STEP2CS対策⑥~具体的な勉強方法~英語診察初学者(医学生)向け

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医学生よ。これを見れば勉強方法がわかる

CSの概要を掴んだところで、次に具体的な勉強を進め方をお伝えします。

ここではCS受験はまだだいぶ先になる医学生と、実際にCS受験を控える受験生に分けて説明していきます。今回の記事では医学生向けに書いていきます。

受験がまだまだ先の医学生は現時点でCS合格をそれほど強く意識する必要はありません。とりあえずは英語で一通りの診察を行うことを目標とします。

では順序だてて説明していきましょう。

⓪勉強に必要なもの・人を準備する

基本的にはFIRST AIDマニュアル製本版です。最悪FIRST AIDだけでもOKですが、フレーズへの対応が中途半端なのと語呂合わせが一切載っておりません。

あとはメンバー集めです。医療面接という性質上一人での勉強には限界があります。興味があるメンバーを集めて勉強会を開くことをお勧めします。今回は2人で行うことを想定し話を進めます。

*講演会に参加された方はワードの配布資料を使用してください。4種類お渡ししましたが、そこにはCSの基本となるマナーやフレーズ、語呂合わせを記載しております。(公平性を保つため配布資料は講演会参加者限定としております。)

①基本的なフレーズを暗記する

ここで言う基本的なフレーズとは

・挨拶

・現病歴 OPDCSFLIQRAAAのこと

・既往歴など PAMFOSWADSADTOESのこと

・締め

に必要な英語を覚えることです。さすがにこれくらいは覚えておかないと面接が成立しません。例えば痛みの程度を聞こうとしても覚えていないと聞けません。だから最低限、On a scale from 1 to 10, with 10 being the worst pain you have ever had, which number would you rate the pain?と言えるまでは暗記する必要があります。暗記は勉強会でする必要はないため自習としたほうがいいでしょう。

だから今回は最低ここまでは覚えてこようねって約束しておく。一つの質問に数種類の聞き方がありますが、それらを全て覚える必要はありません。自分が覚えやすいものをピックアップして覚えていきましょう。

現病歴や既往歴の語呂も最初は大変ですけど覚えたほうがいいです。これは英語とは関係なく臨床現場でも使えるものなので、これらを医学生の内に学べるということは非常に贅沢なことです。

②FIRST AIDのPractice Caseで練習してみる

医者役と患者役に分かれて練習します。医者役は事前にDoorway Informationのみを見ることができます。ちゃんとやるのであればその部分だけをコピーしてドアの外に貼り付け、医者役は外で待機をすると臨場感が出ていいかもしれません。

患者役の人はFIRSTAIDに書いてある患者情報を読みます。基本的には聞かれた質問に対する受け答え方が全て書いてあるので、自由英会話の必要はありません。またチャレンジングクエスチョンなども掲載してあるので見逃さないようにしましょう。

またマニュアルに書いてあるようなメモ書きを利用することをお勧めします。これは僕が実際に書いたメモ書きです。

詳しい説明はマニュアルをご覧ください。このように事前に紙に語呂を書いて入室することで効率よく問診をすることができます。

③練習で言えなかった英語を復習する

覚えたはずなのに言えなかったフレーズや、なんて答えていいのか皆目見当もつかなかった質問への答えをFAやマニュアルで確認し、各自覚える。

④余力があれば鑑別に必要な語呂を確認してみる。

まずはFAの解説を読みます。例えば腹痛が主訴なら、「abdominal pain」と見た瞬間にいくつかの疾患が頭に浮かぶ必要があります。それはマニュアルに書いてる語呂で対応するのが良いです。学生のうちからこんなに鑑別疾患の練習をする機会はそうそうありません。

⑤さらに余力があればカルテ作成してみる

FAの解答例を真似るか、マニュアルのストラテジー通りに書いてみるしかありません。医学英語を正確にスペルアウトする練習になります。

上記①~③(または①~④、①~⑤)を繰り返す。

学生であれば数人の勉強会グループを形成し、週に1度とか月に一度集まり、1回1~2ケース練習すればいいでしょう。これを継続するだけでもとんでもなく力が付くと思いますし、STEP1や国家試験対策にもなると思います。

次はCSに挑むガチ勢への勉強方法を提言してみます。シーヤ!

マニュアルを希望される方は以下からどうぞ。

コメント

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