合格報告⑯~STEP1:和歌山医大の辻本君が伏線回収Part 1~

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合格報告⑯

ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。久々の合格報告です。しかも、今回はただの合格報告ではありません。なんと、以前にこのブログで合格宣言をした辻本君からの合格報告なのです。やはり、「目標を実際に口に出す」のはとても重要なことです。

講演会感想文:和歌山県立医大5年辻本敬之君
ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。 先ほど久々のメルマガを送りましたので是非ご確認ください! みなさんは既に帰省されたのでしょうか。僕も今日も夜...

このブログを読者は既にお気づきと思いますが、USMLEに合格することはもはや特別なことではなくなってきているのです。数多くの先輩たちが歩んだ道を自分も歩いていけばよいのです。もちろん簡単とは言いません。いかに日本で成績が優秀であろうと特別な対策をしなければ太刀打ちはできません。しかし、愚直に進んだ先には間違いなく合格があります。とても長くで臨場感のある体験記となっておりますので、何回かに分けてお届けします。では。ご堪能あれ。

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USMLE STEP1受験体験記

1.自己紹介

初めまして。和歌山県立医科大学の辻本敬之と申します。この度USMLE STEP1を受験し、合格することができました。私は勉強中、日本語、英語問わず様々な方のブログを拝見し、その進捗や教材について非常に参考にさせていただきました。私もその恩返しがしたいと思い、筆を取らせて頂きます。記録と私のささやかながら気づいた点などについて報告したいと存じ上げます。最後までお読みいただければ幸いです。

私のバックグランドは純ジャパで、出身高校はそこそこの進学校、成績は理系で真ん中くらいでした。周囲には医学部に進学する方々が多く、自分もその流れの一つとして現在の大学に進学させて頂きました。しかし人生にどこかしら本気になれない自分に後ろめたさを抱えつつ、アンビバレントな感情を燻ぶらせていたのも事実です。入学してからの成績はめちゃくちゃ賢くはないものの真面目に授業は出ているタイプ(書いていて悲しくなりますが)でした。また英語に対しては大学に入ってから強いコンプレックスを持っており、なんとかしたいという思いもありました。2年生のころ某サイトで瀬嵜先生の体験記を読ませて頂き、英語で医学を勉強するなんてカッコいいなと感じつつも、まさかそれを自分が受験するとは当時は思っても見ませんでした。以下はそこからスタートした勉強の記録と、体験記です。

僕と同じ純ジャパで英語に強いコンプレックスを持っていたようです。所謂真面目で優等性タイプという印象です。さぁ、そんな彼がどのようにUSMLEに合格するのでしょうか。(👈僕は眼鏡かけてない)

2.勉強開始時期

初めて問題に手をつけた時点
2018年2月(4年生)

USMLEのみの勉強期間
2018年6月(5年生)-2019年7月(6年生)

卒業試験、医師国家試験と並行しての勉強期間
2019年8月(6年生)-2019年12月(6年生)

お分かりのように1年以上USMLEのみにフルコミットしていたことが分かります。「国家試験と並行して・・・」というのは非現実的なのでまじでお勧めしません。少なくとも半年以上はUSMLEのみにフルコミットする期間が必要です。(👈ちなみに白衣もそんなに着ない)

3.使用した教材

First Aid(2018,2019)
Q and A(3rd edition)
USMLE Rx(3 months)
UWORLD(1 year +α)
UW Self-Assessment 1,2
AMBOSS(Step1/2CK)
BRS Behavioral Science
Kaplan Q bank
Pathoma(Video)
Anki (original + lightyear)
Firecracker
NBME form 18-24
NBME free 120

問題数の概算は・・・1000+2500+2500+200×2+AMBOSS不明+600+2500+200×7+120くらいなので10000問は越えてますね・・・あれ、凄い量だな、これ。(👈もう脱ごうかな)

対策①:お勧めの教材①【STEP1】
対策教材① まずは勉強方法から! ハイ!ナイストゥニーチェ!超人瀬嵜です。すいません。台風でどこもいけないからおかしくなりました。 さて、いよいよ教材の紹介...

