OET④~OET受験体験記:中編~

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OET④~OET受験体験記:中編~

ご挨拶

ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。さてさて、先日告知したコネクトセミナーは全く冗談ではなく早々に締め切りになってしまいそうな勢いです。Twitterだとびっくりするほど無風なのだが、皆暗躍しているというか、ちゃっかり申しこんでいます。いつもこのような動きを見せるのですが、やはり「臨床留学に興味があります!」と公言しにくい環境は未だに存在するのでしょう。まじでお早めに。

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OET受験体験記:中編

OET公式本のクオリティは?

公式本を手に取る。まず、表紙の作りもFAのクオリティとは比較にならない。本をまじまじと観察していて気が付いたのだが、「Amazon制作」とある。ああ、これはつまり元々データであったものをAmazonが製本化したものなのだ。だから、本としての作りが微妙なクオリティになっていることも頷けるし、読み放題の対象なのも分かる。つまり、4000円とは「製本代」なのである。

いよいよ各項目を観察していくことになるが、まずは基本的なルールを改めて確認してみる。するとここで始めて、「ReadingとListeningは全職種共通問題」であることを知る。うーん、こんな超基本的で大事な情報って本来であれば、最初に把握すべきことであるのだが、それを公式本を読んで初めて知るのである。これは僕の調査力不足であるが所以でもあるのだが、やはりOETという試験がマイナーであり、市場に出回っている情報がまだまだ少ないということも関係しているのであろう。

どうやら、WritingとSpeakingは医師専用の問題になっているようだ。正直、これは朗報だと思った。医療のチームリーダーとしての責務を担う医師という職業は必然的に医療に関する情報を包括的に学びやすい立場にいるからだ。さて、しかしここで勘違いしてはならない。このOETは「医療の知識を問う」テストではなく、「医療者としての英語力を問う」テストなのである。つまり、知識の有無は試験の出来不出来にクリティカルには影響しないようになっているはずなのである。ただ、知識があることで英語力を補えることも確かであり、しかもUSMLE勢とあれば、基本的な額英語には精通しているため、語彙の面では非常に有利だろう。そんなことを考えた。

Reading

Readingの問題を眺めてみる。どうやら、前半は記号や言葉を書く問題のようだ。しかし、令和の世になっても鉛筆を使わねばならぬとは。今日日、鉛筆の需要ってどれほどあるのでしょう。字が芸術的に汚い僕にとっては不利でしかない。まぁいいや。後半は短文・長文を読んで正解の選択肢を3つの内から1つ選ぶスタイルのようだ。3択問題とは、これはかなり良心的である。期待値が33%ということか。ただ、結構文章は長く速読が求められているという印象であった。

恐らくだが、USMLE勢はReadingに特別な対策は必要ないだろう。STEP1や2CK受験を経て、ある程度の医学英単語は身についているはずなので、それによって対応できるだろう。しかし、USMLEの勉強をせずにOET受験を開始するとなれば話は別で、この場合は医学英単語を丸暗記するフェーズは必要になると思う。ここはUSMLEとは一線を画しているところなのだが、USMLEは教材が豊富であることと、単語のみを知っていても正答にはたどり着けないために、医学英単語のみを覚えるフェーズは必要なく、問題を解きながら覚えることを推奨している。一方で、OETはリソースが十分ではないし、医学知識は問われないために、ある程度の読解力があり、加えて医学英単語を暗記していれば対応可能という背景からは、OETから始める人は単語を暗記する期間を設けるのが良いのではないかと考えた。まぁ、このブログの読者の多くはUSMLE勢だと思うので、特に対策はしなくてよろし。数問解いて慣れるくらいでOKかと。

Listening

Readingをある程度把握したところで、次はListeningへ。公式本を読んでみても問題文しか載っておらず音源を見つけることができない。すると、どうやらOET公式ページに音源があることを発見。そして、軽い気持ちで聞いてみたが、正直に言おう。萎えた。超萎えた。なんか、めちゃくちゃ癖が強いんですけど。Sureをシャーとか発音するし、何よりもIt takesをイッタイクスと発音されたのはかなり衝撃であった。これがオーストラリア英語か。。。もっぱらアメリカ英語に馴染んできた僕には相当強い抵抗を感じた。そして、どうやら最近OETの試験内容が改変され、多様なアクセントが採用されるようになったとのこと。中高生の時に英語を避けすぎて有毛細胞がアポトーシスした僕にとってリスニングはまじで鬼門なのだ。

OET - English language test for healthcare professionals
OET is a well-respected international English language test for the healthcare sector. Established in the late 1980s under contract to the Australian Federal Go...

