STEP2CKの教材紹介前編
ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。
この勢いでSTEP2CKの記事を書き進めていきます!
今回は教材に関する記事ですが、前回の記事でもお伝えしたようにCKには王道の勉強法がありません。むしろ「こんなふうに勉強したらハイスコアとれたよ」っていうような情報を頂けると袖を濡らします。
ではいきます!
教材の紹介
・まえがき
ここでは、USMLE STEP2CKの受験に必要な教材や模試等を紹介していきます。前章でも説明しましたが、STEP2CKはSTEP1と比べてマストな教材が少なく、ハイスコアも保証されにくいです。ここでは僕が実際に使用した教材と知人が使用していた教材を紹介していきます。
実際に使用した教材
最初に僕が実際に使用した参考書・模擬試験を以下に列挙します。STEP1と比べると非常に少ないのが分かります。
・FIRST AID:2011.11~2012.3
・FIRST AID Q&A:2011.11
・NBME self assessment(以下NBME SA)3:2011.11
・USMLE WORLD(現在のU WORLD):2012.1~3
・NBME SA 4:2012.3
以上です。本当にこれだけです。
➡当時は今以上にCKに関する情報がありませんでした。本当に皆無といっていいほど情報がない。何とか必要な情報を探し出し以上のようなスケジュールで準備をしました。結果としては当時も今もやるべき勉強内容は大きく変わらなかったということです。
◎参考書・問題集等
A: FIRST AID USMLE STEP2CK
STEP1でお馴染みのFIRST AIDはSTEP2CKでもお世話になります。しかし、STEP1では絶対的なバイブルであったFIRST AIDはSTEP2CKではそこまでの重要性を持ちません。何故ならSTEP2CKの出題範囲は臨床医学全般であり1冊ではカバーしきれないからです。
問題集との対応もあまり良くなく、FIRST AIDで調べてみても該当箇所を見つけることができないことが多いです。そのため一冊を完璧すれば十分とは言えないのです。とはいえ、これ以上の参考書は無いので、出来る限りの情報をこの一冊に集めることをお勧めします。
またSTEP1と異なり毎年ではなく3年に1度改版されます。この頻度の低いさからもSTEP1よりSTEP2CKのほうが重要度が低いことがわかります。
➡僕もFIRST AIDは使用していましたが、やはり使いこなせませんでした。範囲が広大すぎるためにU WORLDでもFAに書いてないことが多々出題されるのです。STEP1のように丸ごと暗記するというわけにはいきません。
B: FIRST AID Q&A
ご存知FIRST AIDに対応する問題集です。この一冊に約1000問が掲載されています。基本的な問題が多いためこれからSTEP2CKの勉強を開始する人が最初に手を付けるべき問題集です。
➡更新頻度が低いのでどうしてもやや古臭い問題が目立ちます。USMLEをこれから始める人にはお勧めですが、STEP1に既に合格している人はこれをスキップしてオンライン問題集から始めてもいいかもしれません。
C: USMLE STEP2 SECRETS
僕は使いませんでしたが、これを使う方も多いようです。基本的には最低限覚えるべき知識の羅列という感じで読み物ではありません。賛否両論あり人によって評価が分かれます。本番直前に効率良く暗記したい人にはいいかもしれません。
➡有名ですが、「これをやって本当によかった」と言ってる人に会ったことがありません。正直あまり重要ではないと思うので好みがある人だけやればいいと思います。
D: Master the Boards USMLE Step2CK
これも僕は実際には使っていませんがIMGの中で定評があるようです。中身を拝見すると問題を解きながら疾患を解説していくスタイルでTipsも散りばめられていて中々ハイクオリティだと思いました。またSTEP2CKで注意すべきポイントも掲載されており、通読する価値もあるかもしれません。
➡しかし、結局はペーパーなので更新頻度が遅く最新情報を追うには適してません。結局時間が余っている人にはお勧めという感じですね。
E: Blueprints OBSTETRICS & GYNECOLOGY
STEP2CKの産婦人科領域は日本のそれは異なる部分が多いため対策しにくいという声を聞くことがあります。そこでこの教科書を通読される方もいるようです。僕は使用していませんが、特に産婦人科が苦手という方がいましたらこれを使ってみるのも手でしょう。
➡上記のようにSTEP1とは違い、僕が実際に使用した教材が少ないです。そして受験者によって使用する教材がばらばらでまとまりがないため、王道と言える勉強方法が確立しにくい状況となっているのでしょう。
今回はここで切りますが、後半の記事でも引き続き教材の紹介をしていきます!
しーYA!
コメント
[…] さてさて前回の記事に続き教材の紹介を続けていきますよ。「ええから、早く進め」というオーディエンスの声が大きくなってきました。 […]