OET⑪~Listening対策
挨拶:Listening対策に裏技は・・・?
ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。いよいよ、Listeningの対策方法に関する考察をしていきます。以前の記事で「Listeningの対策の裏技があるかも」とほのめかしましたが、うん、ないわw ない!w
タネを明かすと、「実はListeningの答えは○○~○○秒毎に喋っている説」を思い付き、もしそのレンジが15~20秒と短いのであれば、それを意識して聞くことで答えを予想しやすくなるのではないかと考えました。全くもって相変らずクソみたいな作戦を思いついたのですが、実際に音源を聞いてみると30秒空くところもあれば、5秒程度で答えが連続することもあり、秒数は全くあてにならないことという結論に至りました。無念。
和歌山医大卒S.I先生(合格者)より情報提供!
さて、ではどのようにListening対策の記事を完結させようかと頭をひねらせていたところ、ひょんなところから助け舟がやってきました。なんと、OET合格者よりListening対策方法の提案をして頂けたのでございます(またもや和歌山である)。いやぁ、有難い。御縁の世の中なのでござる。コネという言い方もすると途端にいかがわしくなるのですが、結局「御縁」を大切にしていくことが幸せになる近道なのです。ありがとうございます!
てなわけで、頂いた情報を僕が装飾致しまして、皆々様にご提供させて頂く所存でありんす。以前にもお伝えしたように、ReadingとListeningは全職種共通なので、医師以外の職種の方にも参考にして頂けるのではないかと思います。
Listeningの構成
まずは、OET Listeningの構成をおさらいします。
Part A医師と患者の会話
Part B医療従事者間の会話
Part C医療関係のTopicやlecture
経験の浅い僕はPart Aが最も難しく感じましたが、S.I先生としては医療関係者の会話を聞くPart AやPart Bよりも、会話形式ではないPart Cのほうが一番の難敵だと感じていたようです。OET Listeningでは、CSとは異なり正確に聴き取れなければ得点につながりません。そこで、S.I先生がPart毎にどのように対策されたのかお伝えしていきます。
Part A対策
Part Aは全24問であり、医師と患者の会話を聞いて解答欄の穴を埋めていきます。B(=合格)を取るためには、出来ればここで7~8割(つまり17問以上)をキープしていたいとのことです。ちなみに、答えは「患者からの情報のみ」から得られます。つまり、医師の言葉よりも患者の言葉により集中するほうがベターということになります。また、発音に変化が無い程度のスペルミス(例えば、WiliamsとWilliams)であれば正解となりますが、sとthのように日本人にとっては似ているように聞こえる発音は、実際には全く別物の発音になるので不正解ということになります。
S.I先生の具体的な対策方法としては、対策教材の記事にて詳述したBenchmark education solutionsやE2languageのOET コースのPart Aを繰り返し練習したようです。
E2LanguageのYoutube動画も参考になりますので、是非ご利用ください。
OET Listening Part A with Jay from E2Language! – YouTube
Part Aでは医師と患者との会話を聞くことになりますが、同じようなシチュエーションの会話が聞けるような教材があるので、それを利用するという手段もあります。S.I先生は以下の本を使用されていたみたいです。
Part B対策
Part BのコツはE2LanguageのYouTube動画を参考にされたようです。Part Bでは医療従事者間の会話を聞いて正解の選択肢を一つ選ぶ問題形式で全6問ですが、ここでも7~8割(つまり6問中4問以上、出来れば5問)取りたいところです。
Part C対策
Part CのコツもPart B同様にE2Languageの動画を参考にされたとのことです。Part Cでは医療関係のTopicやLectureを聞いて正解の選択肢を一つ選ぶ問題形式で全12問です。OET合格者としてはこのPart Cが難敵であり、Part AとBで7~8割稼いで、このPart Cで5~6割(つまり12問以上)取りに行く作戦が良いとのことです。
その他対策方法
Listening力の向上には清聴と多量の英語に耳を曝露されることが重要という話は、既に議論の余地がないほど常識になってきていると思いますが、S.I先生も普段から通勤時間等の隙間時間にiPhoneアプリのNHK WORLD JAPANを使って少しでも多く英語に触れるようにしていたようです。令和の世は非常に便利な世の中であり、YouTubeや様々なアプリを使うことによりお金をかけることなく勉強できるようになりました。
また、OET独特のオーストラリア英語に馴染むという目的としては、以下のようなオーストラリアの映画・ドラマを聴くのも有効です。
これは繰り返しになりますが、Part Aは選択式ではなく解答用紙に直接を書きこむ問題形式になっています。その中には、Baclofenとかbotulinum toxinのように専門用語を書きこむこともあるので、日頃より正しいスペルを覚えるように意識しておくのがいいかと思います。また、後者はBTXと省略することもできるので、省略形で覚えたほうが楽でしょう。
次回予告
簡単ではありますが、以上がOETのListening対策になります。10回以上もOET関係の記事を連載してきましたが、次回は「USMLEやOETの未来」をテーマとした記事をお届けして、OET関連の記事は一旦終了となります。今後も必要に応じてOET関係の記事を追加・修正、新規作成していく予定です。
さて、今回はここまで!しーや!
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