STEP2CKの合格体験記
ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。
久々に僕自身の合格体験記の続きです。STEP2CKに移行していきます。
体験記の中でも申し上げますが、元々「学生中にSTEP2CKにうかればいいや」程度の意気込みで受験したためSTEP1ほどのドラマ性はありません。
それでも体験記として残せばどなたかの参考になるかと思い作成することとしてみました。
では!
CK合格体験記①
・まえがき
実はSTEP2CKに合格した時点ではマニュアルを作成する予定はありませんでした。というのもSTEP1に合格する実力がある人であればSTEP2CKにも合格することは比較的容易であり、あまり長い期間の準備をしないで受験した僕では、大して有益な情報は提供できないだろうと考えたためです。
しかし、日本の多くの受験生が僕の作成したマニュアルを使っていただけるようになり、光栄にも「STEP2CKのマニュアルはないのか。」とよく質問されるようになりました。恐らく日本で一番多くのUSMLE受験生の相談に乗っており、幸いにもUSMLE受験生の生の情報を手に入れやすい立場にいると自負しております。
そのため、多数の情報が飛び交うインターネット社会でも比較的偏りの少ない情報が提供できるのはないかと思うに至りマニュアル作成に踏み切りました。STEP1受験体験記のようなドラマ性はありませんが、約6年前の受験の記憶を手繰り寄せてみたいと思います。
➡これまでにも様々な方からSTEP2CKの勉強方法について情報収集してきましたが、やはりSTEP1のような一貫性はなく人によってのばらつきが大きいようです。少しでも参考になれば幸いです。
・STEP1受験を終えて(2011/6-8)
2011年4月30日にSTEP1受験を終え、5月中旬にその結果が出ました。人生で一番頑張ったと言っても過言ではなく、宣言通り99というスコアを取得できたことは自分の自信になりました。
お世話になった教授から「これまでの経験を活かすために後輩のためにマニュアルを作ってください。」と言われていたこともあり、その経験が色あせてしまう前にマニュアル作成に着手しました。2週間ほど大学のパソコンルームにこもり一気に作成したことを覚えています。
その時点で既に頭の中ではSTEP2CKを見据えていましたが、燃え尽き症候群と言いましょうか、実際に勉強を開始することは中々できずにいました。その頃は既にマッチングの準備真っ盛りという時期であり僕も多分に漏れず書類準備等に追われていました。
隙間の時間には仲の良い後輩を見つけてはUSMLEの啓蒙活動を行っていました。マニュアルは山形大学内で人づてに伝わっていきましたが、医学部の世界は狭いものであり、しばらくして宮崎大学の学生達にマニュアルの存在は知れ渡り、マニュアルを希望されるようになりました。夏休みには宮崎に実際に出向き、小講演会をしたことを覚えています。それは最後の東医体を終えた数日後の暑い夏の日でした。それから数年が経ち、その講演会に参加した一人から合格の報告を頂いたときは非常に嬉しく感じました。この時点ではSTEP2CK対策は一切しておりませんでした。
➡僕の初めての講演会は実は宮崎だったんです。といっても医学部の近くのカフェで行い、参加者も10人くらいとかなり小規模でした。希望があれば全て応じるというスタンスでいたらいつの間にかこういう仕事をするに至ったというわけです。お節介の極みみたいなもんです。笑
・STEP2CKを受験した理由
僕がSTEP1を受験した理由は「米国臨床留学したい」からではないことはSTEP1のマニュアルにも書いたと思います。しかし、STEP1を終えた後、STEP2CKに目が向くことはごく自然なことだったと思います。英語力が完全に欠如しているためSTEP2CSなんてとてもじゃないですが、STEP2CKにはとりあえず合格しておきたいと思っていました。
卒業後は研修に集中したいと思い受験するなら在学中がいいと考え、またスコアにこだわる必要もなかったので時間の確保しやすい国家試験後の春休みに受験することを決めました。
➡上記のように「2CKなら合格できるだろ」っていう軽い気持ちで受けることにしたんです。留学する気もないものだからスコアへのこだわりもありませんでした。
・卒業試験のこと(2011/8-10)
当時の山形大学では8月の中旬から卒業試験ラッシュが始まりました。週に2回のテストが続くため気が休まる時がありません。STEP1での知識の貯金があるため落ちるとは微塵も思っていませんでしたが、ただ受験するだけでは全く面白くはありません。そのため、卒業試験は「100点を取るためのゲーム」だと思って受験していました。まぁ、実際には取れませんでしたが(笑)。
完全に余談ですが、僕は論理的に物事を考えることが多いのですが、実行する時には神頼みです。試験前には鉛筆を両手ではさみ、祈るような格好で目をつむり「100点取れました。感謝します。」と小さな声で言うのです。努力できるだけ努力したら最後は運に頼むしかないと思っています。運を味方にできるのであればなんだってします。結果的には何の問題もなく卒業試験を終えました。
➡卒業試験懐かしいですね。大変ではありましたが、STEP1勉強のおかげで大分余裕をもって準備することができました。
僕はいつでも最後は神頼みですね。このUSMLE教育だって最初からイメージできたものではなかった。でも相談されてそれに応えるのが好きだったので、それを何百・何千回も続けていたら今ここにいる。そんな感じです。不思議なもんです。
今回はこれくらいで!次回からは実際にCK勉強を開始していきます。とっても3か月勉強しただけだからすぐに終わっちゃうけど。笑
では。しーや!
コメント
[…] 今回は前回の記事に続いてSTEP2CKの合格体験記の続きです! […]