挨拶
ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。
そして明けましておめでとうございます!昨年は大変お世話になりました。
2019年はお蔭様で充実した1年にすることができました。1年を振り替える記事はまた後日書きたいと思っております。新年一発目の記事はCSの合格報告というとっても縁起のよい感じのものにして、2020年を気持ちよくスタートしたいと思います!是非、今年も当blogをご愛顧くださいませ。。。
合格報告
前書き
さて、本題へ。繰り返しになりますが、今回は刮目すべき「STEP2CS」の合格報告でございます。CSがUSMLE受験の最難関になっていることは既に論を俟たない事実だと思いますが、その現状だからこそこの合格報告が重宝されるというわけです。しかも、今回は一度不合格になってから、軌道修正をして二度目のトライで合格という経過を辿ったことが、より深みのある内容とさせております。短めですがご堪能あれ。
本文
私は2回目のCS受験で合格しました。1回目のCSではICEで落ちてしまいました。意外とICE落ちも多いということなので、何かお役に立てればと思い体験記を書かせていただきました。
➡僕のブログでも紹介していますが、ICE落ちは結構多いです。SEP>>ICE>>>>>CISという感じですかね。そして、ICE落ちは診断力不足ではなく、「リスニング力の欠如」だと指摘してきました。
勉強方法としては、1回目の受験までにCONSOCIOを週1~2回、Dr.Pumaの講義18日間コース、NYCSPREPは3日間コースと直前模試を1回ずつ受けました。
2回目の受験(1回目から半年後)までは、CONSOCIOと、Dr.Pumaの9日間コースと、KAPLANの模試を受けました。あとは不定期にネイティブの方や、日本人の他の受験生の先生と直接又はskypeで模擬患者をしてもらって練習していました。多分要領の良い人であればもっとお金も時間も少なくて済むと思います・・・。
➡皆様、上記の勉強をなんとなく聞き流してはなりません。試験前に様々なレッスンをうけていますが、これめちゃくちゃお金かかりますからね。これでも平均より少し多いくらいかなーという印象です。やっぱりCS受験ってめちゃくちゃお金必要なんですよね。
話がそれました。準備方法としては王道だと思います。ネイティブや日本人との練習をベースに予備校の講座で補うような感じでしょうか。ICE落ちということで、Pumaを選んだという事情もありそうです。
ICE落ちの原因としては、カルテの量が足りなかったことだと思います。一回目を受ける前にNYCSPREPでもDr.PUMAでもICEは問題ないと言われていたので、安心しきっていましたが、フィードバックを鵜呑みにしない方が良いです。本番はSPの喋るスピードが早く、十分に情報が取れていなかったと思いますし、アイコンタクトをもっとするように言われていたのでノートを取る量が少なかったです。
➡あぁ、これは被害者だ。とにかく日本人以外のアドバイスを鵜呑みにしてはなりません。彼らは我々日本人特有の問題等を真には理解できないのです。「ICEとリスニングが関係している」という仮説は僕が提案しているものであり、リスニングに苦労していない人たちからは決して生まれぬ発想なのです。
またアメリカ人はよく「アイコンタクトをしなさい」等と他のアメリカ人にもするような浅いアドバイスをしますが、我々が苦しんでいるのはSEPであり、ICEです。CISではないのです。惑わされてはならぬ。
2回目では、カルテに書く病歴の量を増やしましたし、supportive findingsは陽性所見だけでなく陰性所見も書くようにしました。陰性所見は全く関係ないものだと点数にならないかもしれませんが、他の鑑別疾患を否定する根拠になるのであれば加点されるのではないかと思われます。
➡とてもリーズナブルな戦略です。カルテに陰性所見を書くのは鉄則でござりまする。No feverとかね。なるべく8つ埋めたいところです。
SEPに関しては、瀬嵜メソッド(フレーズ暗記、アドリブ厳禁、発音矯正)に基づいて練習しました。本番では極力言い直しをせず、聞き返しが少なくなるように普段よりハキハキ喋るように心がけていました。ただ本番でどうしても聞き返されることもあるので、その時にはメンタルが削られないよう気にし過ぎない方が良いです。
➡これもSEPの鉄則ですね。僕が口が裂けるほど何度も提唱しているものです。純ジャパがSEPに合格するには、この道しかありませぬ。まじで。
また、1回目は3月に受けたのですが、その日の受験者の1/3が日本人でした。一方2回目は9月に受験し、その日の受験者の中で日本人は1人だったので1回目よりしんどかったです。十分対策すればあまり関係ないかもしれませんが、受験時期を選ぶのも大事だと思いました。瀬嵜先生をはじめ大勢の方のご協力があって今回合格できたと思います。ありがとうございました。
➡やはり3月は日本人多いですね。少しでも合格の可能性を高めるのであれば、日本人受験者の多い2~3月に受けるのが良いです。SEPの評価が相対的に甘くなる可能性があるので。なお、ベストは3月中旬以降。何故かって?それは明言できないので、想像してみましょう。
改めましてKM先生合格おめでとうございます!本当にお疲れ様でした。CSの2度目の受験ってめちゃしんどいですよ。どうやったらうかるのか分かんなくなりますもんね。
まとめ
さて、今回のまとめをしましょう。
・ICE改善のためにはリスニング力向上とカルテで陰性所見を書くことも大事
・SEP対策はセザキングメソッドを徹底するのみ
・CSってお金かかるよね
・受験するならやはり2-3月!
以上でしょうか。ICEはSEPより対策しやすいかもしれません。SEP落ちの人はまず発音をもう一度見直すこと、そしてフレーズ暗記を徹底すること。最後に「俳優になりきること」です。とにかく機械的なのは印象がめちゃ悪いです。自信に満ちたアメリカ人医師を模倣しましょう。
そんな感じです!では、今年もよろしくお願いします。しーや。
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