マッチングの準備開始
ハイ!ナイストゥミーチュー!セザキングです。さて、世間はコロナのことばかりですが、あまりニュースを見過ぎてしまうといたずらに不安が助長します。こういう時こそ勉強に自宅で集中しましょう。あと、読書もいいですよね。
今回も米国マッチングの記事をお届けします。前回の「マッチング前にすべきこと」に引き続き「マッチング準備」についてお話していきます。
・Curriculum Vital(CV)/ Personal Statement(PS)
マッチング準備の中でも一番苦労するのがCV,PSなどの書類作成です。このCVやPSはマッチングの時のみならず、野口医学研究所のエクスターンシップ等の応募の際にも求められます。誰でも最初は慣れないので大変だと思いますが、留学を志した時点から少しずつ書きたしていくのがいいと思います。最初は何を書いていいかさっぱりわからないと思いますので、先輩のものを参考にするか、以下のような本を利用してもいいでしょう。
いざマッチングのために準備するとなれば、改めて色々な方にお願いして書類を見せていただきましょう。それらを参考にしながら「自分の経験」、「研修で何をやりたいか」、「将来の目標」などを箇条書きにしてまとめ、それをベースに文章にしていきます。
またCVについては、どんな病院でどんな形で働いたのか、どういう手技を学んだのか等、出来る限り詳細に書くのがコツです。発表経験は院内外問わず書けるだけ多く書いたほうが良いです。基本的にCV,PSに書かれた内容は面接でもよく聞かれるので不用意なことは書かないように注意し、また記載した内容についてはどんなことでも答えられるようにしておくべきです。
最後の手段としてEssay EdgeやChicago Clerkshipなどのオンライン添削サービスを利用することも一つの手です。しかし、一度添削してもらった書類の再添削をお願いすると追加料金を取られてしまいますので、本当に「最後の」一手にすべきです。
・推薦状について
基本的に英語の推薦状が3通必要になります。可能であれば志望科の医師から3通もらいたいところですが、最低でも1通は自分が志望する科の先生にお願いしましょう。
医師になってから米国の病院を見学することを一般的にObservation ship(見学)と呼びます。Observation shipは推薦状をもらう好機と思われがちですが、基本的に患者に触れられず、プレゼンなどの機会も期待できないため期待しすぎないほうがいいです。Observerには推薦状を書かないという先生も多いですし、USCE(US clinical experience)にもカウントしない病院が大半です。しかし、見学であっても推薦状を書いてもらえる人も実際にはいますので、トライする価値はあると思います。一方で、学生のExternshipは積極的にアピールできる機会を与えられることに加えて、USCEにもカウントされるので比較的推薦状をもらいやすいかもしれません。
日本人医師に書いてもらってもいいのですが、Program DirectorがCVを見る際は米国人医師>アメリカで勤務している外国人医師>>外国で勤務している外国人医師の順に重視します。しかし、良い内容を書いてくれそうな日本人医師が知り合いであれば、内容を重視してその方に書いてもらうのもありです。
今回はここまで。次回以降も米国マッチングの話しをお届けしていきますね!
しーや。
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