ハイ!ナイストゥミーチュ!セザキングです。
正月気分が抜けきれぬ中、淡々と勉強と仕事を続けています。ブログに抱負をかいだお陰で自分に良いプレッシャーがかかっています。Youtubeを見ようとする右手とそれを制止する前頭葉という感じでしょうか。今のところ前頭葉に軍配が上がっております。
さて久々のSTEP2CS体験記の続きです。前回は予備校の模試を受けるところまででした。さて気になる結果は?
STEP2CS合格体験記続き
CISは黄色でした。黄色のやや下ほう。ICEの身体診察は緑でした。カルテは黄色の真ん中。そして英語はなんと赤色でした。しかもおしくない赤。もうすぐ黄色でもない。具体的には68%以上で黄色ですが、60%でした。でも隣に座っていたTOEIC990,TOEFL103の方も赤でした。結果に赤があるということは、Kaplan的には合格率は極めて低いということになります。そして他の日本人も同じような結果でしたが、英語に関しては僕が一番低かったです。日本人の合格率がかなり低い(一説によると20~50%)と言われる中、日本人6人中1番英語の成績が悪いのに果たして合格できるのか、と考えざるを得ませんでした。
この日の夜はさすがに弱気になりました。他の日本人も同じようにショックを受けているようでした。ある人は、母親と1時間も国際電話をしたようです。「どうする?延期する?」という言葉がホテル内を飛び交っていました。僕が受講した時期とは異なる講習では日本人5人の内4人がオール赤(つまりCIS,ICE,SEPが全て赤)で皆試験を延期したという話も聞きます。中には既にアメリカで研究されており十分に対策をしてきたにもかかわらずオール赤であったため、大変なショックを受け途中で帰ってしまったということもあるそうです。
極めて残酷です。確かに明らかに練習不足な人もいるので一括りで事を語ることはできませんが、基本的に評価が厳しすぎます。まぁKAPLANもビジネスだから受験生の不安を煽り再受講してもらうというビジネスプランにしているのでしょうが、あまりにも露骨です。明らかに合格するレベルがある人も受験延期しろという始末。当時はKAPLANの完全独占状態でしたが、現在はNYCSprepやGOLD USMLEも台頭してきているので少しは講義内容や模試の評価も妥当なものに改善されていくのかもしれません。
予備校全般の結果を真に受けないこと
ここでもう一度大事なことを言わせていただきますが、Kaplan(予備校全般)の結果を決して真に受けてはいけません。もしKaplanの結果に信憑性があるなら僕たちは殆ど落ちていたはずです。でも多くは合格しました。僕の場合でもそうです。本番のSEPはボーダーにすらかかりませんでしたが、緑だったICEは合格ギリギリでした。もちろん自分の中で微調整をした結果ではありますが、はっきり言ってKaplanとはまるっきり反対の結果になりました。講習を受ける前に十分な準備をしてきたと胸を張って言えるのであればそのまま本番まで猪突猛進すればいいのです。もし準備不足ならその言葉を疑うこともできないでしょう。しかし、僕は日本で一番準備をしてきたという自負がありました。だから延期をするなんてことは一切考えませんでした。
これだけ書いてもみんな不安になるようです(笑)。でも大丈夫です。本気で準備したのであれば完全無視でOKです。あえて指標を作るのであれば、「どれだけSPに聞き返されるか」という点でしょうか。最近の経験では本番で聞き返された回数が4回以上だと不合格になる可能性がかなり高いということが分かりました。
金曜日に最終講義があり、5日間の講習は終了となりました(2018年10月現在は4日間)が、続けて1日の模擬試験が土曜日にさらに控えています。これは5日間の講習内で行った模擬試験と一緒のものでケースの内容だけ異なります。その日の内に結果が返ってきますが、紙面だけのフィードバックで、講義はありません。1日の模擬試験は1日の定員が12名で、5日間の講習とメンバーが異なります。アメリカの医学生も念のためにこの模擬試験だけは受けておこうと思う人が多いらしく、アメリカ人の姿も散見されます。つまり、僕たち日本人の相対評価が確実に下がると言えます。そのため、この模擬試験の結果はよりシビアなものになると言われています。
実際の僕の結果は、CISが黄色の上、ICEは身体診察が赤(そもそもトリッキーなケースが多く診断自体間違えていました。)、カルテが黄色の真ん中、SEPがまたもや赤でした。しかし今回は64%と改善傾向ではありました。SPによると僕は流暢な英語を喋ろうとして早口になる傾向があるため、その時に発音のせいで何を言っているのか理解に苦しむことがあると言われていました。そのため、最後の模擬試験ではできるだけゆっくりはっきり話すことだけをこころがけ、他のことは一切気にしませんでした。そのせいでICEが悪かったのでしょう。結果としてあるケースで初めて英語で9点をもらいました。しかしなんとあるケースでは2点でした。2点の内訳は、医師は患者の言っていることを理解しているという項目が2点中2点で、あとは0点でした。「2点ってなんじゃい。こっちの言っていることが本当に分からないのなら、何で僕が患者の言っていることを理解できたことが分かったじゃい。」なーんて汚い言葉は決して口にはしませんが、やり場のない怒りが込み上げてきたのは事実です。しかし、SPの中には「君の英語はこの3日間でかなり上達している。このままがんばれ。」というメッセージをくれる人もいれ、この言葉は本当に励みになりました。6日間にも渡る長いKaplan生活も終わり、いよいよ試験会場の近くのホテルに移動する夜がやってきました。
とても疲れた6日間でした。これも最近気づいたことですが、KAPLANのSEPは評価としては全くあてにならない(つまり赤でも合格する力は備えている可能性がある)のですが、その点数が60を切っているとかなり合格は厳しいという印象です。緑(確か84%以上)は間違いなく必要ないが、60%以上あれば戦略次第で合格可能だと思います。一方で50%台ではいかに戦略が素晴らしくても基本的な英語力が欠如しているため合格は難しいかもしれません。実際に60%を切っていて合格した人を僕はしりません。
さてさて、いよいよ本番が近づいてきました。不安でいっぱいの心中、本当に大切なことは果たしてなんなのか。
どうなることやら。しーや。 続きはこちら。
コメント
[…] 今回は短いですがここまで!続きはこちらから。 […]
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