勉強方法総論⑤~勉強会の活用方法後編~

勉強方法総論

ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。

いつの間にか明日はハロウィンですねー。といってもなんも予定もありませんが。いや待てよ。あったわ。ポケモンのハロウィンイベントが。。。失礼!

では今回は前回に引き続き勉強会の活用方法の後編をお届けします。

ではでは。

勉強会活用後編

C:プレゼンテーション資料の作成

実際の勉強会では各自で勉強してきたものを他のメンバーにプレゼンする必要があります。そのため事前に自分でプレゼンテーション用の資料を作っておく必要があります。その方法は自由ですが、英文の全訳を書き写す行為はお勧めしません。全訳は非常に効率が悪く、得るものも少ないですし大変な負担がかかります。

お勧めの方法としては、問題文を自分で読みノートに要約する。そして、解説文を要約し他の参考書を引用してノートに付け加える、といった方法でしょうか。例を紹介します。1,2枚目が僕の勉強会第一回目の資料です。残念ながら全訳どころか、英文まで書き写しています。当時は右も左も分からない状態でした。あまりに稚拙なのでここに載せることすらためらうほどです。1枚目は問題文の書き写し、和訳、単語訳で、2枚目はその解説分書き写し、和訳、僕のひどい解説で構成されています。


Figure4 Dr.瀬嵜の勉強会の資料(1枚目,2枚目)
ひどすぎる!(笑)

➡当時はワードもパワポを使いこなせなかったので紙でやっていましたが、別に紙こだわる必要はなく、好きな形式でやってもらって構いません。とにかく要点だけを抑えて1問にこだわりすぎないことが重要です。

続いて、勉強会もQbookが終了目前に迫った時期(具体的には5年の秋です。)の資料を紹介します。3枚目は、僕の解説分です。もうこの時期には、英文の書き写しはもちろんのこと、和訳もせず、もはや問題文は本文をコピーして渡していました。たまに難しい単語にだけ和訳を入れ、それ以外は原文のまま読ませてその場で解かせていました。これでかなり効率が上がりました。冷静に考えても、全訳は非効率的ですよね。4枚目は、3枚目と同時期の同級生(STEP1で240)の解説資料です。字が非常にきれいなことが個人的にenvyなのは置いておいて、コンパクトにエッセンスがまとまっております。ここで分かるように、一つ一つの問題には深入りせずにエッセンスだけを押さえて進んでいきました。

Figure5 Dr.瀬嵜の勉強会の資料(3枚目,4枚目)

そして4枚目の資料を見て気付いた方もいると思いますが、解説資料には空欄が認められます。4枚目の補足の下に。「CNS,精巣に播種しやすい。」とありますが、これは本来、「   、  に播種しやすい。」という形で、勉強会で配られました。

このような空欄は僕が提案したものなのですが、何度も出てきて常識になりつつある知識は穴埋め形式にして、自分の記憶からアウトプットする練習にする、ということを目的としていました。何度も出てきている知識でも、穴埋めのような形で出題されると意外と答えることができないものです。答えることができないと、頭の中に強く印象に残り記憶に定着していきます。これから勉強会を始める人たちも、是非「穴埋め形式」を採用してみてはいかがでしょうか。でも、何でも穴埋めにすればいいってもんじゃありませんよ。先に進みませんからね。

暗記の基本はインプット→アウトプットの繰り返しです。アウトプットが絶対的に足りてない人がいます。「過去問がない」「アウトプットする機会がない」等と嘆くのではあれば自分で問題を作ってしまえばいいのです。

穴埋め形式を採用することでアウトプットする機会を作る

D:小テストのススメ

僕らの勉強会はRobbinsに加えて2種類の小テストを行っていました。
一つ目は解剖トレーニングノートからの出題です。この参考書をご存じの方は多いと思いますが、この本はかなり使えます。僕らはこの本で受験直前まで活用していました。3年生の時に、自分の解剖の知識の無さに気付いたため解剖学を何かしらの方法で学びたいと感じていました。そこで思いついたのが、勉強会で解剖の小テストをすることです。方法は、解剖トレーニングノートの中で出題範囲を決め(例えば、来週は「循環器」から出題するとか。)、出題者を持ち回りにして、その週の担当者がその出題範囲から問題を出します。以下に例を載せます。

*許諾の関係上本の内容は掲載できないのでアマゾンで各自ご確認を。

Figure6 解剖トレーニングノート
竹内修二『解剖トレーニングノート(第6版)』,医学教育出版社,2016,p.90
ただ、穴埋めの部分を問題にするだけでなく、自分で問題をつけ足したりするのもおもしろいと思います。点数が低かった人が点数高い人にジュースとかアイスをおごる等のルールを決めても良いと思います。
二つ目のテストは大学の授業からの出題です。Robbinsの勉強ばかりを必死にやっていると、大学のテストは大丈夫かなという不安に駆られることがあると思います。それを少しでも解消しようと発案されたのが、大学の授業1週間の中から小テストを作ることでした。毎回、大学の授業から出題されるため否応なしに授業に集中することになります。こうすることで、大学の授業にも対応していける形にしました。これも出題者を持ち回りしています。

しかし、これには多少欠点があります。負荷が大きいことです。ただでさえ、Robbinsと解剖だけでも大変なのに、この授業からの小テストは正直ヘビーに感じました。十分な対策ができない時は何も対策せずに小テストを受けて、そこで間違えて学ぶことにしていました。もし時間的にも体力的にも余裕がある場合に試してみてはいかがでしょうか。以下に実際に使用した資料を載せます。

Figure7 Dr.瀬嵜の小テスト

勉強会で小テストするのも一つの有効な手段

E:勉強会の行方

「さて、Robbins、Q&A(、Qbook)全て終わってしまいました。どうしましょう。」ここまで来たら、勉強する習慣が身についていると思います。後は自分達一人ひとりでどんどん問題(ネット問題集など)を解き進めていってください。週に一度集まる必要はありません。この段階に入るとメンバー同士の関係性が築かれてきていると思います。たまに勉強の方向性について話し合ったり、進路のことを相談するなどしてみたらいかがでしょうか。みんなで最後まで支えあって本番を迎えてください。そして、思いっきり打ち上げましょう。

僕の立ち上げた勉強会は3年から6年まで続きました。終盤は一緒に勉強する場と言うよりも近況報告するような場になっていました。自分でUSMLEを勉強する習慣がついてしまえば別に集まって勉強する必要はないのです。

とにかくリーダーの僕は周りのモチベーションを保つことに注力しました。メンバーの2人は優秀であるのにも関わらずあまり自信がないタイプであったため、よく「無理だ」「合格できない」なんて発言をしていたものです。

しかし客観的にみたらこのまま続ければ高確率で合格できることが目に見えていたので僕はリーダーとして背中を押すことにしました。

時にはかなり強引に背中を押したこともあります。エピソードは2つ。

エピソード1

受験申込をしようかと考えていた日のこと、2人を集めてパソコンの前に座らせて「今申し込まないとやばい」と根拠のないことを言い、「うん。ここをクリックするだけでいいんだよ」と悪徳商売のごとく誘導(笑)。そのまま受験申込を行い、後に引けなくしました。彼らは戸惑っていましたが、後日「あれがあったから心がきまった」と言ってました。そして見事に全員で合格しました。3人の平均スコアは1と2CKともに230程度と当時のスコアとしては大健闘だったと思います。あ、講演会に来てた勉強会3人。これを超えてくれよ!

エピソード2

ある日メンバーの一人に出会うとクエバンをやっていました。どうしてクエバンやっているのかと問うと「やっぱり解いておかないと」と全くもって不可解なことを言います。彼は日本の国家試験の模試でも偏差値60超えているなど不安な要素などどこにもないし、僕はSTEP1やっておけば国家試験対策は直前でOKだと思ってました。

そこで「こんなのベンゾジアゼピン(抗不安薬)と一緒だよ。燃やしておくね。(もちろん実際には燃やしていない。)」とクエバンを取り上げ、無理矢理勉強を中止。彼はさらに戸惑いながらもSTEP1に世界に深く入っていくのでした。

そんな僕はメディックメディアと仕事をすることになるとは誰も知る由が無かったのです。

上記のように勉強会を運営していました。

なんか改めて見直すとこれはパワハラかもしれませんね。笑

まぁスポーツの世界でもこんなことばかりなんだろうけど。

これからUSMLEやろっかなーて思ってるあなた。とりあえず勉強会のメンバーを探してみてはいかがでしょうか。

名古屋!尾張!じゃなくて終わり!昼ご飯くってくる!シーヤ!

コメント

  1. […] 長くなりそうなのでここで一旦切ります。次はプレゼン資料作りの話をしていきます。シーヤ! […]

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