ハイ!ナイストゥミーチュ!セザキングです。
STEP3対策の記事もいよいよ大詰め!この記事では具体的な勉強方法、特にSTEP3特有のテストCCSについてお話をしていきます。
STEP3勉強方法
ECFMGを取得された方であれば既に自分自身の勉強方法を確立されていると思うので、ここで僕が細かく勉強方法を説明する必要はないでしょう。しかしCCSだけはSTEP3特有の試験なので少し説明を加えさせて頂きます。
① Multiple Questions
UWのみで十分なのでこれまでのように自分なりの方法で勉強してください。UWであれば55%取れれば十分に合格圏だと思います。繰り返しになりますが1日目のFIPでは基礎医学からの出題もあります。UW STEP3だけではカバーできないので、各自STEP1の復習をしましょう。
特に微生物、発生学、薬理、病態生理に関してはFAをさらっと通読しておくことをオススメします。
STEP1のことに関しては以下の記事で言及しています。
② Computer-based Case Simulations (CCS)
CCSをざっくり説明すると「パソコン上で実際の診療を最初から最後まで行う」テストのようなものです。例えば、骨折患者、発熱患者など、あらゆる症例で最初の診察から、検査、治療まで行う必要があります。具体的には、発熱患者が結果的に白血病だった場合には化学療法のオーダーまで自分でしないといけないのです。これまでに学んできた全ての知識を総動員するという点で、CCSはUSMLEの集大成とも言えるでしょう。
臨床経験が豊富であればあるほど、CCSでは有利になります。救急外来での心筋梗塞や脳梗塞などの疾患の初期対応の経験が豊富であればあるほど、CCSでもその経験に基づいて診察・治療を進めていくことが可能になります。一方で、どなたでも経験には偏りがあると思います。自分を例に挙げると、精神科を専門としていたため一般内科や外科の症例は初期研修時代の経験に頼るしかなく、CCSにおいては非常に不利だと感じていました。その経験の差を埋めるべく行った対策を以下に述べます。皆さんも経験の少ない症例に関しては以下の対策を参考にしてみてください。
CCSの対策にはUWとCCS Casesがあります。以前はUWしか選択肢がなくUWで対策せざるを得ませんでしたが、UWのCCSにはフィードバック機能がないため非常に復習がしにくい仕様になっていました。しかし、今はCCS Casesが出現しCCS対策の主流となっています。MCQを一通り終えたら直前2週間~1か月をCCS Casesに充ててください。最初にCCSの基本的な流れ・ルールを述べ、次いで経験の少ない症例に対するアプローチ方法を提案します。
*基本的な流れ・ルール
1症例あたりに与えられる時間は10分または20分です。いずれのケースの場合も、最後の2分は最終オーダーと診断の時間(追記:診断名は不要になりました)に充てられるのでケースを進める時間は実質18分と8分になります。また治療が完了した場合や、全く見当違いな検査・治療をしていると残り時間が余っていても強制終了します。その時間が休憩時間として加算されていくため、基本的には時間が余ると考えてください。従って、2日目前半のMCQの時に十分に休憩時間を取るという戦略もありということになります。
次の記事ではCCSの概要とその具体的な操作方法(恐らくこのブログでしか紹介されてない!)、そして対策方法を紹介していきます!
ではまた! しーや。
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