STEP2CK対策⑧:ハイスコア狙い勢が注目(!?)CMSの紹介

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STEP2CK対策⑧:CMSの紹介

挨拶

ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。今回は久々のSTEP2CK対策記事になります。もう既にメジャーな教材は紹介しつくしたと思っていましたが、実は最近ハイスコア向けのガチ勢が注目している教材があります。それがClinical Science Mastery Series(以下CMS)です。

このブログの読者であれば皆NBMEのことはご存知かと思います。簡単に復習するとUSMLEの本番の問題を提供している機関ですが、模試も提供しているので所謂「NBME」と言った場合にはUSMLEの模試を指すことが多いです。そのNBMEが模試以外に提供している教材がこのCMSになります。

NBME

対策⑤:絶対に模試を受験すべき【STEP1】~2021年10月2日追記修正~

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CMSとは

CMSとはNBMEが提供するClinical Science Mastery Seriesの略称になります。これは元々アメリカの医学生の(多分)学科試験向けに作られた問題集で、彼らが学科試験を受ける際に利用されてきました。

Clinical Science Mastery Series | NBME
Assess your understanding of the clinical sciences and translate your self-assessment score to an approximate score on the NBME Subject Exam score scale.

しかし、その内容はUSMLE STEP2CKの内容に近似しており、またUSMLEの本番の問題をNBMEが提供しているという点から注目されてきました。

内容と価格

その内容は他の問題集や模試と異なり、単元毎(科目毎)に購入することができます。1セット50問で20ドルになります。1セット当たり1時間15分(75分)なので模試の1セット分と全く同様です。提供されている科目は以下のようになっています。

Clinical Neurology
Emergency Medicine
Family Medicine
Medicine
Obstetrics and Gynecology
Pediatrics
Psychiatry
Surgery

全科目の全セットを購入する場合には合計約2000問になります。普通の模試と同様に解くことができて、もちろん解説もついているので復習が可能です。

メリット

CMSを選択する理由は主に2つです。

①苦手科目を重点的に潰すことができる

先に述べた通り科目別で1セット毎に購入できるので比較的気楽に利用することができます。時間的・経済的な余裕があれば全て解くことが理想的かもしれませんがあまり現実的ではありません。後にも述べますが、基本的にはUW終了に苦手な科目を選んで解くのが良いかと思います。苦手分野を補うような使い方が出来ることがCMSを利用する理由の1つになります。

②NBMEの問題に慣れることができる

ある程度USMLEの問題に触れられてきた方であれば感覚的に理解してもらえると思いますが、UWの問題やRxの問題とNBME模試の問題、そして当然本番の問題は雰囲気が少しが違います。雰囲気という抽象的な言葉を敢えて選択しているのは、その違いというものを上手く言語化することが難しいからです。感覚的に「何か違う」のです。

恐らく、表現方法の違いや、問われる知識の違いではないかと思います。そして、受験生の中にはやはりこの違いによる戸惑いを失くすためにもCMSで練習をして慣れたほうがいいという意見もあります。個人的にもそれら問題によって多少の違いがあること自体には異論はありません。特に英語が苦手な日本人にとっては本番で慣れない英語の表現方法を使われてしまうと戸惑う可能性があります。そのようなリスクを軽減する意味でもNBMEの問題に慣れておくのは戦略としてアリだと思います。

またメリットと断言するのは難しいのですが、NBMEの模試から本番と全く同じ問題が出題されたという噂は良く聞きます。これは同一機関が模試と本番の問題を提供しているという唯一無二の特徴によるものでしょう。期待し過ぎるのは良くありませんが、本番で似た問題に遭遇する可能性は上がるかもしれません。

受験生からの評価

実はアメリカで研究留学をされている方より「アメリカの医学生の中ではCMSを利用する人が多いみたいですよ」という情報を頂き、僕もその存在を知りました。そして調べてみると、多少の評価の割れはあるものの基本的には受験生の中で高評価であり、中にはCMSを利用してスコアをかなり伸ばした方もいるようでした

また聞くところによると日本人でもハイスコアを取得された方の中にはこのCMSを利用していた方もいるようです。そして、最近(2024年)は周囲にもこのCMSを勧めてきましたが、感想は上々という感じです。少なくともマイナス評価をする人はいないので、使い方次第ではスコアアップに繋がる可能性が高いと思います。

僕自身も一度精神科のセットを購入して解いてみましたが、癖も強くなく良問が多いという印象でした。

使い方

特に決まった利用方法があるわけでありませんが、基本的には他の問題集を終えた後に苦手分野をこのCMSで潰していく方がいいでしょう。最近はAmbossも注目されているため、さらにこのCMSにまで手を出すのは大変かもしれません。現時点では決してマストな教材とまでは言えませんが、苦手分野が明確な場合には利用するくらいのスタンスでいいと思います。

このCMSにはスコアレポートが付きますが、これはIMGにとっては何も関係ないので気にしてなくて大丈夫です。そのサンプルも以下で確認できますので気になる方はご覧になってください。

Clinical Science Mastery Series | NBME
Assess your understanding of the clinical sciences and translate your self-assessment score to an approximate score on the NBME Subject Exam score scale.

 

まとめ

今回はSTEP2CK教材として注目されているCMSを紹介させて頂きました。既にUSMLE界隈には多くの教材が存在していますが、本番の問題を提供している機関の問題を多く解けるのは他にはない魅力的な特徴かと思います。今後、周囲でCMSを利用される方は増えると予想されるため、またその結果が出そろったことに改めて報告したいと思います!

それではまた!しーや。

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