はい!ナイストゥーミーチュー!セザキングです。
いやぁプロ野球もシーズンが終わってしまいました。我がドラゴンズも無事に安定の5位と残念な結果に終わってしまいました。実は大野雄大投手がノーノーした時、ナゴヤドームにいたんですよね。ノーヒットノーランを目の前で見れる確率って0.15%くらいらしいので、すんげえ強運でした。
まぁいつも「ついてる」って言ってるし。笑
言霊大事でっせ。合格「した」と言い続けたエピソードが気になる方は過去記事を参照にしてください。
ということで、今回は前回の記事の後編をお届けします。「みんなが頭がよくて辛い」という心の叫びでした。
質問内容復習
USMLEの勉強仲間は、記憶力が良い人、理解力がある人、要領がいい人みたいな頭の良い人ばかりで、彼らを凄いと思いつつも、自分が勉強していることがなんかしょうもなく思えてきて、恥ずかしくて、悲しくて辛いです。
中堅医学部なので、他大学のことを考えればさらにその劣等感は強まります。自分にできる最大限の努力をすることに限るのは分かっているのですが、どうしたらポジティブに考えられるでしょうか。助けてください。
回答
困った医学生を助けたい。
今回はその気持ちが確かに先行している。恐らく、過去の自分を投影しているのだ。なっかなか、信じてもらえないけど、僕も浪人時代には苦しんだ。過去を振り返ると成績が伸びなかった原因などウユニ塩湖の湖面ほどクリアだが、当時は自分の能力の低さを恨んだものだった。
これまでにあった多くの人々もよくこのように口にした。
「あんまり頭がよくないんで。」
前半でものべたが、確かに能力差は存在する。これは否定してもしょうがない。だって、あるんだもん。明らかに記憶力の良い人って存在する。でも、後天的に伸ばすことができる能力もあるというのが僕の持論だ。これは前半で既に述べた。
さて、ではもう一つの回答をお伝えします。
他人と比較しても幸せにはなれない
「他人と比較しているといつまでも幸せにはなれませんよ」
まさにこれが核となる答えになる。
なんていうのかな。多分、この質問者は本当の意味で解決策って求めていないと思うんですよね。つまり具体的な勉強法というか。そういう感じのやつ。
上には上がいるんですよ。僕だって自分より賢い人はたくさんいるし、(受験した時期が異なるが)USMLEで僕よりもスコアが良い人がたくさんいる。
確かに悔しい気持ちが無いかと聞かれたら嘘になるんだけど、結局他人と比較してもきりがないから幸せにはなれないんよね。
これは勉強以外にも言えることなんだけど、自分に足りないことに目がいくと幸せになれないのよ。
世の中に良いも悪いもない!
ここで僕の持論なんだけど、
世の中には良いことも悪いことも悪いことも存在しない
と思っている。どういうことだろうか。
ボランティアは良いことで殺人は悪いことだろうが!って?確かに一般論はそうかもしれない。しかし、僕はそれにすら善悪は無いと思っている。ただそこに事実があるだけ。
そして、一番大事なことはその事実に自分がどう意味付けするかなのだ。
分かりやすい例を挙げよう。
センター試験の国語で失敗した。という事実は不幸であろうか?または幸福なことであろうか。
結論を急げば、結局「人の解釈による」が正解だ。
僕は2浪の時のセンター国語で133という吐きそうな点数をとった。医学部受験で133はやばい。一瞬で血の気が引いた。友人と採点していたのだが、場の空気が凍り付いたのが痛いほどわかった。全体失点の内、2/3が国語という珍事だった。さて、この時点では国語の失敗は不幸のように見える。
その結果、国語が200点から100点に圧縮される医学部を探さざるを得なくなった。当時、覚えている限りでは、該当する医学部は山形、岐阜、三重、浜松、奈良くらいだった。生まれが名古屋であるため、出来れば近隣がよかったのだが、あろうことか山形は二次試験に英語が無かったのだ。
いや、もうこれは山形にいくしかないでしょと、東北という未踏の地の医学の受験を決意したのだ。その後の結果は見ての通りである。恩師に出会い、そしてUSMLE受験を経て、一躍偉そうにもこんな立場になったのだ。さて、改めてセンター国語の失敗を振り返ろう。果たして、不幸な出来事だったのであろうか。否。
僕はセンター国語で133を取ったことを不幸だとは思っていないし、むしろ何故か愛おしい経験であるようにも感じている。
結局、万事塞翁が馬なのでその時々である事実の評価は変わっていくのだ。失った馬は名馬を連れてかえってくるやもしれないのである。
話を質問者に戻すが、結局僕が言いたいことは以下。
「他人と比べるのはやめよう。競争してもいつまでも満たされないよ。今、自分が辛くなっているのは自分の足りないところに目がいってるから。一度、自分が持っているものに目を向けてみよう。そもそもUSMLEの存在を知って勉強会に参加していることすら幸せなことよ。USMLEの勉強を始めた理由は「他人に勝つこと」だったのかな?多分、違うよね。そして、今の辛い境遇が将来の糧になるかもしれない。だからこそ、今の辛い気持ちをプラスに変えれるようにしていこう。」
かな。かなり真面目に答えたつもり。
幸せになる方法はたった一つ
幸せになにる方法って一つしかないと思っています。
それだけだと思うんですよ。幸せはどこにもなくここにあるはずなので。
だから、最強な人ってどんな人かというと、
「誰から見ても不幸な境遇なのにそれにすら感謝できる人」だと思います。
一方で誰から見ても恵まれているのに、愚痴ばっかり言う人いるもんね。つまり社会的な地位や能力幸福度を規定しないということです。嫌なことがあった時こそ「よーし、面白くなってきた」と言えるようになりましょ。
さて、最後におまけのコメントを一つ
おまけのコメント
質問者さんね。自分が頭悪いって言いたいんだろうけど、ちょっと待っておくれ。
君の文章はかなりしっかりしていて、真面目さや、知的な部分が十分に伝わってくるんだ。
多分ね、頭が悪いんじゃないと思う。むしろ、良いほうかなとも思う。
問題なのは比較してしまう癖と、あとちょっとした勉強方法の工夫の欠如だろう。
大丈夫。10年後には笑っていられるはず。
そして、そのように生きてくださいな。決して腐らぬよう。
良いこといったセザキングは寝るキング。しーや。
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