【応募するプログラムについて】
ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。家で暇を持て余している人もいると思いますので何とか僕のブログで暇をつぶしてもらえたらと思います。今回も米国マッチングの続きで、「プログラムの選び方」と「インタビューの選考条件」についてお話をしていきます。
プログラムの選び方
当然のことですが、マッチングでは自分の希望するプログラムを選ぶところから始まります。自分自身で選んでアプライしなければなりません。その際には、自分にあったプログラムを効率的に探してくれる「Match a resident」や「FREIDA」などWebサイトを参考に大体の目星をつけます。ある程度プログラムが絞り込めたら、次はその病院のホームページに直接アクセスし、そのプログラムの詳細を調べるのが一般的なやり方です。
しかし、注意すべき点はそのホームページの情報が常に最新とは限らないことです。またプログラムディレクター(PD)が変わればプログラム自体も大きく変わりますが、その変更すら反映されていないこともあるようです。またAMGしか採用しないPDもいるので、その場合はどれだけ魅力的なプログラムであってもアプライは避けるべきです。
そこで、我々日本人が取るべき戦略は「IMGフレンドリーなプログラムに乱れうち」作戦です。IMGフレンドリーなプログラムという噂があれば積極的に応募すべきですし、過去に日本人が採用されたことのあるプログラムであれば絶対に応募すべきです。基本的に日本人は勤勉で人当たりが良いのでその病院が日本人に好印象を持っていることが多いと思われます。
インタビュー選考の条件
マッチングにおける最大のポイントは「いかにインタビューに呼ばれるか」です。例え多少USMLEのスコアが良くなくても、インタビューに呼ばれさえすればハイスコアの受験生にも逆転勝利することが可能になります。そのため、何としてもインタビューオファーを受けることが重要になります。
では、どのようにしてインタビューに呼ぶ受験生を決めているのか、という問題になります。基本的にはPDが選ぶことになるのですが、PDも日常業務のある医師であるため大量のアプライすべてに目を通すことは現実的ではありません。例えば、1つのプログラムに1000人を超える応募があり、その枠が10人であって、実際に面接するのが100人とします。(各プロぐらくの詳細はFREIDAの前年度のデータを参照)
このような大量の受験生の中から少数を抽出する場合にはある程度機械的な選考をせざるをえません。そこで、まずは①AMG or IMG、②USMLEのスコア、③卒業年数で自動的にふるいにかけます。ここである程度のUSMLEのスコアを取っておくが足切りされないためにも非常に重要となるわけです。以下にある年度のある科のデータを載せますがUSMLEのスコアや推薦状が大事になっていることが分かります。
このグラフには何故か卒業年数は入っていませんが、実際はかなりのウェイトを占めると思われ、「PGY4まで」というプログラムが多いようです。これに加えて、数値化されにくいコネ(内部の人と知り合い等)が加味されます。また、科によっては母国での臨床経験を重視するプログラムもあり、その場合には上記の条件を満たさなかった場合でもインタビューに呼ばれることがあるようです。
今回はここまで!日本人にとってブラックボックスだった米国マッチングが少しずつ明るみに出てきました。このブログでさらに解明していきます!
では、家でゴロゴロ五郎丸しましょう。しーや!
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