勉強方法総論⑩~問題集を完璧にする方法:後編~

勉強方法総論STEP1対策

挨拶

ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。

国家試験が近づいてきましたね。大きな試験を前に不安になる気持ちはわかりますが、僕は国家試験はメンタルゲームだと思っています。以前にも言及したと思いますが、一般と臨床って下位5%くらいしか落ちないので、普通に勉強してきた人は落ちません。これらで落ちる人は明らかに勉強不足なので心を入れなおしてもう1年勉強しましょう。

不運にも不合格になってしまうのは必修落ちの人です。「8割とらないと!」と思うとプレッシャーに感じてしまいますし、僕でも多少のプレッシャーはありました。しかし、蓋を開けてみれば割れ問は採点対象外になるので結局は8割も取る必要は無くただの相対評価ということがわかります。

つまり皆が取れる問題を取りこぼさないこと、これが何より大事ということです。よって、不安な気持ちは助長されすぎると平常心を失います。如何に本番でメンタルを平常に保つかというところに焦点を当てるのが実は合格への近道かもしれません。

平均的に勉強してきた人は平常心で受験したらまず落ちない
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問題集を完璧にする方法

さて、話を本題に戻します。「問題集を完璧にする方法」の前編では、大原則5つの内の③までをご紹介したので、今回は引き続き④と⑤についてお話をします。

 

勉強方法総論⑨~問題集を完璧にする方法:前編~
挨拶 ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。 おひさです。先ほどもジムにいってきましたが、地獄でした。笑 セッションの最後にサイドレイズ(おもりを持って...

 

④ 完璧に理解して正解した問題のチェックを外す

2周・3周と問題を繰り返す中で、完璧に理解できたと感じたら初めてチェックを外していきます。ここで言う完璧とは「答えを覚えている」ことではなく、「問題を問うていることが完全に理解できて、根拠をもって正解を選べる状態」のことを指します。とはいえ、必ずしも不正解の選択の解説まで完璧に理解する必要はないです。完璧を求めすぎるとかえって非効率になります。

一度冷静になって問題を俯瞰してみましょう。どの問題も必ず人間が作っており、それぞれ強いメッセージが込められています。そのメッセージを正確に受け取ることが重要なのです。例えば「ヘパリンとワーファリンの違いを知ってほしい」とかです。もし、そのメッセージを理解できたと考えるのであれば、それ以外の選択肢をそれ以上に深く吟味する必要はありません。以前からお伝えしているように、スピード感も大事なのです。必ず問題数のノルマを決めて勉強しましょう。

 

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⑤ 全問題のチェックが外れるまで何度も解きなおす

これまでの②~④を繰り返すことで徐々にチェックが外れていきますが、全問題のチェックが外れた状態が「問題集を完全に理解した」ということです。皆さんはここまでしっかり問題を大切に解いてきましたか。もし、心当たりがあるなら是非この解き方を参考にしてほしいと思います。

ちなみに僕の場合ですが、STEP1の1周目のUWは全2100問で正答率が65%でした。そして、全部のチェックが外れるまでに最終的に3600問解きました。もし正答率がこれよりも低ければさらに多くの復習を要しますし、逆に70%と高ければここまで多くの問題を解く必要はありません。ただ、基本的には復習を含めると全問題の2倍は解く必要があると考えておきましょう。

復習を含めると全問題の2倍は解くことになると考えておくこと

今回はUSMLEのオンライン問題集を例に挙げましたが、この問題集の使い方はどの問題集にも応用が利きます。日本の国家試験やCBTの勉強も間違いなく有効なので是非試してみてください。90%くらいを狙うことも可能でしょう!

では、今回はこんなところで。皆さん、USMLEも国試も頑張ってくださいね。

考え方を変えて「こんな試験を受けるのって人生一度きりじゃね」と思えるようになると今の情況も楽しくなりますよ。では!しーや。

 

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