしてみましょうか。

「東京医大は2017年4月にJACMEに国際基準を満たす教育機関として認定されたが、今回の不正入試問題が原因でその認定は取り消しになった」

ということになります。

2023年以降は世界医学教育連盟(WFME)が認定して教育機関でなければECFMGを取得できない(=そのために必要なUSMLEを受験できない)ということが決まっております。

つまり在学・卒業した大学がWFMEに認定されなければ2023年以降はUSMLEが受験できなくなります。=ECFMGが関与する国(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)で臨床留学できなくなるということ。

*ECFMG:アメリカ国外の医学部を卒業した者がアメリカで医師として働く場合にそれを認可する機関。USMLE STEP1,2CK,2CSに合格すると自動的にECFMG Certificateが発行されるが、医師免許とは異なる。またアメリカ人でもアメリカ国外の医学部を卒業した場合にはECFMGに認可を受ける必要がある。

この日本の医学部の認可はWFMEが直接認可を下すのではなく、WFMEは日本医学教育評価機構(JACME)にその認可を委託し、JACMEが直接医学部を評価しています。

例えば実習期間72週以上などが認可条件となっておりますが、結局言いたいことは「ちゃんとした医学教育やっとりまっか?」ということです。

だから「不正入試をしている医学部=ちゃんとした教育してないっしょ」という判断をされ、認定が取り消しになったということでしょう。

では「USMLEを受験できないのか」と問われれば、答えはイエスでもあり、ノーでもあります。

この認定は2023年以降に有効化されるものなので、2023年までにECFMGを取得してしまえば恐らく問題ないと思われます。一旦取得したECFMGは失効しないようです。一方で2023年より前に卒業した場合にUSMLEの受験資格が失効するか否かはまだ不透明です。ECFMGに質問してみましたが曖昧な回答でした。

今後東京医大生がUSMLEを再び受験できるようになるためにはJACMEの再認定を受ける必要があるとのこと。しかし、現在JACMEは全国の医学部の評価をしている最中であり現在で30弱の医学部の評価が終わっているようです。2017年4月に評価が開始され、現在までに30弱ということは年間で18医学部くらいのペースで進んでいるようです。このペースで進めば全部の医学部、つまり82の医学部の評価を終えるには5年弱かかります。2022年くらいになってしまうかもしれません。その後再評価となればもしかしたら2023年を超えてしまう可能性もあるでしょう。あくまで可能性ですが。

要約すると

「東京医大の学生・卒業生は2023年以降にUSMLEを受験できなくなる可能性があるのでそれまでにECFMGを取得したほうがいい。」ということです。

さらに「ゼロからECMFGを取得するためには数年要するので動きだすなら今すぐ」とも言えます。英語力次第ですが、超最短でも2年はかかると思ったほうがいいです。卒業生ならもっとかかるでしょうね。

さらにさらに、この不正入試問題は東京医大に限ったことではありません。いや、ありませんと言い切るのも危険ですが、氷山の一角と考えるほうが常識的でしょう。

そのため「他の医学部も今後認定されない・認定取り消しになる可能性あり。できれば2023年までにECMFGを取得すべし」とも言えます。

以下はこのブログを見てる人には関係ないことでしょうけど。不正入試問題をうけて、追加合格者がいるとのことですが、その追加合格者ってもしかしたらUSMLE受験できない可能性があるってことですよね。。。そんなことまで把握し、受け入れて入学する受験生・その両親ってどれだけいるんでしょうか。

2023年問題は平成最後の黒船として日本の医学部に来航し、新たな元号となる時代に多大な影響を与えそうです。

もう2018年も終わろうとしております。2023年まで残り4年。

たった4年でUSMLEも受験できず。。。

泰平の日本の医学部は眠りを覚ます時がきたようです。しーや。

 

 

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