Dr.瀬嵜です。色々忙しいのですが何とか1記事だけでも書いておきます!
今回は前回の記事に続いてSTEP2CKの合格体験記の続きです!
ではどーぞ!
CK合格体験記②
・STEP2CK勉強開始(2011/11)
10月に卒業試験を終え少し時間の余裕ができました。山形大学では11月末に最終試験という総合試験がありますので実質的にはそれが最後の試験になります。総合試験ですので特別な対策は必要なく、実力が問われることになります。そのため過去問を3年分解く以外に対策はせずに、FIRST AID Q&Aに時間を充てることにしました。USMLEの勉強には慣れていますので1か月で1冊を仕上げることにしました。初めて解いた感触としてはSTEP1とそれほど大きな差はなく、今までの知識にUSMLE独自の知識を肉付けすることで十分に対応は可能だろうという感じでした。恐らく6-7割は正答できていたと思います。
➡STEP1を終えたあとなので抵抗なく開始できました。1か月でQ&A1冊なので1000問程度解いた感じです。まったりスタートですね。時間が無い方はQ&Aはスキップしてもいいかと思います。
・NBME3(2011/12)
Q&Aを1冊終え力試しのために早速模試を受けてみることにしました。予想スコアで202でした。当時の合格最低スコアが189だったので既に合格できる力があるということになりました。まだ1000問しか解いてない時点で合格最低スコア以上のスコアが取れたので安心したことを覚えています。
➡この希望は後に打ち砕かれることになります。ちなみに現在では合格最低スコアは209と急上昇しております。意外と不合格になることもあるので決して足元をすくわれぬよう。
・国家試験準備期間(2011/12)
最終試験が終わり12月に入るといよいよ周囲は国家試験モードに突入します。この時点で国家試験対策は全くしていなかったため模試では科目によって得意・不得意がはっきりしていました。公衆衛生と産婦人科が他の科目と比べて点数が取れていないことに気が付いたのです。実際にはその対策をしなくても十分にカバーできそうな総合点は取れていましたが、できないという事実をそのままにしておくのも悔しいので12月はその2教科の強化月間としました。
具体的には公衆衛生・産婦人科の予備校のネット講座を受講し、その後クエスチョンバンクを2周しました。まとめノートを作り、学校の授業プリントから得た知識も全てそこにまとめました。これを年末までに仕上げ、その後は国家試験直前までSTEP2CK準備に集中することにしたのです。
➡この1か月は僕の「妥協」期間でした。国家試験の模試で十分に点数が取れてる以上特にこれ以上の対策をする必要もないのですが、1か月だけは国家試験に時間を割こうと思い以上のような対策を取りました。
まぁSTEP2CKは本当に合格すればいいと思ったので特にハイスコアを狙うためにぎりぎりを攻めようとも思っていませんでした。
・STEP2CK受験期間(2012/1-2)
1月は完全にSTEP2CKに集中することにしてU WORLDを開始しました。2300問もあるため1か月でこなすには非常に大量でしたが何とか解き進めていきました。正答率は70%程度であり、STEP1の時ほどの難しさは感じません。この時期は勉強ができる日は1日100-150問程解いていたと思います。最高記録は180問だったと記憶しています。
➡やはり1日100問くらいは解けるようになりたいものです。インド人は1日200問解くと聞いたことがありますが、さすがに敵いませんでした。笑
・国家試験受験(2012/2)
国家試験の7-10日前にはさすがに国家試験モードに入りました。国家試験モードとは言っても緊張感は欠片もなく、ただ楽しく必修問題の過去問を解く日々でした。既にSTEP1受験を経験しているため国家試験のように時間的にも余裕がある試験は非常に易しく感じました。カフェにこもって勉強し本番を迎えました。
東北地方の大学は仙台に集い受験することになります。前々日に現地入りし、ホテルにて過ごしました。予備校の直前講座を受け、残りの時間は外を散歩したりして過ごしました。6年間で十分に勉強したという自信があるので焦りは全くありません。むしろSTEP2CKを勉強したことでSTEP2CKと国家試験の類似性に気づき、国家試験で出題される問題を予想する力がついていたようでした。
友人に問題を予想してほしいと頼まれて予想した2つの疾患がその日の臨床問題で実際に出題されました。何故か、STEP2CKで勉強した成人スティル病と細菌性腹膜炎が非常に強く印象に残っており、その2つの疾患が出るような気がしたのですが、まさか本番で18点分も出題されるとは思ってもみませんでした。
その日から問題が僕に漏洩している疑惑がつきました。味をしめた僕は次の日も予想してみたのですが見事に大外れでした。僕が受験した年は比較的簡単な年であり合格最低点も非常に高くでました。必修問題の直前は周囲の緊張感もあって少しだけ緊張しましたが、始まってみるとリラックスして解くことができました。そして大きなトラブルもなく合格することができました。
➡毎年試験直後には「今年は難しいぞ」詐欺が起こりますが、そんなものに惑わされてはいけない。明らかに簡単だと感じていましたが、実際に平均点も高かったようです。
あと上述しましたが、USMLE STEP2CKってまじで国家試験の「未来」問になり得ますよ。僕が予想したようにこれからも同様のことは起こると思います。というのもUSMLEって問題のクオリティが非常に高いので、僕が問題作成者だったとしたら絶対参考にしますもん。
だから何度も言いますけど、USMLEの勉強って国家試験対策に直結してますからね。まぁ最悪なのはどっちも中途半端にやることでしょうか。
・NBME4(2012/2)
U WORLDを1周した時点で再度模試を受けてみることにしました。結果はなんと204。問題集と1通りやって2しか伸びてないことに驚愕しました。友人には「1000問で1点だね。」と有難いコメントを頂きました(笑)。正直STEP2CKのスコアにこだわりはなかったため合格さえすればいいと思っていました。
➡2回目の模試の結果には本当に落胆しました。正直「もうなんでもええわ」と吹っ切れた感じになったことをよく覚えています。
2000問やって2点か。笑えねぇ。。。
ここで切りますね。次回はいよいよ本番です!
はたして何点とれるのか?卒業旅行はどこにいくのか?お前そもそも初期研修どうすんねん?などなど
答えは震えて待て。。。。。しーや!
コメント
[…] 今回はこれくらいで!次回からは実際にCK勉強を開始していきます。とっても3か月勉強しただけだからすぐに終わっちゃうけど。笑 […]