合格体験記:STEP2CS 安田先生前編
ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。
本題に入る前に講演会@和歌山の話を少し。少し追記しております。
関西全土からの参加者が徐々に集りつつあります。個別相談が定員に達しそうなので登録はお早目に!あと、懇親会に参加したほうが絶対お得ですよ。って僕が言うのも変だけど、絶対お得です。個別相談の二倍は話せると思います。
では本題に入ります。
つ、ついに投函します。安田先生のSTEP2CS合格体験記。。。。至極の作品となっております。
以前に特別企画として安田先生との対談をお届けしたのは記憶に新しいと思います。
では刮目ポイントは以下です。
はっきり言ってSTEP2CSに必要なポイントが全てこの体験記に詰まっている気がします。CSに限らずUSMLE合格必要なことと言っても過言ではないし、そのひたむきな姿勢や謙虚で驕らない態度は誰もが見習うべきものだと思います。
*論文形式となっております。
忙しい市中病院で研修しながらCSに合格した一例
Abstract
初めまして、大阪赤十字病院 糖尿病・内分泌内科 卒後5年目の安田拓真と申します。2017年9月13日にCSを受験しましたが不合格で、2018年3月16日に再チャレンジし、幸運にも合格しました。周りにCSを受ける人がいない中で、いかにしてECFMGを勝ち取ったか、経過をご報告します。
➡まさかの論文スタイルです。笑
意外に思われるかもしれませんが、関西って実はUSMLE情報過疎地なんです。京大卒で大阪勤務なのに全然USMLEの情報が入ってこなくて非常に苦労したようです。
Introduction
ECFMGを目指し始めたのは、大学4回生の秋からです。医学部に入って、周囲は自分より優秀な人間ばかりなのを痛感しました。何か特別なスキルや経験を身につけないと、自分はヤブ医者になるのではないかと真剣に考えていました。天才的な発想を必要としない英語なら、アホでも努力したら極められますし、どうせやるなら自分の可能性を広げられるレベルまでやろうという幼稚な理由でUSMLEの勉強を始めました。
大学5回生の3月にStep1に合格、大学6回生の2月にStep2CKに不合格の後、卒後1年目の9月にStep2CKに合格しました。その後の半年は、大阪赤十字病院での初期研修の忙しい業務を言い訳に、完全に英語をサボっていました。
➡以前の記事で僕が伝えたことと非常に酷似しております。これから医者が過多になっていく時代では「自分を差別化するようなスキル」がないと「ヤブ医者」になる可能性が高まってきているのです。彼も同じことを思っていたようです。
そしてUSMLEを勉強し始めた理由が「臨床留学」でないことも大事なポイントです。皆さんびっくりするかもしれませんが、臨床留学が動機ではなくUSMLEの勉強を開始する人は意外にもたくさんおり、しかし彼らの多くが合格しているのです。
臨床留学を目指すのはもちろん素晴らしいことです。しかし、人によって幸せを感じるポイントは違うんです。だから僕は決して「USMLEを勉強(しろ)」とは言わない。USMLEを勉強することで将来の選択肢が増えるから「USMLEを勉強(したほうが楽しいよ)」と言ってるんです。
安田先生の「より良い未来を希求する姿」には本当に共感できます。
Methodその1〜CS対策に取り組むまで〜
卒後1年目の3月、そろそろCSの準備を少しずつ始めようとしましたが、CSを目指す英語力の地盤がないのは分かっていました。瀬嵜先生のマニュアルを参考にして、まずはTOEFLでリスニング+スピーキング35点を目指すことにしました。
➡これは僕のマニュアル(無料版にも記載しているので是非mediLinkからダウンロードしてください。)を見て頂ければわかることですが、僕はSTEP2CS受験に最低限必要な英語力はTOEFL:リスニング+スピーキング=35点以上だと考えています。これは僕や周りの受験生の英語力とCSの結果から推測したものです。もちろんエビデンスはありません。しかし、恐らくこれくらい無いとどれだけフレーズ暗記しても歯が立たないと思います。
補足すると、CSで求められる英語力とは暗記したフレーズを正確に発音し、SPの英語を聞き取る力です。それだけ。カルテ作成は特殊技能なのでライティング力などいらない。なのでリスニングとスピーキングのスコアだけで判定しています。
そこで、職場の先輩の紹介で日本在住のカナダ人とレッスンを始めました。月2回、1回2時間のマンツーマン形式です。当初は英語を聞いて話すのに必死で、CS対策をするレベルではありませんでした。
徐々に英会話に慣れ、卒後2年目になって業務に余裕ができてからは、NHKのラジオ英会話、レアジョブ、Japan Times STで英語に触れる機会を増やしていきました。毎日少しでも英語に触れるよう意識しました。卒後3年目の8月にTOEFLを勉強し、9月に受験したところ、リスニング22点、スピーキング15点(合計80点)でした。いい点数ではありませんでしたが、CSに挑戦するには最低限の基礎体力がついたと判断し、本格的に対策を始めました。
➡さぁ鬼のような努力の開始です。見てください。臨床留学するかどうかわからないのにこれだけの努力ができるのです。「英語力を伸ばすためには何でもやる。」そんな強い気持ちが伝わってきます。
僕のCS受験も中学英語の参考書を始めるところから始まりました。そして1年半はCS勉強ではなく、英語の勉強だけに全てを費やしました。エッセイも185回書きましたからね。
その努力がCSマニュアル作成に繋がるのですが。
さてさてまだまだ長くなるので一旦ここで切りましょうか。
続きが気になるって?
まぁまぁ、冨樫義博(幽遊白書、ハンターハンターの著者)が復帰するのを待つくらいの気持ちで待ちなされ。
「そんなことしてたら即身仏になるわ」って話ですが。(このネタについてこれたら中々の教養人ですな)
ではではまた次の記事で!しーや。
コメント
[…] とても長いので今回は前回の「前編」に続き「中編」ということになります。 […]
[…] では、安田先生の合格体験記(前編・中編)のフィナーレやっていきましょう! […]
[…] とても長いので今回は前回の「前編」に続き「中編」ということになります。 […]