USMLE対策(番外編)
他国IMGのUSMLE対策
ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。今回はUSMLE対策の番外編として、日本以外のIMG(インド、スウェーデンなど)のUSMLE対策に関する情報をお届けします。これまでに様々なIMGと知り合う機会があり、そこで得た情報を簡単にまとめたいと思います。そして、その情報をもとに我々日本人はどうすべきか考えてみます。
何故、他国のIMGはハイスコアなのか?
日本では240や250がハイスコアと言われる一方で、他国のIMGの中には260や270というような超ハイスコアを取る人がいます。あまりにも超ハイスコアであり、我々日本人の殆どはそこに到達できません。では、それを生み出す違いとは自頭の違いのみで説明できるものなのでしょうか。
実はそうではありません。基本的に、彼らは卒業後働かずにひたすらUSMLEの勉強をするようです。誰かが受験した際は、試験後記憶に残った問題を書き留めておき、それを仲間内で共有します。もともと英語で医学の勉強をしており、大量の時間を費やし、過去問を把握していることが彼らの高得点の理由のようです。
このように書くといかにもズルいことをしているように思われるかもしれませんが、日本の医学部の定期試験でも皆で試験問題を暗記することはよくありますし、ひと昔の国家試験も同様でした。少しでも高いスコアを狙うのであれば誰もが考えうる戦略です。しかし、これまでの日本の状況では受験生がすくないことや受験生同士の繋がりが希薄であったことからその戦術をとることは出来ませんでした。あまり具体的に言及することは避けますが、今後はそれが日本でも可能になりつつあるでしょう。
・卒業後働かずにUSMLEを勉強する
・仲間内で過去問情報を共有している
・自国でも英語で医学を学んでいる
IMG戦略の落とし穴とは?
ただCSに関しては基本的に仲間内でしか情報交換しないことが裏目に出て、主観的な情報となりやすいことも欠点のようです。未だにCSは1ケースで1つカウンセリングをやるべき、等といった独自のやり方を取っていることも多いようですが、冷静に考えれば、予備校の言っていることを鵜呑みにしてそれに準じた対策を取るのは普通のことです。
「あまりにも英語が苦手な」日本人が故に、「カウンセリングはしない」「フレーズ丸暗記」戦術が生れたのです。というか、僕が生み出したのですが、10年前の日本人も他国のIMGと同じように予備校に言われた通りのやり方で対策をしていました。しかし、SEPの難化に伴い徐々にIMGにとって不利になるような評価項目に変りつつあります。(発音に問題があるにも関わらず)英語に苦手意識の無い他国には、その変化を見抜く人は中々いないのかもしれません。
では、これらを踏まえて日本人はどうすべきか?
繰り返しますが、受験生の結束を強めて有益な情報を共有することが肝要でしょう。これまで個人プレーに委ねがちだったUSMLE受験も情報戦略を積極的に取りいれる必要があります。既にCS受験では情報無く本番に突撃して撃沈している人があとを絶ちません。SNSやSMCを利用して仲間を見つけて積極的に情報交換していき、難化しつつあるUSMLE受験を乗り越えていきましょう。
今回は番外編なのでこれくらいで。では、しーや。
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