 

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4.受験時期

2019年12月(6年生)

5.体験記


以下の体験記はStep1の結果がPass/Failに変更される前に受験したものであるため、これからのStep1受験生とはやや取り組みかたが異なる可能性があることに注意されたい。

4年の終わりごろ、私の後輩がUSMLEに興味を示していると言い出したときは驚いた。2年のときみた瀬嵜先生の某ページの体験記のpdfはまだPCの奥底に眠り、興味があるものの実際に行動に移せてはいなかった。あれが今蘇ったか、と。そのときはなんとく後輩に私も興味があるとは言い出せなかった。家に帰って眺めた本棚には逆向きにささったFA2017があり、今でも妙にまなうらに焼き付いている。

その後、臨床実習が開始された。しばらくたったある日、臨床実習の班員が、選択臨床実習での海外実習の面接に出ようと考えている、と話をしてくれた。そのとき私はUSMLEに興味がある、海外もいいねと言うと、勉強会をしようということになった。私を含めて同級生4人で1人2問ずつ問題を出す型式である。当時はどうやって勉強会を進めていいのかもわからず、Dr.Sezaki’s method の中に書いてある勉強会や勉強法をひたすら模倣していた。また当時、USMLEはマッチング等に役立てれば良いだろう、英語の勉強に一環で資格が手に入れば一石二鳥だという軽い思いであり、勉強への取り組み方もとんでもなく中途半端であった。現在では同じように勉強している大学の先生や学生、実際にアメリカに行った先生などに影響をうけて、なんとか、この先実際にくりだしたいという思いが強まっている。話を聞く度その道はひたすらに厳しいという現実は迫るが、逆に言えば人生における強い推進力のようなものを感じる。風に煽られた鳶の姿は、猛禽としての矜持を強く感じさせるものだ。

私は当初50問を1ヶ月かけて解くという、まあなんともナメたやりかたで勉強をしていた。当時はどういう勉強をすれば良いかもわからなかったので、「そういうやり方をするしかなかった」というのも正解だ。勉強会が3回も迎えたころ、Dr.Sezaki’s method に従い、勉強会に学年トップレベルに優秀な同期を誘うことにした(面白いことにUSMLEを継続的に勉強してない人間で、合格を最初に祝ってくれたのは彼だった)。彼はもちろん問題解説を鮮やかに行い、勉強会を実り多いものにしてくれた。それに加えて本気で勉強するなら、本気でやっているひとに実際に話を聞くべきだというアドバイスをくれ、もうすぐ夏にStep1を受験するという当時6年生だった松林さん(瀬嵜先生のブログに体験記も記載されている)を紹介してくれた。松林さんは1年休学をして、オーストラリアでワーホリをして帰ってきた人物としてなんとなく存在を知っていた。名前が一致したのはその時が始めてだった。

合格報告②~STEP1:松林優児君~
ファイ!ナイス!ツゥ!ミーチュ!Dr.瀬嵜です。我ながらもうむちゃくちゃだな。。。 前回の合格報告はここから! 今回は合格報告シリーズ第2弾です。非常に...

彼に連絡をとると、彼は私を大学のカフェテリアに呼び出し、凄まじい勢いと熱意で、やれ手取り足取りUSMLEとはどういうものか、その先にはどういう世界があるのかを教えてくれた。彼は病院見学で瀬嵜先生とお会いしそのノウハウを直接聞いてきたというのだった。またその名前が出たか、という驚きだった。どういった勉強計画を行い、さらに1日何問こなせないと間に合わないという事実を具体的に教示して頂くと、その厳しさは現実味を持ってたち現れた。本気でやらないと、だめだ。国家試験に対する勉強をひと通り落ち着かせていたこともあり、USMLEに対する意欲は強いものとなっていた。こうして私のStep1の勉強はスタートした。

USMLEに対する憧憬の念を抱きながら一歩前に踏み出せなかった彼が、周囲の人から少しずつ影響を受けて前に進もうとする情景が想像できます。言い方が良くないかもしれないが、良くも悪くもバックグランドが「普通な」一地方医学生が少しずつ変化していく様子が伝わってくる。そして、これこそが本体験記を通じてみんなに知ってほしいことなのだ。(👈脱いだ)

結構長いのでシリーズものとしてお楽しみください。では、ここできります。

しーや。

続きは以下から

合格報告⑰~STEP1:和歌山医大の辻本君が伏線回収Part2~
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