質問コーナー㉗~浪人すべき?避けるべき医学部はある?~

CBTコラム

挨拶

ハイ!ナイストゥミーチュー!せざきんぐです。そして、いよいよ今年も終わりです。皆さんは何をして過ごしてますか?僕はひたすら仕事しています。カフェで仕事が最高に好きなのです。

さて、今回も質問に答えていきます。最近質問コーナーばかりで申し訳ないのですが、悩める受験生を救うのが僕の使命なのです。っていう、おせっかいね。では、以下!

スポンサーリンク

質問

質問です 医学部受験生なのですが、親に浪人を許して貰えず今年受かった大学に入らねばなりません。 医学部受験で偏差値があまり高くない大学に入って(帝◯など)USMLEの対策をするのと、もう1年受験勉強を頑張ってなるべく偏差値の高い医学部に入ってUSMLEの対策をするのではどれくらい差がありますか? 進路の事で非常に悩んでいます。

回答

ふむ。ちょっとよくわからんだが、浪人を許してもらえないのにどうやってもう1年受験勉強をするするのだろう。まぁ、いいか。

「医学部によってUSMLE受験に差が生まれるか」という疑問には以前4回にも分けて回答させて頂いているので是非全部熟読されたい。

質問コーナー⑲~医学部に差はあるか?①:国家試験の仕組みを添えて~
挨拶 ハイ!ナイストゥーミーチュ!セザキングです。 マッチングも終わり、いよいよ国家試験のシーズンですかね。何を隠そう、僕は6年生のこの時期が最高に楽しかった...
質問コーナー⑳~医学部に差はあるか?②:最新情報は都内にしかない!~
挨拶 ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。 出版の告知を開始したのでようやく息苦しさが抜けました。結構忙しかったのでそっちに注力していたのですが、その...
質問コーナー㉑~医学部に差はあるか?③:優秀な人はどこにいる?~
挨拶 ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。眠くて倒れそうになりながらblogを書き書き。 医師になるための障壁について 医学部受験生はそろそろセンター試...
質問コーナー㉒~医学部に差はあるか?④:医学部は幸福度を規定しない~
挨拶 ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。 セザキングの名づけ親と再会! いや、凄いことがありました。僕の大学のある先輩に10年ぶりくらいに再会したんで...
さて、今回の質問が以前のものと違うのは「浪人すべきかどうか」と、言外にある「避けるべき医学部はあるのか」という点に集約される。
スポンサーリンク

浪人すべきか

ます浪人すべきか否かという疑問に対する回答は「浪人はしないほうが良い」である。そもそもの話になるが、浪人しても1年後に偏差値の高い医学部に合格する保証はどこにもないのだ。さらに、例え合格してもその偏差値の高い医学部がUSMLEを勉強しやすい環境とも限らない。そして、最も重要なことだが、「貴重な1年を勉強に費やす」ことになってしまう。

18,19歳では気づかないことかもしれないが、時の流れとは「光陰矢の如し」であり、あっと言う間に年月は過ぎていく。そして、20歳頃をピークに心身ともにエネルギーは減少していく傾向にある。20歳の1年と60歳の1年では同じ1年でも意味するものが全然違うのだ。例えば、海外で1年間勉強しよう!と思っても、20歳ではなく60歳や70歳であれば途端に困難なことになる。そう、皆の1年は死ぬほど貴重なのだ。

若いころの1年は貴重!

そんな貴重な1年間は浪人を覚悟した瞬間に「受験勉強に費やす1年」に変わってしまう。確かに、受験勉強で得られることは大きいし、それが挫折体験となり自分を成長させてくれるかもしれない。しかし、もし合格している医学部があるのであれば、あえて貴重な1年を受験勉強に費やす必要はないだろう。

避けるべき医学部はあるか

では、次に避けるべき医学部はあるかという危険な問いに答えていく。その答えが「ある」のだが、「しかし、それは偏差値とは相関しない」が答えだ。では、中々表には出てこない話しをしよう。

まず、USMLEを受験する上で絶対にやってはいけない選択が「地域枠を利用する」。これを選ぶと相当な痛手となる。地域枠に関しては前回の記事で述べているのでここでは控えておく。

質問コーナー㉕~医学部受験面接ってどうしたらいい?~中編
挨拶 ハイ!ナイストゥミーチュー!せざきんぐです。 先日、地域枠のことをつぶやいたら結構反響があり、実際に地域枠の学生の方からリプを頂きました。知らない情報も...

では、偏差値が低い医学部はどうか。実はいわゆる偏差値が低いと言われている医学部でもUSMLE合格者は多少いる。どんな環境でも屈することなく信念を貫き通す猛者は必ず少数いるのだ。しかし、そんな中でも明らかにUSMLE勉強にとって不利な環境が存在している。ここで具体名を挙げることは避けるが、「○位以内に入らないと強制的に合宿・試験・講義」系の条件を課している医学部だ。受験生にとって難しいのは、そのような類の情報は凡そ入学後に初めて知るということだ。

仮に入学後にアメリカでの臨床留学に興味が出て、USMLEを勉強しようと思っても、常に試験や課題に追われる日々で、強制的な試験を避けるために勉強することになる。そこに自由意志はないのだ。そして、そのような医学部の偏差値は必ずしも最低ではないというのがポイントで、入学前に判断するのが困難なのである。

では、どのように見極めるかというと、それはもう在学生に直截話を聞くほかない。僕も全国の医学生と知り合ってはじめて「生の」医学部事情を聴くことができた。そこで、受験生は可能であればオープンキャンパスや説明会などに顔を出し、在学生、特に上級生に質問をしてみるといいだろう

これはまだ構想中のことだが、僕は近い将来オンラインサロンを作って、そこでUSMLEの情報を中心とした様々な情報のプラットホームを構築しようと思っている。そこで各大学のカリキュラムも共有できたら非常に参考になるだろう。

ということで、まとめ。

まとめ

・浪人はするな!貴重な1年を失う必要はない!
・医学部事情は事前に在学生から集めよ!拘束が強い医学部は避けよ!
・まぁセザキングオンラインサロンもそのうちあるかもね!

となります。余談ですが僕も2浪しております。

自己紹介⑥〜一浪目①:200点以上の伸び〜
はーい。ナイストゥーミーチュー!Dr.瀬嵜です!初めてまともな挨拶ができた、、、 前回の記事はここから! うとうとしながらカフェでブログを書き書きし...

自分の選んだ道に後悔はありませんが、もし僕が質問者様の立場なら、全力で勉強して可能な限り偏差値の高い医学部に現役で合格し、貴重な1年を使って留学でもするでしょうね。

もうすぐ試験ですね。情報収集する時間は無いでしょうが、私立でも都内であればUSMLE受験環境は悪くないと思います!悔いのないように頑張ってください!

しーや。

 

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました