レベル3の人は受験に有利
お待たせしました!セザキングです。
「早く続編書かんかい」という無言のプレッシャーを感じております。笑
CSに必要な英語力について少しずつ書いていきますが、いかんせん量が多いので小分けにして記事にしていかざるを得ません。
ご了承くださいませ。
今回は前回に引き続き、レベルを3段階に分けたうちのレベル3(帰国子女レベル)の英語力を持つ人たちのCS対策についてお話をします。
CS対策:レベル3の英語力の方向け
このレベルでは英語が大きな問題になることはまずないので、基本的にはCSのために英語を勉強する必要はありません。そのためCSのために英語の対策に時間をかける必要はないと思われます。ただ、英語力はあっても医療英語に慣れている人と慣れていない人がいると思います。よってこのレベルをさらに2つに細分化していきます。
A:レベル3+
A:レベル3+:海外の病院での実習経験がある、または米軍病院でフェローをした経験があり英語で問診すること、カルテを書くことに慣れている。かつSTEP1, 2CKを勉強した、または合格しており最低限の医学英語も取得済み。
対策:人としての最低限のコミュニケーションが取れる人の場合、英語に関しては全く対策無しで受けても合格する力があると思います。しかし折角受験のために大金を払うのであれば、対策を全くせずに受けるよりも、是非このマニュアルを一読して流れを掴んでいただき、First Aidで少なくとも10例程、余裕があれば1周(全44例)練習してから受験してほしいと思います。事前にKaplanの1day testを受けておくと本番の雰囲気も掴むことができ、本番ではさらにスムーズにいくものと思います。鑑別診断に自信がない場合はFirst AidsのMini Caseを読んで鑑別を考える練習をするのもいいですし、それらを完全に網羅したこのマニュアルのmnemonicsを覚えるのもいいと思います。つまりアメリカの医学生と同様の対策で十分なレベルと言えます。
推奨対策期間:1週間~1か月
推奨対策内容:First Aidを10例~1周、必要があればKaplan 1 day course
➡これは3年以上前に作成したものなので、内容を一部修正する必要があります。SEPが非常に厳しくなっており、アメリカ人すらフレーズ暗記をしている御時世なので、どんなに英語力があってもフレーズ暗記を完璧にすべきです。しかし、このレベルであれば発音に問題がないことが多いため、覚えるべきフレーズはそれほどこだわることなく、自分が覚えやすい英語を選んでいけばいいでしょう。
対策としては、FAを2周はすべきです。場慣れのために予備校の1日模試くらいは受けておいてもいいでしょう。唯一SEPに余裕をもって合格できるレベルです。ただし日本語よりも英語が得意というレベルでなければ、気を引き締めてフレーズ暗記したほうがいいです。
推奨期間は1~2か月くらいでしょうか。3年前とは事情が異なってきています。
Bレベル3
B:レベル3:英語力は帰国子女レベルに達しているが上記のような医学英語に慣れていないもの。
対策:同様に英語の勉強をする必要はありません。しかし、基本的な医学英語に関する知識が欠如していますし、カルテも書いたことが無ければ10分という短い時間で書ききることは難しいと思います。このような方は英語のフレーズを一生懸命覚える必要はありませんが、医学英語に慣れることとそれをカルテに書く練習をする必要があるためFIRST AIDを1周以上することをお勧めします。十分な準備をすればKaplanのComprehensive courseは受講する必要が無いと思いますが、結局本番と似たシチュエーションで練習できるのはKaplanのみなので、試験前に1 day testを受けることはお勧めします。
推奨対策期間:1か月~2か月
推奨対策内容:First Aid1~2周、Kaplan 1 day course
➡以前は3と3+でレベル分けしていましたが、求められるレベルが高くなっている昨今では上記を分ける必要性は少なくなりました。求められる対策はフレーズ暗記(繰り返すがこのレベルであれば暗記する英語はそこまでこだわらなくてよい。これはとても重要なこと。)の徹底とFAの練習最低2周でしょうか。一般的な診療(例えば救急対応)ができる医師であればICE対策を特別にする必要はありません。
多くの予備校が提供しているサービスは「ICE」対策であって、「SEP」対策ではありません。そのため、鑑別診断に自信のない医師や医学生でなければ予備校の講義を受ける必要性はあまり高くないのです。
上記には予備校としてKAPLANを挙げましたが、最近では他に2つの予備校が台頭してきております。NYCSprepとGold USMLEです。他にもあるかもしれませんが。今後、予備校に関する記事も書きますが、安価なのはNYです。それぞれ特徴がありますが、どれもSEP対策にはならないので、正直「場慣れ」のために受けるのであればどれも一緒です。
あえて言うなら、KAPLANのSEP評価で60%を切ると合格は難しいかもという僕の勝手な私見があるので、参考材料としてもらってもいいです。
レベル3の人の対策を要約すると
・英語勉強の必要はなし・最低でもFA2周
・不安なら予備校の模試を受ける
こんな感じでしょうか。レベル3の人はかなりCS受験では有利です。これまでにレベル3で落ちた人は知りません。帰国子女でも落ちる人はいますし、TOEFLで100を超えていたけど落ちたという話はよく聞きますが、それはこれから紹介するレベル2の人です。帰国子女にも色々な人がいますからね。
次回はレベル2の人のCS対策を紹介します。では!しーや。
コメント
[…] では、次回はTOEFLのスコアに応じたCS対策をお伝えしていきます! […]
[…] では、STEP2CS対策の続きをお届けします。前回のレベル3の話をしましたが、今回は日本人としては英語ができるレベル2の方のCS対策に関してです。 […]
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[…] では、STEP2CS対策の続きをお届けします。前回のレベル3の話をしましたが、今回は日本人としては英語ができるレベル2の方のCS対策に関してです。 […]