ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。
やっと携帯復活しました。。。携帯中毒なので離脱症状が起きます。けいれんしました。
加えて撮影の仕事もあり更新が遅くなってしまいました。ごめんなさい。
東大セミナーは定員いっぱいになったとのことです。ありがとうございます。
また和歌山講演会は参加がまだまだ可能ですが長崎講演会に匹敵するくらいの参加者が予定されております。とても楽しみです!痩せないと(笑)
今回から「僕」のSTEP2CS体験記を少しずつ載せていきます。一番苦労しただけにとても長編になることが予想されます。是非飽きずについてきてくださるとうれしいです。
では!
CS合格体験記続き
初期研修は都内の国立国際医療研究センター病院で行いました。1年目は非常に多忙であったため継続的な英語の勉強はできませんでした。頭の中には常にCSのことがあり、どうやって英語力を向上させていくかと常に考えては、色んな参考書に手をだし、結局3日坊主に終わってしまうという日々を繰り返していました。本当に色々と手を出しました。「○○日間で完成」系の参考書はあらゆるものに手を出しては継続できずにいました。自分なりに努力はしてみたものの目に見えた結果は一切なく、研修医1年目に初めて受けたTOEFLではなんと55点という悲惨な点数でした。こんな状態でCSを目指そうなんて誰が見ても無謀な挑戦だったでしょう。
➡冗談じゃなく55点でした。STEP1,2CK合格した後なのに55点ですよ?当時のSTEP1の99は全世界でハイスコアとみなされていました。僕の友人がアメリカ医学生に「俺の友人が英語しゃべれないのに99とった」と伝えると、アメリカ人はただ一言「Impossible」と答えたようです。「STEP1に英語力は必要ない」ということを完全に証明したと思っています。
USMLEに合格した人の中で55より低いスコアをとった人に未だに会ったことがありません。でも、これだけできなかったからこそ現在の「STEP2CSマニュアル」が生まれました。英語ができないからこそフレーズ暗記を徹底するという戦略がなんと今ではCS対策のゴールデンスタンダートになっているのです。
転機
しかし転機が訪れます。研修医2年目になり偶然にも比較的時間に余裕がある科を回ることになりました。そしてまた偶然にも、その時期(2013年2月)に非常にお世話になっていた上級医が最近英語の塾に通いだしたということを聞き、その日の内に入塾申請の電話をしました。それがNCCです。この塾は新宿と大阪にしかなく、その一つがたまたま家から通うことができる距離にあり、ここでも何か見えない力に応援されているような気がしました。NCCほど熱心で丁寧で真剣みのある英語塾を僕は他に知りません。
上にも書きましたが、中学英語から勉強を始めました。長い道のりになることは分かっていましたが、付け焼刃な医学英語を学ぶくらいなら最初はとにかく基礎を固めようと思い、そうすることにしました。診療の合間をぬって英語の勉強を継続するという日々でした。
➡僕はNCCの回し者ではないのですが、これまでに僕の紹介でNCCに通いだした人は両手でも足りないかもしれません。それほどお勧めです。通訳理論が極めて秀逸なんです。僕のマニュアルにはここで学んだ理論が豊富に盛り込まれています。
CS受験で一番危険なのは経験で学んだ英語を話す非帰国子女です。「英語しゃべれるぜ」っていう自負があるから「フレーズ暗記しなさい」というアドバイスが頭に入っていかない。
徐々に結果も出始め、秋頃にはTOEICでやっと800点弱の点数がとれるようになりました。点数が取れるようになってきても、そもそも外国人との会話の絶対量が欠如している僕にとって英語への苦手意識はぬぐえませんでした。進路に関する詳しい経緯はここには書けませんが、色々な事情のため初期研修を終えた後の1年間は定職につかず勉強期間に充てることができることになりました。
➡実は初期研修後に一年は定職につかずにアルバイト(大学の非常勤講師を含む)をしながら英語の勉強をしていました。
そのような道を選択した理由の一つは後輩からの期待でした。その時点で既にSTEP1マニュアルは公開していたため、多くの方から相談を受けていました。そしてその皆の目が希望で満ち溢れているのです。そんな中「CS無理でしたー」なんて誰が言えましょうか。
そして何より僕自身、最大のコンプレックスであった英語と対峙する時が来たと考えていました。「逃げちゃだめだ」そんな声が聞こえた気がします。
決断の時は一瞬でした。いきつけのレストランにいった時です。スパークリングワインを口にした時、「あ、医者やめて勉強しよう」と決断したのです。
人は忙しすぎると自分の本当の気持ちにアクセスしにくくなります。自分の心と世間の意見を混同するのです。僕の心の中にも迷いがあったことは疑いようがない事実です。
「初期研修終わったら普通は後期研修だろ」
「キャリアに傷がつくぞ」
そんな言葉を自分の言葉と取り違えていたのです。
しかし、お酒を飲んで自分のタガが外れたのでしょう。
「研修なんかより自分の宿命と向き合いたい」という本当の気持ちにアクセスできたのです。
僕が講演会で本当に伝えたいことは「USMLEに関する小手先技術ではない」のことだけではない。
「自分の本当の気持ちを無視しないような生き方をしたほうがいいかもよ」ということです。
さぁさぁどうなっていくのでしょうか。しーやん。
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昔ちゅーやんって芸能人いたな。。。どこにいったんだろ。
コメント
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