↑直接URL入れないと何故かたどり着けない

CSの時も結局あまり聞き取れなかったので、「聞き取れた振りをする作戦」を考案した。しかし、OETのリスニングは純粋にリスニング力を問うので誤魔化しがきかない。リスニングは前半の穴埋め、後半の択一問題に分かれているのだが、つまり勘が良くても正答しようがない前半が肝となる。初見では、恐らく前半の正答率が5~6割、後半が7割程度。Bを取るためには7割程度は必要らしいので、「正直これは厳しい」というのが正直な感想であった。

STEP2CS対策⑧〜決して聞き返すことなかれ〜
聞き返しノー宣言とはなに!? ハイ!ナイストゥーミーチュウ!Dr.瀬嵜です。すっかり寒くなってきましたねー うーん何が食べたいかな?もつ鍋かな。とんこつ...

Writing

続いてライティングを見てみる。ライティングの内容もバリエーションがあるとのことだが、基本的には「専門家への紹介状作成」がタスクのようだ。CSはカルテ作成が求められるのだが、これは働き出してから最も大事なスキルだと思うので理解できす。しかし、OETでは何故紹介状を書かせるのか正直未だによく理解できない。オーストラリアでは紹介状のクオリティが求められているのだろうか。

解答例を見たが、「結構形式が自由だな」という印象である。それはつまり対策がしにくいという意味でもある。型ががっちり決まっていれば、型を覚えてしまえば、CSのフレーズ暗記のように対応できるのだが、自由度が高いとそれが通用しない。恐らく、OETのライティングでは頻用の言い回しを覚えて、それをケース毎に繋ぎ合わせていくのが妥当な戦略になるだろうと感じた。しかし、ある程度文法力があれば少し練習しただけでも対応できるかもしれないという印象でもある。いずれにせよ、しっかり練習する時間もないし、自己採点しようがないのでCSで学んだ知識と、自分の持つ文法力のみで本番も挑むことを決めた。相変らずの無鉄砲である。

Speaking

最後にスピーキングだが、既に概要はお伝えした。ここで問題となるのは、本を眺めていても本番のイメージがしにくいということである。全体の流れがイメージしにくければ対策しようがない。ということで色々と検索していると、YouTubeにOETの公式チャンネルがあることを発見した。ここではMedicine以外にNursingの動画も観ることができるようだ。

Official OET
The Occupational English Test (OET) is the English language test for healthcare professionals. OET uses real healthcare communication scenarios to assess the...

ここで把握したことは、スピーキングは自己紹介→Warm up→本番(ケース)という流れだということ。OETは本番以外は採点されないとのことだが、CSは「印象点」が大事であり、これが結果にクリティカルに響く。となれば、「Warm upもなるべく相手に良い印象を与える」戦略が有効ではないかと思ったが、これはCSとは異なることも分かった。OETでは音声を録音しており、面接者とは別に採点者がいて後日採点しているようなので、面接官の印象の良し悪しは基本的に関係無いだろう。

個人的にやっかいだなと思ったのは、やはりこのWarm upである。完全な自由英会話であるだけにうまく答えるのが難しい内容もある。例えば、「医者にとって大事な資質とは?」という質問なんか、突然聞かれても中々答えられるものではない。また、「コロナのことどう思うか?」みたいな質問もあり、ここで全く答えられないとメンタルにも響くと考え、ある程度の対策が必要と感じた。

さて、肝心の本番はどのような内容かと言えば、「足が痛いんだがどうしたらいいの」とか、「検査で異常が出たんだけど」とか、そんな感じの診察現場で日常的に起こり得ることがテーマになっているようだ。OETではCSのように「I understand your concerns.」でひたすら誤魔化し続けることはできず、ひたすら患者の質問に答え続けることになる。しかし、開始時に渡される「Candidate Card」に載っているタスク(例えば、explain the findings to the patient and the possibility of malignancy)を順番にこなしていけばよく、その会話内容もある程度指示されているため、医学知識は殆ど必要なく(ただ最低限医学英単語を発音できる必要はある)ただ文法的に間違いなく、なるべくナチュラルな英語を話すことができれば対応は可能と感じた。ただ、練習相手もいないので一切練習することなく、本番では「CSで学んだフレーズのみで戦う」と決めることにし、全く対策しない自分を慰めるのであった。

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次回の予告

ということで、ついに全貌を把握したのであとは本番あるのみ。次回は、本番当日のお話をしていきます!

ではまた。しーや。

口コミで拡がっているのか、有難いことに未だにちょいちょいベストセラー1位になっております。。。謝謝!!

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