勉強方法総論④~勉強会の活用方法前編~

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ハイ!ナイストゥミーチュ!Dr.瀬嵜です。昨日はメルマガ作成を頑張ったのでブログの記事が疎かになっていました。

STEP1関係の記事がやはり人気なのでそれに関係した「勉強会」の話をしていきます。講演会などをきっかけにやる気をだした学生たちが「よーしやるぞ!おー!」的な感じで勉強会を開始するのですが、中々継続することは難しいようです。

そこで僕が勉強会を運用した経験から、いかに勉強会を活用していくべきかというお話をしていきます。

ちなみに僕の勉強会の成果は以下

「3年時より3人体制で発足しRobbinsより開始。4年後半からUSMLEを開始し、6年時に3人ともSTEP1,STEP2CKに合格」です。

リーダーとしてしっかり全員をSTEP1と2CK合格に導きました。

ではその勝因を探っていきましょう。

勉強会の活用

メンバー集め

まず、近い目的意識を持ったメンバーを集めることから始まります。仲良し同士が集まっても意味がありません。(これ大事ですよ。仲がいい友達=良い勉強会のメンバーとはなりません。)自分と考えが似ている人、信頼・尊敬できる人を目安に声をかけてみましょう。僕が勉強会を始める時にメンバー選びで重視した点は、自分同等またそれ以上に勉強ができて、部活やプライベートなどの面が充実している人を選ぶことでした。つまり、頭でっかちじゃないバランスの取れた人を選んだということです。

➡僕の経験上から、人数が多すぎると各人のモチベーションの差が大きくなりやすく継続するのが難しいことが分かりました。恐らく3-5人くらいが理想でしょう。正直なところ学業成績が似ている人が多いほうがいいです。学力が離れすぎてしまうとお互いに足並みをそろえないといけなくなりストレスになります。ただ一人現時点で成績が良くない人がいたとしても、その人は「頑張るからよろしく!」みたいな感じで成績が良い人たちに引っ張ってもらえるような体制があれば問題ないです。

あと勉強会の目的は「USMLEを継続し習慣化する」ことにあります。つまりそこで多くを学ぶのではなく、継続することでUSMLEを勉強する習慣をつけ、ゆくゆくは自学自習できる状態に持ち込むことです。よって、継続さえすればいいとも言えます。そこでモチベーションはボトムに合わせるべきだと考えます。一人でヒートアップしていると周りは熱の差に興ざめしてしまいます。

僕はメンバーが忙しい時は殆どなにも準備しなくていいから勉強会に参加だけしてと伝えていました。

勉強会の目的は勉強を習慣化させること
モチベーションはボトムに合わせる

B:リーダーの決定と目標設定

メンバーが決まった後には、勉強会のリーダーを決めます。声掛けをした人がリーダーになるのが筋でしょう。勉強会は一つの組織ですので、各個人に役割を持たせたほうがいいです。そして、役割が決まった後に勉強会の目標(ゴール)を設定します。最初はあまり大きな目標にはせず、身近で現実的なものにしたほうがいいと思います。「USMLEで250取る」なんて大きな目標を設定した勉強会にしてしまうと、99.9%の人が挫折してしまうでしょう。最初は「ポリクリが始まるまでにRobbinsまたはQ&Aを終わらせる」なんて目標はいいのではないでしょうか。人間は適度な難易度の課題を目標にした時にやる気がでるものです。簡単すぎたり、難しすぎると必ず挫折します。リーダーの大事な役割は、メンバーの意見に耳を傾け、無理の無いような勉強会全体の目標を設定することにあります。

目標が設定されると、設定した期間内に何回勉強会ができるかという計算をします。すると一回の勉強会でやる問題数、一人当たりの担当分が決まります。例を挙げると、ポリクリまでに50回勉強会ができると仮定した場合、1000問の問題をこなすためには一回の勉強会で20問こなす必要があります。勉強会のメンバーが4人だった場合では、一回の勉強会あたり1人5問が担当となりますね。

とにかく1問に多くの時間をかけないことがポイントです結局本気で受験するのであればオンライン問題集を一人でばりばり解くほかありません。無理にならない程度のノルマを作って、各人が勉強会前に解いてくる。そして勉強会では1問に執着せずに進めていくことです。多くの勉強会が1問に時間をかけすぎたがゆえに全然進まずにやる気がなくなってしまったと聞きました。

1問にこだわりすぎない!

 

長くなりそうなのでここで一旦切ります。次はプレゼン資料作りの話をしていきます。シーヤ!

 

コメント

  1. […] では今回は前回に引き続き勉強会の活用方法の後編をお届けします。 […]

  2. […] 僕も学内の1,2番を誘いました。早くしないと他のグループに取られてしまうので4月の初旬に動き出し確約をもらいました。具体的な勉強会の運用方法は以前の記事を参考にしてください。 […]

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