生き語(いきかた)①~「社長になった」ご報告~
ハイ!ナイストゥ―ミーチュー!セザキングです。今週ついに「セザ本」が医学書院より発売となりました!企画から丸1年かけてようやく刊行に辿りついたことになります。本を書くに至った経緯もこの新コーナーである「生き方について語ろう(生き語)」でいずれは触れてみようかと思っております。
まずはご報告
さて、早速タイトルに目を引かれた方も多いのではないでしょうか。そうなんです。
さて、これだけの文章では非常に誤解を生みやすいのでいくつか付記させて頂きます。「医者を辞めた」とありますが、現実的に医師免許がある以上、医者は医者です。免許を返上したわけでもありません。そして、今後独立して経営者としての道を歩むのですが、生計を立てるためにはバイトを多少せざるをえない状況ではありますので、臨床から完全に離れるわけでもありません。また予備校講師という立場もあり、細々とでも臨床は続けていこうと思っています。
つまり、「メインの仕事として」医者を辞めて経営者となるということです。
こんなタイミングなので一応弁明しておきますが、今回の退職とコロナは何の関係性もありません。社会人の方ならご理解頂けると思いますが、職場は(常識的に)突然辞めようと思って辞められるものではありません。半年以上も前から綿密に計画した退職だということをご理解ください。
何故、このようなコーナーを作ったのか?
さて、では本題に入ります。「何故独立したのか」、という話になりますが、その前に「何故このような話をしようと思ったのか」、という背景からお話していきましょう。
実を言うと、以前より生き方やキャリアについて自分なりに思うところがあり、いつかは情報を発信したい気持ちはありました。しかし、自分のような若造がそのような大それたテーマを口にしていいのかという畏れ多さも感じていたのです。
SNSが発展した現代社会においては、誰もが自分の考えを自由に気軽に発信することができます。しかし、同じ内容の発信であっても、それらを発信した人の発信力によってその発言の重みは全く異なります。つまり、「何を発言するか」より「誰が発言するか」がより重視されていると思うのです。
翻ってみると、USMLEのようなスーパーニッチなテーマなら僕のような青二才でも、情報自体に価値があれば情報を発信してもある程度の皆さんも聞く耳も持ってもらえるのですが、もしもっと壮大なテーマを発信するとなると話は違います。人生などを語ろうものなら「お前ごときが言うなよ」となってしまうわけです。一方で、稲森和夫氏のような方となれば話は別であり、まさに著書の「生き方」を語っても説得力があるというものです。つまり、大きなことを語るためにはそれに見合った権威付けが必要ということです。
本当に伝えたいことはUSMLEの情報だけではない
これまで僕はUSMLEに特化した情報を発信してきましたが、実は少しずつシフトチェンジしていたことに気づいているでしょうか。USMLEという一つの試験情報から、英語のこと、日本語のこと、そして「セザ本」に至っては成功の法則までも語るようになりました。(もちろん、今後もUSMLEメインの情報発信は続けていきますよ!)
何故、僕はUSMLEの情報を発信するのでしょうか?
それはUSMLEが本当に良い教材であることを伝えたいことはもちろんのこと、皆がUSMLEを通じてハッピーになってほしいからです。さも、偽善のように聞こえるかもしれませんが、これは偽善に扮した独善です。皆がハッピーになることで、僕もハッピーになりますし、何より周りにハッピーな人が増えることほど楽しいことはありません。現に今僕の周りには優秀でハッピーな人だらけです。
最近のUSMLE受験生の動向を見ていると「留学するかどうか分からないけど将来の選択肢を増やすために」勉強する方が増えてきており(←以前は全くいなかった!)、USMLEをただの試験情報としてではなく、自己表現や自己実現としての一つの手段であることを伝えることには「成功」しているのかなと思うに至り、そろそろ僕自身のキャリアや生き方について語るタイミングが来たかなと思っているのであります。
これがこのコーナーを作るに至った経緯であり、それに加えてこのコロナ禍により人々が改めて生命や生き方について考えざるを得ない状況も関係しています。限られた人生を、僕らはどう過ごしていけばいいのでしょうか。
改めて、何故独立したのかというテーマ
さて、話を「何故独立したのか」というテーマに戻しましょう。その理由をこの記事だけで語りつくすことはできませんが、その根幹をなすのは以下になります。
・自分が充実感を得られ、かつ人に喜ばれる仕事をするため
・そしてその喜びを最大化するためには時間の確保が必要であるため
生きるためには働かなくてはなりません。そして、人は働くことを通じて幸せになれると思うのです。「働きたくない!」と思う人もいるでしょうし、僕だって幾度となく「もう辞めたい!」思ってきました。当然、勤め人を続けていたほうが安定的な収入を得ることができますし、社会的な地位だって保たれます。それでも、敢えて安定を捨てて独立したというわけです。
そこで、最初にそもそも「働くとは何か?」というところから探っていきたいと思います。果たして、皆さんにとって「働く」とは何でしょうか。
今回はここまで。それではまた。しーや。
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